新しい景色
まだ見たことのない新しい景色を見に行こう
これは私たちの中では、W杯ベスト8進出を指す。
一段高いところに上がると、見えてくる風景がガラッと変わることから、ベスト16以上、まだ見ぬ景色を見にいこうというスローガンだ。
立つ位置が変われば見えるものも変わり、見えるものが変わると考えられることが増えて、また新たな高みを目指して行く勇気が生まれる。
素敵なスローガンだと思う。
でも、自分の仕事の領域で、「新しい景色が見える」ことがあるとは想像してなかった。
とある日の仕事後の振り返りでの、メンバーの言葉だ。
今日は、これまでやったことのない、新しい業務をいくつか行いました。
できたこともあれば、やり直しになったこともあって、うまくいった!という感じではないです。
でも、なんか、上手く言えないけど「新しい景色が見えた」ような気がします。
あ、知ってる、それウチらの代表のスローガンやん!と思いながら聞いてみた。
新しい景色って、どんな景色が見えたの?具体的に言うと、何が見えた気がしたの?
ホントに何かしらの風景が見えるわけではないので言語化は難しかったと思うけど、話してくれたことをまとめると、
今までも初めての業務はいくつもやってきて、上手く行くこともいかないこともあった。
今までのは、ちょっとずつ正解に向かって教えてもらいながらすすんでいって、あ、これかな?と新しいモノが見えるようになった感じだった。
でも今日は、新しい業務に取り組む時に、これって、こんな感じかな?とパッとやることが先に見えた感じがした。
その通りに進めて行くと、やっぱり上手くいったりいかなかったりはあるんだけど、でも、見えてるものが違うと感じました。
これを「新しい景色が見えた」と表現できる感覚のつかまえ方が瑞々しくて素晴らしくて、なんだか聞いてて胸がドキドキした。
たぶん、あっという間に私を超えて、もっともっと上に行くと思う。頼もしい。
でも、ただ見守るだけでなく、私自身も、新しい景色を見に行きたい。
こんな景色もあるんだよと、手を引っ張っていける存在であり続けたい。結果的に抜かれても構わないけど、そうあり続けることをやめないことは、約束したい。