パラレルワールド新聞 (経済部): 「アメリカが抱える33兆ドル(約4950兆円)の債務」 <ー 大したことがないと記事は言うけれど、実際は?
今回は「アメリカが抱える33兆ドル(約4950兆円)の債務」についてコメントさせて頂きます。
Business Insider: 29 Nov, 2023
「アメリカが抱える33兆ドル(約4950兆円)の債務」: !
日本が頼りにしている米国の国債債務残高は2023年11月の時点で「33兆ドル(約4950兆円)の債務」もあります。
ざっと、日本の年間国家予算の43倍となっています。
「33兆ドルというアメリカの途方もない債務は、見た目ほどひどいものではないかもしれない」
計算上はそう見えるかもしれません。
確かに、たとえ年換算で1兆ドル(約150兆円)の利払いがあったとしても、日本のGDPのに対する赤字の「比率」ではないでしょう。
「それがアメリカの債務を、実際よりも深刻に見せている可能性があるという」
は、確かにあると思われます
が、問題は
「議会予算局(CBO)の予測によれば、今後10年以内に50兆ドル(約7500兆円)に達する可能性があるという」
もありますし、こんな巨額の米国国債を一体だれが買うのかということだとおもいます。
以前は日本が買っていましたが、いまの日本にはそんな余力はなく、中国は米国嫌い&自国の経済がまずいため売っているか、そもそも買う余力もなく、サウジアラビアもかわなくなるとするといったいこの巨額の米国国債を誰が買うの?
と言うことになると思います。
そもそも、現在でもこれだけUSDが下がっている(Fedの利下げを見越して)のに米国20年国債など全然値段があがっていません。
定石なら今週もうすこし上がってもよさそうなはずなのにです...
結局、買い手がいないからということで、もうすでにジワジワ米国国債嫌いが市場に滲みでているようなきがします。
それで今後10年以内に50兆ドル(約7500兆円)といわれましても「誰が買うの?」という疑問も自然です。
USDもどこまで持ちこたえるか「?」です。 実際、下がっています。 その代わり「金」「銀」の価格がジワジワ上がっています。
結論: 今後米国がどのぐらい頼りになるのか「?」です。それに向けて、対応を水面下で行う必要性があり。 このままだと、米国と共倒れになりそうです。
とでもではありませんが、ビジネスインサイダーさんの記事のように楽観的には考えられないのが超ドライなパラレルワールドの住人の見解です。
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