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鉄道はナゼを赤字を出していけないのか?ババンバ番外編じゃないヘン 夢の観光鉄道 尾瀬観光線第5回 

ローカル線は赤字をたれ流す

だれがそんなことを言っているのか?
「書いているのは小生だが・・・」

人々の意識の中には
「国鉄は民営化されて【まともな会社】JRとなった」
したがって
赤字をたれ流した国鉄は【前世紀の遺物】で
新生JRこそが赤字を出さない正しい経営をしている。

そんな刷り込みがスリコギで粉末にされ
脳髄へ・・・
薄い豆乳をグルコノラクトンで化学反応させた
安い豆腐のように
脳内がプルプルに固められている。

民営分割は日本で成果を収めて・・・
表面的にはそうなっているから

真っ向否定して
反論を桑田真澄大橋てる企てる意義はないが

ドイツ国鉄もイギリス国鉄も分割民営化で
「ボロボロの状態」だ。

ドイツ人は日本人より勤勉でまじめ・
謹厳実直を絵にかいたような民族だが・・・

ドイツの列車は長距離列車ほど
定時到着率は低い
あたりまえのようだが
日本の東海道新幹線は長距離列車でありながら
全列車平均の遅延時間は1分15秒以内(2022年度)
定時到着率は90%をはるかに超えている。
近郊電車より正確に運行されているという
驚異の数値である。

ドイツ版の新幹線ICEの定時到着率は7割以下だ。

(2023年10月時点で66%)
かつては日本のより正確無比な鉄道を運行していた
旧ドイツ国鉄も前途多難である。

労働者の権利をちゃんと守る国民性に由来するのだろうが
「財政規律一本やり」のドイツ自民党(FDP)の党首が
財務長官※を務めていたからか・・・罷免されたようだが。

※立憲君主制を採用していない国に「大臣」がいるはずがないのに・・・
日本は財務大臣だからと
ドイツも財務大臣と慣例的に報道する日本のマスコミ報道は
「政治史をキチンと学んだほうが良い」と思う・・・
アメリカの同様職名を財務長官とするなら
似たような大統領制を採用するドイツも当然財務長官と
呼ぶのが正しいと小生は思う。

ドイツ人だってイギリス人しかり
「鉄道が定時性を保てなくて迷惑している」

民間企業が「利益を追求」するのは当然だが
公共交通機関は道路も含め
「営利目的のみで運営されては困る」
それがアングロサクソン主体の勤勉な国民性で
「鉄道先進国」と呼ばれたヨーロッパの
硬くてまじめな国でもほころびを生じさせている。

勘違いしないでいただきたい
「鉄道などの公共交通機関はいくら赤字を出しても仕方ない」

と小生は微塵も思っていない。

財務省の考え方の95%は正しい。

鉄道も含めた公共交通機関は
透明性があり効率を重視し
安全運行と社会的使命を追う
極めて精緻な経営が求められる。

問題はどの課題を一番重視するのが正しい経営の方法なのか?
優先順位をどうつけるのか?

だろう
しかしそれはしっかりと議論すれば解決できる問題だ。

利益が最優先で安全運行や利用者の利便性などを
2番目3番目の項目だと
勘違いした瞬間から
鉄道はその目的が変質し
公共交通機関の使命を果たせなくなる。

財務省の間違いの5%はそこにある。

効率や営利が間違いなのではなく優先順位を
間違えているのだ。

財務省の官僚は極めて優秀だ

しかし近年「トンチンカンな政策」を主導し・・・
マスコミや政治家を焚きつけて
間違いを改めるどころか・・・
間違った方向へ日本国全体を誘導し

30年も日本人のやる気を失わせ
国力を低下させた。

たった5%の失政で「世界がうらやむ国」を
「陳腐で格安な2流国家」へ貶めてしまった。

官僚の無謬性とは
「間違いを起こさない」ことではない
「間違う確率が低い」ことを目指すものだ。

随分と前書きが長くなった

尾瀬観光鉄道のプランで悩んでいる小生は
もと役所務めのため
「悪しき慣習」にみずからを摺り寄せ
縛られに行っている。
自覚せずに安全な方向へ自分を誘導しているようだ。

予算を100%民間資本で開発し維持する鉄道は

日本ではおそらく「ディズニーリゾートライン」くらいだろう。
JRや大手私鉄を筆頭に小湊鉄道やいすみ鉄道に至るまで
鉄道各社には「補助金や交付金」が投じられている。

純然たる民間企業として鉄道を経営している会社が
ほとんど存在しない・・・
国鉄を解体した時点では
建前として「鉄道はすべて民間企業」という
建付けで改革を主導したが
結果は違ってしまった。

