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資料室#11: 「亜酸化窒素ガス」 <ー 温暖化の正体、フロンガスでも、車の排気よりもひどい話

今回は「亜酸化窒素ガス」について見て行きましょう。


「亜酸化窒素ガス(N2O)」: 二酸化炭素(CO2)に次いで地球温暖化に影響を与える温室効果ガスです。大気中に存在するN2Oの濃度はCO2の約300分の1程度ですが、100年間に吸収する熱量はCO2の約310倍に相当します。

つまり、N2OはCO2よりも温暖化効果が高いのです。

N2Oは、主に以下の3つの発生源から排出されています。

  • 農業:窒素肥料の施肥や畜産の排泄物など

  • 工業:化学工業や製鉄業など

  • 自然:森林火災や火山噴火など

農業は、N2O排出量の約70%を占める主な発生源です。窒素肥料の施肥によって、土壌中の微生物がN2Oを生成します。また、畜産の排泄物にもN2Oが含まれています。

工業は、N2Oの排出量の約20%を占めています。化学工業では、N2Oが原料や中間体として使用されています。また、製鉄業では、鉄鉱石の還元時にN2Oが発生します。

自然は、N2Oの排出量の約10%を占めています。森林火災や火山噴火によって、N2Oが発生します。

N2Oは、オゾン層破壊物質としても知られています。N2Oは、成層圏に到達すると、オゾンを破壊する触媒として働きます。

N2Oの排出量を削減するためには、以下の対策が有効です。 こちらは、車の排気ガスの二酸化炭素より温暖化に貢献

  • 農業:窒素肥料の適正施肥や、有機肥料の利用

  • 工業:N2O排出量の少ない原料やプロセスの開発

  • 自然:森林火災や火山噴火の防止

N2Oは、CO2よりも温暖化効果が高いため、排出量の削減は地球温暖化対策において重要な課題です。

でも、なにも対応していないのは米国の肥料会社のせい。 エージェントオレンジでベトナム人を苦しめたあの会社。

ちなみに、これってわかっていて口にしない人が結構多いことをパラレルワールドの住民は知っています。

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