久しぶりに祖父祖母に会ってみた【疎遠家族】
小さい頃は頻繁におじいちゃんおばあちゃんに会いに行っていたが、年を重ねるにつれて会う頻度が減り、疎遠になっていた。
自分の家族はもともと仲が悪く、小さい頃に家族関係でいい思い出があまりない。
コロナ自粛期間に入ってから自分のことを考える時間が増え、家族のことを考えるようになった。
両親は4年前に離婚し、自分は父と二人暮らしで母と会わずに2年ほどが過ぎていた。
何となく、「会ってみるか」という気持ちになった。
今までは母親の顔を見ると昔の記憶が蘇るので会うのを避けていました。
自分も大人になったからなのか、それとも時間が開いたからなのか、まあどちらにせよ以前より関係は良くなった気がする。
一度あってから、それから何度か母と顔を合わせる回数が増えた。
その流れで祖母祖父に会ってみようという流れになった。
正直、怖かった。なぜなら何か親子関係のことで質問されるのが怖かったからだ。
しかし、自分は大学卒業してから海外行きが決まったので次いつ会えるのかわからないという理由で「何とかなる」という気持ちで祖父母宅に突撃訪問した。
「あら、久しぶり〜!誰?」と祖父母。
自分も化粧が上手くなり認識されないほど変貌を遂げ、その上何年も会っていなかったのでその反応にも納得がいった。
何か質問されるかとおどおどしていたが、案外そこまで言及されることはなく終わった。
一番安心したのは祖父母が相変わらず元気だったこと。
変かもしれないけど昔は大嫌いだった祖父母と母親の言い合いが心地よかった。
日本を出るまでまだ時間があるので何度か会えたらと、前向きな気持ちになることができた。
ここで学んだことは人間距離を置くことでお互い角が取れ、付き合いが楽になる。
家族、友人、恋人、いろんな関係に通じるものだと思う。
母との関係と反面、父との関係は良くなく、このまま二人で住み続けることは不可能なレベル。
いったん距離を置いて関係の柔和化を強く望む。