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商材4 KANBEI(その1)

はじめに

最近、Management Programのメンバーが次々に資格を取得していっているので嬉しい限りですわ。
毎月誰かが何らかの資格を取得していて、ドンドン賢くなっていっている。
素晴らしい。
資格は一生ものですから、若いうちに取れるだけ取ってしまいましょう😁

では、今日はこれからのWizのメイン商材になりうる「KANBEI」について学んでいきましょう!
この商材は、正直言って難易度が高いです。
商材理解の前提として、様々なことを理解しておかないといけないからです🙄

おそらく、この商材の良さを理解し、使いこなせる若手社員は、今のWizには数名しかいないだろうと思います。
だからこそ、真面目に勉強していただきたい。
中小企業が抱える大きな課題を解決するためにも、我々がしっかりと専門性を身に着けて、プロフェッショナルとして活動できるようにならないといけません。

では、基礎的な前提知識から学んでいきましょう。

三時半


1.DXとは

4.neneの利用料金 (26)

新卒の皆さんは、他の社員から「KANBEI」とは、「会計DXサービスだ」と教わるでしょう。

しかし、これだと普通はわからない😑
そもそも「DX」ってなんぞやって話です。
全然一般的な言葉じゃない。

ということで、DXから始めましょう。

DXとは、最近出てきたIT用語で、2018年以降に急速に使われだした流行り言葉です😒
覚えたての流行語をすぐ使う痛い人にはなりたくないなと思いつつも、一応説明させていただきます。

まず、DXとは、“Digital Transformation” の略です。

ここで感のいい人なら気づくでしょう。

『Transformationの略がなんで “X” なんや』と。

この点について、Transformationの “Trans” の意味に「交差する」という意味があり、それと同義の “cross” がXと略されるため、それを応用してDXだとされています。
ほんまかw
無理矢理過ぎる🤣
仮に英語圏の人がそう略しているとしても、私はまだ聞いたことがないので、半信半疑です。

私はこういう略称を見ると、逆にダサいと思ってしまうんですが、世間一般でその略称が定着してしまっているので、今回はDXでよしとしましょう。
まぁ本当の理由は、「なんかDTよりDXの方がかっこええやん」ということだと思います。
最初からそう言ってもらったほうが納得がいく🤣

かの経済産業省もDXで通しているので、今回はそれに従いましょう。

経済産業省: 「DX推進ガイドライン」


では、カッコつけた略称 “DX” とは日本語ではどういう意味になるでしょう?

上記の経産省が示した定義によると、

DXとは、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

とされています。

わかりやすくいうと、IT技術を活用して、事業をより効率的にし、企業文化・体質の変革を行うことです。

IT技術を活用した業務改善の一種だと思っていただければOKです😁
それよって、企業文化や体質をより良いものへ変革して行こう!というのがDXですね。

そして、今の日本にはIT技術で業務改善をすべき場所がいっぱいあるのです😨
せっかくですから、少し事例を見てみましょう。


(1)教育でのDX

教育は今まで、対面で、かつ、黒板・ホワイトボード等を活用して行われてきました。
しかし、これはもう時代遅れですよね😨
コロナの情勢下では、そもそも学校に登校できない状況が続いていますし、生徒の個性も習得スピードもそれぞれ異なるわけですから、IT技術を活用して改善をする必要があります。

最近では、教育業界のDXが進んでいて、オンライン授業が当たり前になりつつあります。
出欠もオンラインだとログが残るので一発でわかりますし、個人の習得度に合わせた講義を受講することも可能です。

公教育ではまだまだDXは進んでいませんが、民間教育ではオンライン授業が主流になりつつあります。
「家庭教師のトライ」で有名なトライグループさんの事例が有名ですね。

今後もさらなるDXが進んでいくことでしょう。

(2)電車でのDX

首都圏で働く皆さんはほぼ毎日使っているかと思いますが、SuicaやPASMOもDXの代表例です😁

今の若い人たちは知らないかもしれませんが、昔は「切符」という紙切れを券売機で買って、それを改札に吸い込ませて通っていたんですね😨
今でも地方では切符が使われているところがありますが、首都圏ではほぼ全域でicカード対応になっており、改札の上にカード又はスマホをかざすだけで改札に入ることができるようになっています。

最近では、スマートウォッチにSuicaアプリを導入することで、時計をかざすだけで入れる仕組みも出てきていて、さらなるDXが進んでいます😁

↑ちょっと古い動画

(3)決済でのDX

こちらは全国の社員の皆さんもご存知でしょう。

お札や小銭を一切用意することなく、レジにかざすだけでお買い物ができてしまうサービスです!
最初に出たときはそれはもう驚きました😱

QUICPay、iD、ペイペイなど、今ではさまざまな決済サービスが存在するので、一度調べてみると面白いですよ!


上記のとおり、IT技術で事業をより効率的に展開しているのが分かると思います😁
これが、DXですね。
なんとなくイメージがつけば、それで十分です👍



2.会計DXとは

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やっと本題に入ります(笑)

KANBEIとは、会計DXサービスのことです。

では、会計DXとはなにか。

この点についてはまず、会計の世界がどれほどアナログな世界なのかを理解する必要があります🙄


若い社員の皆さんは、「確定申告」というものを知っていますか?
もしくは「所得税」「住民税」という言葉はどうでしょう?