税金無投入の鉄道会社はほとんど存在しない結果を生じている。

「自分が利用しない鉄道に税金が投入されるのは不公平」

だという考え方もある。

税金は負担する金額の大小こそあれ
多くの人々が支出できる金額に応じて
「公平に徴収された浄財」
という側面を持つ。

「元をとらないとやってられない」

という感覚がなければ
税執行は野放図になるという側面は否定できない。

ただし税金は公平に分配すべき浄財ではない。

「社会のあらゆる場所で民間資本だけでは整備できない施設やサービスを実施するために・濃淡をつけて利用するお金」

その意味合いが強いのが税金の執行である。

生活に困った人や定収入のない人
人口は多くないが一定の人々が暮らす地方の町
災害や他国の干渉により自国民の安全や財産を失う危険を除去する・・

そこへ税金が投じられる。
それが間違っていると思うなら

仲間を集め世論を動かすべきだ

誰を民意の代表として国会に送るのか?
決めるのは庶民の責任において実行されている

自分の考え方とは違うと思うなら
是正のため自分が世上に訴えて国会へ行くか
自分と同じ考えの同志を国会へ送りこむかの2択である。

「選挙にも行かず政治家を批判したり揚げ足をとる」
のは責任や義務を放棄しているのに等しい。
権利を奪われないために何をすべきなのか?
選択を実行するだけだ。

政治家はどこへ税金を投じるべきか

専門家である官僚と相談する・・・庶民の代理人であり
政策決定を付託させている立場だから当然だ。
専門家の意見は概ね正しい・・・
「同じ世界や局面ばかりを見ているので判断がゆがむ」
その可能性は当然ある。

それを是正するのが政治家であり・・・
「専門家に言い負かされ」ては困る。
それゆえ特定の分野に専門性を持った政治家が
必要になる場面も当然見られる。

しかし・・・専門家だけで判断するのは危険だから
庶民が決定に関与する。
「専門家である官僚と同じ方向を向く政治家」
だらけになれば社会はバランスを失う・・・。

日本がこの30年で失ったのはバランスかもしれない。

33年間役所に下っ端の自衛官として務め・・・
主に予算を執行する仕事に携わった
小官の偽らざる本音である。

役所とはバランスを取るより

「毎年やっている事を惰性で今年も続行する」
そのバイアスが働きやすい職場である。

その理由は
「予算執行職員の責任に関する法律」と付属する
「 同 施行令」・・・
通称予責法と予責令
その規則に役人はガンジガラメニ縛られている。

この規則は

「間違ったらお前責任とれんのか!」

ということを細かく文章に書いたものだ。

自分が政策執行を間違えて・・・

「本来税金を渡される権利が無い人へ間違って交付」

した場合など・・・
私財を投じてでも弁償しろ。
と言われたら・・・
様々なズルをしても
「失敗していないように取り繕う」
「そもそもそんな危険は冒さない」
の二択になる。

税金を野放図に無駄遣いさせないための規則が
役人を「がんじがらめにして・・・判断を躊躇させる」

「財務官僚が間違っている!」と発言するのは簡単で
そう叫ぶ方々には責任が及ばない。

一方的に糾弾される側の役人に
「抗弁する機会や弁明する場所も与えない」から

「政治家を丸め込み・・・
マスコミの報道も自分たちの都合のよい方向性・・・」
そういった自己保身を図るのが官僚の悲しい定めだ。
官僚の無謬性を非難するのはたやすいが

「安全な場所から文句を言っているだけの傍観者」

には身の危険が及ばない。

だからこそ財務官僚や政治家も巻き込んで
「失敗しても経済的な負担を伴わない」
正しい運用と
極力財政負担の少ない・・・方法でないと
架空の鉄道構想「尾瀬観光鉄道」
完結しないと思っている。

小生が迷いに迷っている理由だ。

どうせ絵空事なんだから・・・
実現する可能性なんてほぼないんだから・・・

好き放題お金がかかる実現性の乏しいプランをつくり

「いずれ科学が進化すればこの程度の技術は可能になり予算も安くできます」

そんなウソとも言えない実現可能性が低いことに
余暇時間を費やす・・・

折角読んでくれる読者諸氏の利益にはならない
かもしれないが・・・
空想であっても

「夢の鉄道会社が想像できる。」

その再現性を大事にしたい。

架空ではあるが
「あの技術とこの車両の組み合わせは?」
「この勾配は難しいがこの技術を応用すれば?」

そうやって考え込む日々は・・・
苦しいが楽しい試作の思索時間である。

終点は大清水駐車場か?
鳩待峠駐車場か?

その確定のため
路線策定は難航している
「すべて架空ではあるが・・・実現性のない
与太ばなしにここまでお付き合いいただいた
読者の皆様を裏切る訳にはいかない」

♬ばんばばんばんばん・・・

と適当に路線を策定できない小生は
ドイツ人やイギリス人が先祖にいるアングロサクソンの
末裔だろうか?

いい湯だなあ~と思える温泉地帯を近隣に抱える
「尾瀬観光鉄道計画」はバンバンとは進まない。
万が一万事休すとなっても実害は伴わないが・・・

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