なぜ?そこに日本人観光客
昨日から知多半島渥美半島を訪ねている
「夢の観光鉄道」構想は
山岳鉄道に限定されない
「途中まで鉄道がある観光地」
の魅力を再発見する魅力化が
成功のガキであると確信する。
知多半島はや渥美半島は岬の尖端まで
鉄道が到達していない
特に渥美半島は伊良湖岬から
鉄道の終点田原市を経て
豊橋へ至る全長40キロほどの
「手頃な広さ」の観光名所を
ふんだんに抱える地域だ
半島面積の大半を占める田原市は
6万人弱の人口である
根元にあたる豊橋や蒲郡は地方の中核的な都市で
人口も多い。
愛知県の区分では周辺人口70万という地方都市圏を形成している。
だが実情は
「若干人が多い風光明媚な田舎」だ。
旅とは日常との乖離が楽しい
史跡めぐりも地方行脚の重要な目的だが
「田舎感」が旅情の中核であることが実態だ。
日本の人口は都市部に9割が暮らす。
だからこそ旅情の味付けには
「田舎」というスパイスが不可欠になる。
昨晩は夕方から小雨に見舞われた
運転にやや難のある国道42号線を経て
伊良湖岬を見下ろすとあるホテルに泊まったが…
「平日のリゾートホテル」
はほぼ満室の活況で…
朝5時過ぎに朝風呂を浴びに行ったら
「先客が10人」もいて…
いかに中高年層が
もてる時間を有効活用し
休日は繁忙となる地方の観光地を
平準化するために「隙間をうめている」
実相だろう。
「平日でも利用者がいる」
コロナ禍前には見られなかった状況だ。
そこが旅行業者や地方経済にとって
重要なことである。
お休みの日に大量に到来する観光客は
特段珍しくはない。
受け入れ側も「日常茶飯事」の光景だ。
ただし受け入れられる客数には限度がある。
泣く泣く商機を逃す構造が地方には存在する。
そのスキマを埋めてくれる頼もしい旅行客を
日本はついに誕生させたのだ。
長年「お金を使わない中高年層」と烙印を押され
「反撃ののろし」をあげたくとも
「将来への不安」から
財布のひもを堅結びにして・・・・瞬間接着材で固め・・・
金庫にしまっていた日本の有産高齢者が
メイドの土産・・・家政婦を雇っている方もおられるかもしれないが
冥途の土産として
自分のためにお金を使うことは
経済効果だけでなく
心身の健康に寄与することは実証済みだ。
言い方は悪いが
「好奇心があり体が動けが健康が保たれ病気も逃げる」
地方の活況は日本再生の出発点である。
京都などの有名観光地を
「外国人観光客が占拠して・・・困っています」
とマスコミが過剰に宣伝してくれたおかげで
地方へ客足が流出したのだろう。