これらの言葉を知っている学生さんは、実は極一部です。
大学の学部でいえば、商学部、経営学部、法学部くらいでしか習わない言葉です😱

でも、「国民には納税の義務がある」ということは知っていますよね?
これは中学校の公民・現代社会や高校の政治経済で学ぶことです。

ここでいう「国民」には、株式会社などの「法人」も含まれます。

そして、「税」には様々な種類があります。
その代表例が「所得税」です。
この所得税という税金は、1年間(1月1日~12月31日)で稼いだ所得に対して課せられる税金です。
なお、「所得」というのは、売上から経費を引いた残りの額だと思ってください。
サラリーマンだと、給与がそのまま所得になるのですが、事業者だと、売上を作るために様々な経費(仕入れとか)を使うので、売上から経費を引くという計算が必要になります。

ということは、1年間で自分がいくら売上を上げていて、いくら経費を使って、最終的にいくら稼いだのかがわからないと、税金がいくらなのかわかりませんよね?🙄
これがわからないままだと、税金を収めることができず、悪質なケースだと脱税という犯罪になってしまいます。

だからこそ、自分がいくら稼いで、いくら経費を使ったのかを計算できないといけない。
この計算を「会計」といいます。

会計には大まかに3つの種類があるので、覚えておきましょう。
まず、上記のように、税金の計算のために行う会計を「税務会計」といいます。
そして、単に、自分が売上・経費等を把握するために行う会計は「管理会計」といいます😁
また、会社の資金繰りのために行う会計は「財務会計」といいます。

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どのような会計でも、これを一年に一回だけまとめて計算していたら、ミスが増えますし、正確な売上・経費がわからなくなります。
そのため、所得がある人は、毎日自分のお金をいくら使って、いくら売上があったのかを帳簿に記さないといけないというルール(法律に基づく義務)があります。

ここで使うのが「簿記」という帳簿記載技術です。
簿記は、帳簿の記載ルールを学ぶ学問で、「日商簿記」「全経簿記」という資格にもなっています。
商業高校出身者の皆さんや商学部出身の皆さんは簿記を勉強したと思います。
WizのManagement Programに参加している人には全員簿記を取ってもらっていますが、これは、簿記がわからないと会計ができず、会計ができないと経営がさっぱりわからない人間になるからです🤣
先々経営層に入りたいと思っているなら、必須知識だと思ってください。

さて、この帳簿に記載する作業、20年ほど前までは、一部を除き、手書きでした😱
恐ろしく面倒な作業を「経理部」の社員さんたちが毎日一生懸命計算して、手書きで帳簿をつけていたんですね……。

そして、毎日コツコツつけた帳簿を12月31日で締めて、総合的な売上や経費を計算し、翌年の2月~3月に税務署に申告するのです。
「昨年の私の売上は●●万円で、経費が〇〇万円でした!」という申告ですね😁

これが「確定申告」です。

この確定申告によって申告された所得(売上ー経費)に一定の税率がかけられて、税金が確定です😁

この、一連の会計処理(確定申告を含む)をIT技術によってより簡単に、より効率的に行えるようにしよう!という事業が会計DXです😏

なんとなくイメージつきましたか?


わからなかったら周りのGM以上の人に聞いてみるといいかも!
GMが答えられなかったら(それはやばいけど)、部長以上に聞いてください😁
経営幹部なら知っていて当然の知識なので、部長クラスなら知っているでしょう(プレッシャー)。


おわりに

さて、今回はこの程度にしておきましょう!

多分初めて学ぶ人にとっては脳が煮えるほど難しい案件だと思うので、まずは基礎的なことをしっかりと抑えてください。

まとめると以下のとおり!

DXとは、IT技術を活用して、事業をより効率的にし、企業文化・体質の変革を行うこと
会計とは、売上と経費を正確に計算すること
・会計には「税務会計」「管理会計」「財務会計」の3つがある
税務会計とは、税金を計算するために行う会計
管理会計とは、自分が売上・経費等を把握するために行う会計
財務会計とは、資金繰りのために行う会計
簿記とは、売上と経費を正確に把握するためにつける帳簿の記載技術のこと
確定申告とは、一年間の所得を税務署に申告すること
確定申告と帳簿作成は、義務!
会計DXとは、上記の計算・帳簿作成・確定申告をIT技術によって、より簡単かつ効率的に行えるようにすること

若い社員さんはまず上記の事項を頭に叩き込んでください😁
なお、上記の定義は、わかりやすくするために記載しているので、学問上の定義とは異なる部分があります。
興味がある人は、正式なテキスト等でしっかり勉強してください。
まずは簿記3級を目指すといいでしょう!
会計は一生使える知識になるはずなので、若いうちに学ぶことを強くオススメします🎵


では、また次回お会いしましょう😁


執筆メンバー

記事:株式会社Wiz 執行役員CLO 瀧田 桜司
スライド:株式会社Wiz 教育部部長 境 健斗