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郵便にまつわる失敗。

修学旅行の写真とともに綴られた学級通信がとても良いので、カラーコピーをして実家に送ることにした。ついでに息子サッカーチームのチラシも入れてやろう(カッコいいキャプテンマーク巻いた写真が使ってある)。

そう思い、急ぎでもないので郵送を選んだ。宅急便なら700円。郵便なら、定形外で240gなので250円。

そうして、コンビニに切手を買いに行った。

250円分の切手ください。

はい、お待ちください(引き出しから切手の入ったファイルを、取り出しめくる)

250円はないですね。

組み合わせて250円超えてもいいですよ。

あ、200円のが、ありました。

じゃあ、それと、あとは63円のそれでいいです!

と、パラパラとめくるファイルを一緒に覗き込みながら指差した。

はい!

と若者は会計をしてくれ、ファイルの1ページ目の記録票みたいなものに手書きで売った枚数を書き入れた。

切手を貼って手紙を送るのなんて久しぶり過ぎて、切手の値段て、なんでまだあんな半端な3円とか4円とかが残ってるんだろう?過去には消費税が3%から5%、8%と上がっていったので、端数が出るのはわかるけど、今は10%なのにな、と不思議に思いながら家に帰り、切手を貼ってポストに投函した。

宅急便より時間はかかるだろうけど、週の半ばぐらいには実家に届くだろう。お父さんは目が見えないから自分では見ることはできないけれど、お母さんが文章も写真も、実際以上に息子を主役に寄せた解説を施してくれるだろう。とワクワクしていた。

ところが郵便物が返ってきていた。

なんでやねーん、と思った自分が恥ずかしい。

しっかり重量は測ったから、料金不足というのはあり得ない。

なんで?

と、よーく通信欄を見ると、
「切手を貼ってください」とある。

いや、貼ってるし。
おかしいな、とコンビニで受け取ったレシートを確認すると、

はい!解散!

切手ちゃう!印紙や!

あはははは、笑ってしまいました。

切手くださいと言って印紙売られたので、これは交換してもらえるのかしら、でも、レジを担当してくれたお兄さんは、とてもとても若かった。
たぶん19〜22歳ぐらい。
切手なんて、売ったことはあるかもしれないけど、プライベートでは見たことも使ったこともないかもしれない。

同じような紙片で、同じようなシートになってて、同じように値段が書いてあるのだ。そりゃ、売るわ笑

そして、それに気づかず彼と同じように勘違いしてお金を支払い、封筒に貼ってポストにポトンした、大人の私こそ恥ずかしい。

クレームなんて入れるつもりはまったくない。ないけれど、なんか面白いのでこの失敗談を彼と分かち合いにうために、来週の同じ曜日、同じ時間帯に、レシートと現物持ってコンビニに行こうと思う。

これ、印紙やねんて!
え。

切手ちゃうねんて!
そうなんすか!

そやねん。だから郵便は届かなかった。
すすすすすみません。
いいねんいいねん。でも交換できる?

そんな与太話をしに行こうと思う。もしコミュニケーションが取れそうだったら、ファイルを出してもらい、印紙のページを開いて、提案しよう。

これは切手ではありません!
印紙です!
郵便物には使えません!

こんな、メモを貼っておいてもらおうと思う。

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