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News20241207 パブとノンアルコール

ノンアルコールビールのギネス0.0が絶好調のようです。

2020年に発売したノンアルコールのギネスの需要の高まりに対応するため、ダブリンの醸造所セント・ジェームズ・ゲートに3,000万ユーロ(3,200万米ドル)を投資する。メディアは10月に、昨年のギネス0.0ドラフトの売上がほぼ50%増加したと報じた。

https://brauwelt.com/en/international-report/europe-russia/647591-sales-boom-for-guinness-0-0

アイルランドでの試験販売が好評で、今年9月から英国でもパブで樽生が販売されるようになりました。

パブという場は飲み屋というイメージの方もいらっしゃると思いますが、実際には社交場、何はなくともふらっと寄るところという意味が強く、そこで飲むものがアルコールでなくてはならないという意識は弱くなってきているのかもしれません。

多様性の社会的包摂を酒場で行うことが求められてきており、アサヒビールのスマドリもその文脈で理解出来ると思います。具体的にノンルコール、低アルコールの取り扱い強化と共に、「そういう飲み物でも全然問題ないよ」という空気感の醸成が重要になります。少しずつではありますが、日本でもその流れになってきているのではないかと私個人は感じます。

ただ、忘れてはならないのはその飲み物がちゃんと美味しいことです。多様性の担保が形骸化し、イマイチなものばかりが揃っていてもコミュニケーションは捗りません。上述のギネス0.0は一旦醸造した後に脱アルコール処理したもので、日本で普及している醸造していないノンアルコールビールとは風味が異なると言われています。飲めない方でもパブに行っても大丈夫ならば、そこでの飲み物もパブらしく美味しいものであって欲しい。その方がただただ純粋に楽しいと思うのです。


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ヲキトシヒコ/CRAFT DRINKS
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