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文しょうに人柄はあらわれるのか?

人間の魅力とは何でしょうか?
人柄は人間の魅力本体ではありませんが・・・
魅力的な人間のように演技しても
人品の良し悪しは漏れ出てくる・・・

ぶんしょうが二人

・・・なんのことだか

落語家は・・・
通常は同じ音韻の芸名は珍しい
えんしょうが5人・・・えんちょうが6人
もしも高座に同音の噺家が何人も・・・
「そいつぁしゃらくせぇ」でしょう。

しかしながら
「かつらぶんしょう」は二人います・・・
落語好きの方には有名すぎるので
だれも問題にはしませんが(笑)

桂文生
桂文昇
のお二方です。

桂文生(3代目)

桂 文生は落語の名跡
落語協会所属
本名 たいらみのる
生年月日 1939年8月23日(85歳)
出身地 宮城県石巻市
師匠 二代目桂枝太郎
  五代目柳家小さん
出囃子 あほだら経

桂文昇 (4代目)

桂文昇は落語の名跡
上方落語協会所属
本名上国料かみこくりょうひろし
生年月日 1964年11月13日 (60歳)
出身地大阪府大阪市
出囃子 越後獅子


人柄について・・・両師匠を語る技量は小生にはありません。

あえて申すならば・・・

文生師匠はお歳を召されて更に円熟した「巻き舌の軽快な江戸落語」
で魅了させる古典演芸

文昇師匠は「落語を総合的な舞台芸術」ととらえて日本舞踊などと融合した噺家

そんなイメージで・・・人柄は申し分ないおふたりのぶんしょうさん。

人間の魅力とは・・・文しょうに現れるのか?
大変失礼なタイトルですが・・・

当然文章には人柄はこっそりと
現れている。

「巧緻に設計された抜けのない文章」
緻密なストーリー展開と後で
「あ!」っと言わせる伏線回収・・・
プロの作家さまでも
そんな「快心の一撃」的文章を狙って・・・失敗する。

小生の書く
とぼとぼたどたどしいぼろぼろよれよれ
の文章は支離滅裂神出鬼没七転八倒・・六輔

狙っておもしろい文章を書こうとすると
お笑いのプロや噺家・コント作家でも
そう簡単に上手くはいかない。

普通に書いている文章になぜか

「ほのかな面白味が染み出ている」

そんな文章を読んだとき・・・

「人柄は文章に滲みでる」と感じます。

「好人物を演じる役者・・・」に
本当に良い人だなあ~と騙される場合もあるでしょう。

「詐欺師やペテン師が本物に見える」理由

は「相手を研究し・・・どう演じれば錯覚するのか」
彼らもある意味では役を演じる・・・
役者出身の詐欺師がいたら・・・
役者くずれの詐欺師はいるでしょうが

「私はむかし劇団〇〇で芝居していていまは詐欺師を・・・」

そんな風に経歴を開陳する詐欺師は詐欺師失格でしょう。
したがって役者出身の詐欺師は捕まってみなければ・・・いるのかいないのか不明です。

本物の詐欺師※は
「じっと目を見つめると自信たっぷりに見返してくる」
といいますが・・・
「常習犯の噓つきはポリグラフにも嘘の反応が出ない」
そうです。

※詐欺師自体がにせものなので本物の詐欺師とは・・・
非常に安定感の悪い屑表現だと思います。「陳謝」

素人の詐欺師は
「罪の呵責に押しつぶされそうになる」
一方で
プロの詐欺師は
「演技していることを忘れまるで真実のように感情をこめて」
騙しにかかる。

地面だけではなく「お金や情報・こころ」まで
だまし取られる被害を防ぐには
「染み出てくる人柄をかぎ分ける能力」

昨日・今日からの噓つきではない・・・
年季の入った噓つきである小生も

「未体験の事象・こころがコモっていないこと・・・」

を文章にすると・・・

「見事にうわすべりする」

のです。

文章は理路整然に ととのっていると
「さらっと読んだとき」納得しそうになります。

それは詐欺師の手口や「チャットGPT」さまが書いた文章もおなじです。
その「?」に反応するセンサーこそが

眼力で・・・

眼力をどこかに置き忘れてきた※小生は
「プロの詐欺師」にも「チャットGPT」にもころっと
騙されるでしょう。

※小生の眼力を拾った方はご連絡ください。
薄謝を進呈します。
詐欺行為防止のため取得日時と場所を明示してください。

文生師匠の棒鱈では

手討ちはコショウによって回避されますが

古典落語の舞台は江戸時代が多い・・・
武士が手討ちにする設定で明治期は無理ですから。

江戸時代の江戸では七味唐辛子が一般的ですが
胡椒を好むのは関西(上方)です。
棒鱈は保存食として根強い人気があり
京都では棒鱈を料理に使った・・・。

「鱈もどきを料理中の板前は胡椒を振って」いた
その胡椒で故障が入ってケンカは収まるのが
落語棒鱈のサゲですが・・・

鱈もどきの・・・もどきとは
ガンモドキのモドキと同じでしょうか?

もどきとは・・・偽物です。

ただし偽物のくせに
「本物かそれ以上においしい」
ガンモドキの絶品は・・・
雁の肉を食べたことがないので評価不能ですが・・・
出汁をたっぷり含むと

「これ以上のタネはなし」と言われます。

おでん会の千両役者です。

「文しょうの人柄は?」

文生師匠も文昇師匠も文章も・・・
「うけ狙い」や
「強引に自分の上手を追わない」
から・・・自然体で人品が滲みでる。

小生のような「もどき」が

出汁が染み出るように味わいのある文章を書くためには・・・
「話のタネが重要なのでしょうか?」

「内容が無いようなタネ」ばかりを
お題に一席よりも・・・
「鉄道や乗り物」をタネに書いて・・・
面白味が染み出ると良いのですが・・・

小生のカキモノ(書き物)は渋みばかりで甘味が薄く
タネが無い・・・

おあとがよろしくない?
「カキはカキでも恥をカキております。」

いかがですか?
文章に人柄・・・小生の軽薄さが染み出ております
人柄が滲みでる好例は
さだまさしさんの「関白失脚」でしょうか?

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