朝、夫とのやりとりでうれしかったこと
4月6日月曜日。
今日の朝は、変な夢をたくさんみたこともあって、あまり深く眠れなかった。起きた瞬間から眠たくていつもより気分がよくなかった。
だから、毎朝起きたらすぐにつけるテレビすら、うるさくてイライラしていた。
最初は夫にテレビの音量を下げるようにお願いした。
どうしたんだろう、と言葉にせずともこちらの様子が気になっていたようだったけど、わたし自身も理由がはっきりとせずうまく言葉にできないままだった。
とはいえ、わたしは普段から大きい音に敏感に反応してしまうHSPの特性を持っているのを自分でも知っているから、なんとなくそれが理由だとはわかっていたが…
テレビがついたまま朝ごはんの時間。
背後で鳴っているテレビの音もう騒がしくて…内容もコロナのことで持ち切りなので更に気分が沈む。
ついに夫にテレビ消していい?と頼む。
一瞬、なんで?と聞かれたが、すぐに何かを察知したのか、いいよ、と言って消してくれた。
私もちゃんと説明できていないままだったから、そのあとのごはんタイムは若干気まずい空気だったが、わたし自身はテレビの騒音から解放された気持ちで本当に安心して清々しい気持ちだった。
少しイライラが落ち着いた後、自分に起きていたことをどのように夫に伝えるか、頭の中で整理していた。
夫に伝えたのは、今日は朝から疲れていてテレビの音がまるで外の大きい道路を走る巨大トラックの音のように聞こえて、心臓がバクバクしていたんだ、ということ。夫は、そうか、と理解してくれた。
その後わたしもだいぶ落ち着いて、もうテレビつけて大丈夫、時計も必要だしね、と夫に言った。(言葉ではこう言っていたが、正直心の中では夫に気を遣っている言動だと自分でわかっていたし、テレビをつけることに対して気が進まなかった。)
そこで夫は、時計は携帯でも見れるしテレビはつけなくて大丈夫だよ、と言ってくれた。
心の中を見てくれているようで、同時に自分が尊重されているのを感じて、うれしくなった。
しかしすぐ後に、代わりにBGMつけてもいい?と夫に聞かれた。
全くの無音状態が苦手な夫。正直少し複雑な気分だったが、音を小さめにしてくれるならいいよ、と答えた。
きっと夫が好きなロック系の元気な曲が流れるんだろうな…と若干不安になっていたが、流れてきたのは・・・
チュンチュンチュン、ピヨピヨ、、クルックー
シャラシャラ、、、チョロチョロチョロ、サーサー
なんと、鳥が生きる森の音が流れてきたのである・・・!
夫の方を見ると、こっちを見ながらすごくニヤニヤしている。
BGMはBGMでも、自然の音を家中に流してくれた。
早朝、山奥の爽やかな情景、森の匂い、鳥たちの可憐な姿、その間を流れる川のせせらぎ…それらが眼前にありありと浮かんでくる。
一気にわたしの心臓は平穏を取り戻し、夫への感謝といとおしさが湧きおこる。
以前は夫もわたしの状況を理解できず、わたしも自分が置かれた状況をうまく説明できず、なにか起きたときにすれ違うこともあった。
それでも根気よく説明→理解→反省を2人で繰り返してきたことで、最近はお互いにとって心地良いことが徐々にわかってきているように感じる。
今日はそれを強く実感した日になった。
うれしかったことの記録として。