世の中が分かる英語#1: 「英国に永遠の友人はいないが国益は永遠にある」
今回は「英国に永遠の友人はいないが国益は永遠にある」について取り上げます。 なお、こちらのコーナーも不定期更新となっています。
この言い回しを知っていると、世の中が広まります。
「There is no such thing as permanent friends or permanent enemies, only permanent interests.」
この言葉は、パーマストンさんが19世紀にイギリス首相を務めていた時代に、イギリスの外交政策を示すために発言したものとされています。この言葉は、国益の追求においては、友好国も敵対国も関係なく、常に自国の利益を優先すべきであるという考えを示しています。
パーマストンさんは、イギリスはヨーロッパ大陸のバランスを保つために、常に中立的な立場を維持すべきであると主張していました。そのためには、特定の国と結びついた同盟を結ぶことは避け、常に自国の利益を最優先する外交政策をとることが重要であると説きました。
この言葉は、イギリスの外交政策において長い間重要な役割を果たしてきました。また、国際政治においても、国益の追求が外交の基本であることを示す格言として、広く引用されています。
なお、この言葉の日本語訳には、以下のようなものもあります。
「イギリスに永遠の友も永遠の敵もない。あるのは永遠のイギリスの国益のみ。」
「英国には永遠の味方も永遠の敵も存在しない。あるのは永遠の国益だけである。」
このセリフをもじったと思われるのが「ミッションインポッシブル ローグネイション(Mission: Impossible Rogue Nation)」のなかに出てくる台詞
「英国に同盟など存在しない、あるのは共通の利益だけ」
We have no eternal allies, but our common interests / benefits only.
(逆翻訳なので台詞と違うかも)だと思いますので、こんど「ミッションインポッシブル ローグネイション:Mission: Impossible Rogue Nation」を見る機会があったら確認してみると楽しいかもしれません。
(イギリス側のスパイマスターが言っています))
今回の使い方: 米国なが難癖を日本につけてきたら:
「There is no such thing as permanent friends or permanent enemies, only permanent interests.」
か
We have no eternal allies, but our common interests / benefits only.
と言って返せばいいと思います。 前者はしらなくとも、後者はアメリカ映画にでてくるので、恐らくピンときます。
だいたい、いつも裏切っているのは米国なので、外務省にはこのぐらい言い返して欲しいです。
とはいえ、逆もしかりで台湾有事の際は中国につかないまでも、米国が一緒に戦う可能性は「?」です。
中国が「核」の脅しを米国にかけてきた場合、サンフランシスコやニューヨークを中国の核ミサイルの犠牲にして日本や台湾と一緒に戦うとは思えません。
また、今の時点ではウクライナ戦争支援で手一杯&イスラエルとイランの関係もかなり危険で、アジアに軍を回す余裕などありません。
話はもどりますが、彼らも、強がりを言っても。日本が米国国債を買わないとどうせどこかでこけます。
本来日本は金を買うべきなのに、米国の圧力で米国債を買っています。
最近では中国など、米国国債を大量に売り、サウジアラビアとも仲たがいしています。ウクライナ戦争で、ロシアの持っているUSDの外貨を凍結したことで、世界的にUSDの信用が落ち外貨準備としての保有がジワジワさがっています。
つまり、米国の気分次第で日本の外貨準備も紙屑にできるということになります。
あり得ないと思うかもしれませんが、実際今回ロシアに対して行っています。
ロシアの場合、も困ったものなのですが日本と違い原油と金(自国で取れるるため)なんとか持ちこたえているようです。
ま、とわいえBRICsがUSDに匹敵する通貨は持ちえないので、まだUSDを売るチャンスはあるとおもいます。
というか、もう決済通貨にUSDは使わないで直接自国通貨で決済しましょうの話が、あちらこちらからこぼれてきます。