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自衛隊で学んだ一番大事なことは「褒めること」
小生が自衛隊で学んだ中で一番役立っているのは
動じないこころです
でもそれよりもっと・・・・
小生の自衛隊生活は
非常に偏っていながら
「満遍なくいろんな事を経験させてもらった」
不思議な経歴です。
通常海自では
「艦艇勤務主体」
「航空部隊勤務主体」
「陸上勤務主体」
と概ね3パターンの色分けが
現実にはあります。
そうならないように
偏らないように
人事は策を練りますが
現実には職種の壁が厚く
偏りを完全に排除するのはむずかしいのです。
ところが小生は
全勤務期間のおよそ半分が艦艇部隊
のこり半分が航空部隊と陸上部隊です。
「ある意味では理想的な勤務バランス」です。
希望者が少ない
「艤装員」
「中東派遣」
「アフリカ」
それらを嫌わなかったせいなのか?
そのご褒美なのか不明ですが
任期付きの・・・契約社員かアルバイトのような
期間限定雇用で入隊しながら
結局定年まで過ごしたのはある意味偶然です。
36歳で上級海曹になれたことは
22歳で入隊した遅咲きの隊員にとって
異例の昇任速度だといわれました。
「幹部になるほうが簡単」
というぐらい珍しい部類だったようです。
海自では「3曹になってから10年たたないと
1曹になれない」という規則があるため
ほぼ最短期間です。
周囲の先輩には
「後輩のクセに先に昇任した」
と面白くない方もたくさんおられただろう事は
想像に難くありません。
自慢話にしか聞こえないでしょうが
「小生は昇任を望んでいません」でした。
定年前にやめようと思った事も何度かあります。
「同期や同年代の隊員はバブル期にほとんど
やめてしまった」ため
昇任させる対象者が他にいなかったせいで
昇任が早いのは本人には苦痛でしかありません。
役人世界に準じているので
昇任しても給料にはほとんど影響しなかった。
それが昇任がさほどうれしくなかった理由のひとつです。
そして昇任すれば
「責任だけはどんどん重くなる」
「先輩のほうが給料が高いが責任が軽く」
「階級が上の自分は責任が重いが給料は安い」
制度上の不備なのでしょうが、役職につく機会は
階級が上がる度に増えます。
でも幹部にならない限り
「先に入隊した先輩のほうが給料は高い」
そんな制度下で、
「バンバン昇任したい」
と思わない小生のような隊員がいるのは
当然のことです。
結果として自分より年長・先輩の分隊員を
指揮監督する先任海曹を幹部相当になるまで
何度もつとめました・・・
「自分には人の評価や指導は向いていないなあ~」
とずっと思ったままで・・・。
一番多い時には
ひとつの部およそ80名分くらいの
「エンマ帳」のようなモノを書かねばならず
好き嫌いが激しい性格ゆえ
「公明公正に先輩の下級者や後輩を評価することが
どれほどムズカシイのか?」
悩んで酒量が増えたほどです。
30代後半から10年ほど書き記した
「エンマ帳」のようなモノには
「誰かの評価や長所・欠点」ではなく
「自分の視点が正しいのか?
客観評価をいかに取り入れるか?」
それに尽きるのでは?と40代半ばで
気付くまでずいぶん遠回りをしました。
誰かの欠点を探すことは
「胃が痛くなり酒量が増える」
精神的負担ですが
後輩たちの
「得意なこと・長所・美点」
を探すことは
「自分の子供が成長する日を夢見る親の視点」
です。
書く事自体が楽しみとなり
「何十人分でも楽しく書ける」
そう気が付いた時に
お役目は終わってしまいました。
SNSで誰かを傷つけることは
傷つけている本人は気付いていない
けれど「自傷行為」です
誰かを批判する事で
「自分の心が悲鳴をあげている」
その事実を知っていますか!
阿部詩選手などをSNSで罵倒し
「人の不幸は蜜の味」などと
悦にひたっている方は
「個人を攻撃すると国や政党・団体・会社などを
攻撃するより深層の自分が受ける傷は大きく深い」
のですよと誰かが教えてあげればよいのに・・・
顕在意識では「せいせい」しても
深層意識は「カウンターパンチ」を
くらってヘロヘロです。
「あなたは他人の悪くを言って虚しさを感じませんか?」
どうしても悪口が言いたい時
小生は「個人批判※」だけはしません。
※のぞく政治家
財務省はダイッキライで批判しますが
ザイム官僚という「無形の客体」は批判しても
財務官僚個人は絶対に批判しません。
「だって一人一人人間は魅力的な能力の高い人」
ばかりだからです。
問題なのは
「組織になると個人を超越して省益で暴走する」
点なのであり、
官僚個人個人の性格が悪いから
国民を虐めている訳ではないのです。
財務官僚はエリートですが日本国民です。
SNSで非難する対象から
「個人を排除する」
それだけです。
「でも良いひとだよね」
で世間は丸く収まるのです。
問題があるのは
「泣くと困る」という
柔道の協会やオリンピック委員会
など運営主体などであり。
体力がある女性だから
「いじめても大丈夫」
そんなわけがないのです。
阿部詩選手をSNSで罵倒した皆さん
罪を償うなら今です。
帰国したら
「阿部詩さん頑張ったねぇ!」
「ご苦労さま」
と称賛の嵐で迎えてあげましょう。
エンマ帳に長所を書く楽しみを知ると
抜け出せなくなりますよ。
小生はnoteで皆さんをもっと褒めて
スッキリしたいなあ~😊
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