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【東京外国語大学】多忙な外大生活

私は東京外国語大学言語文化学部英語を専攻しています。

前回の記事でも少し触れましたが、本記事では外大生の忙しさについてより詳しく書いていきたいと思います。

この記事を読んでくださっている方の中には、これから外大を受験しようと思っている方や迷っている方もいらっしゃるかもしれません。

皆さんの参考になれば幸いです。



外大生の忙しさの原因3つ


外大生は文系ながらも多忙な生活を送る人が多いです。本記事ではその原因を3つにまとめました。予習復習アクティブラーニングです。


①予習


専攻語の授業は予習を必須とするものが多いです。毎回小テストのある授業もあります。

たとえば、精読の授業で、毎回、洋書100行分をすべて日本語訳したうえで授業を受講しなければいけないことがありました。

その洋書は現代英語ではなく、初期近代英語で書かれているので、英語が得意な外大生にとっても解読が難しくなります。


②復習


特に、新しい言語を学ぶ際には逐次復習をしていないとなかなか身につきません。毎回復習として課題が出される授業もあります。

たとえば、毎回、復習課題として2000字以上のレポートを提出しなければいけない授業がありました。


③アクティブラーニング(最大の敵!?)


多くの大学では1学期につき15週の授業があると思いますが、外大では13週しか授業がありません。

そのため、1授業につき2回分の授業をアクティブラーニングという課題で補っています。

外大の授業時間は90分なので、90分で終わる課題が2つ出るはずなのですが…。

実際、90分では終わらない課題が出ます…!

90分で終わらない課題を出す理由として、「通常の授業では予習・復習もするのだから、その時間も含めて課題設定をしている」とおっしゃっている先生もいらっしゃいます。

しかし、学期全体を俯瞰してみると、かなり学生への負担が大きいことが分かります。

前回の記事でご紹介した私の1年生春学期の時間割(16コマ履修)をもとにアクティブラーニングにかかる時間を算出してみました。

<例>春学期に授業を16コマ履修した場合
90分 × 2回分 × 16コマ = 48時間(2880分)
※実際は90分以上かかるアクティブラーニングも多いですが、ここでは1回分が90分で終わると仮定しています。

上の例では、1学期あたり少なくとも48時間分のアクティブラーニングを日々の予習・復習、テスト勉強や期末レポートと両立しなくてはならないことになります。

アクティブラーニングには提出期限があります。春学期が終わるまでに出せばいいわけではありません

各授業ご担当の先生によってアクティブラーニング提示日から提出期限までの期間は異なりますが、締め切りまで1週間ないこともあります。

アクティブラーニングが出るタイミングはどの授業も大体同じ頃(1回目はゴールデンウイーク前後、2回目は6月下旬)なので、一気にたくさんのアクティブラーニングを抱え、短期間で提出しなくてはなりません

アクティブラーニングにかかる時間の数字だけでは分からない苦しさがあります…。


学習面の相談窓口


ここまで外大生の忙しさについて書いてきましたが、課題の多さについては大学側も認識し、アンケート実施などの対応がとられはじめています。

外大には課題で困ったときに相談できる窓口が多く存在します。ここでは代表例を2つ紹介します。


たふさぽ


たふさぽとは、TUFS Academic Support Centerの略です。

たふさぽでは、先生方や大学院生が学業面の相談に応じてくれる窓口を設けています。

その他にも、レポート作成のコツを伝授してくれるセミナーや学長とお話しできる会など、様々なイベントを企画しています。


学習相談デスク


外大の附属図書館内に、学習相談デスクがあります。

ここでは、大学院生のコンシェルジュが様々な言語・分野の学習の相談にのってくれます。

レポート作成で困ったときなど、相談することが可能です。


最後に


大学生になって遊びまくりたいという方には外大をおすすめできません。

反対に、学問に熱心に取り組みたい方にとっては、外大生活は理想的だと思います。

もちろん、外大に入ったら全く暇がないわけではありません。うまく時間管理をすれば、サークルやアルバイト、趣味の時間も楽しむことができます。

ただ、課題を抱え込みすぎて体調を崩さないようにどうか気をつけてください。学内の様々な窓口を活用し、悩みを解決することが大切です。

受験生の皆さんには、課題が大変かもしれないことを念頭に置いたうえで、それでも外大に進学したいかどうか考えていただければと思います。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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