わがやの二期作 絶賛成長中
日本の官庁はどうして
庶民の邪魔ばかりするのでしょうか?
農水省は今年の3月に
「8月には1等米どころか2等米も不足する」
と知っていました。
以前書いた記事のとおりです。
「コメの需給を勘案すれば・・・不足する」
のは統計を操る官庁なら当然把握できる事実です。
しかし・・・なんの対策もうたなかった。
その理由は二つ
①同時期に6年度産新米が供給されるため過度に備蓄米を放出すると市場価格が下落する。
②30年前とくらべ3割も低下した米価が上昇し、コメ農家が経済的に利益を得られる。
結果として何が起きたか?
①高値安定を狙ったJAや全中がコメの市場供給を絞っているため市場に出回るお米自体が不足気味である。
②コメの価格が高値で推移しているためスーパーなどの小売店が例年より余分に利益を上乗せしても販売できる。
③コメ農家通常通り出荷しているが「自家消費米」を例年より余分に確保している。
日本の農家・・特にコメ農家は零細規模がとても多い。
その農家が例年より「少しだけ」自家消費米を余分に残したらどうなるか?
軒数が多いので・・・
市場に流通するお米が減っている。
農水省の意図どおり・・・
「コメの不足感からお米が高くなり」
コメ農家も来年は買取価格が上昇し・・・
消費者は少しくらい高くても
お米を買う?
「そんなわけないでしょう」
それでなくても食料品価格は上昇しているのに・・・
農水省がやっていることは「マッチポンプ」
コメ不足=値段上昇というのは
平成のコメ騒動といわれた1993年のように
「作況指数が80」のような極端な不作のため
発生したのです。
その結果なにがおきたのか?
人口全体の高年齢シフトにより
「お米をいっぱいたべる若年層」が減少し
お米の消費はほっておいても少なくなるのに・・・
コメ不足と食生活の多様化で
「若年層以外もパン食や麺食へシフト」して
コメの平均販売価格は3割も低下した。
それが・・・米騒動の結果です。
今年の作況指数は平均すれば101ぐらいです。
「豊作とは呼べないまでも十分に収量が見込める」
そして・・・1反当たりの収量は右肩上がりに増えている。
1992年より前は10a≒1反あたり500kgを
こえるか超えないかだった平均収量が
昨年度は536kgです。
あくまでも平均なので・・・
規模の大きな農家の1反あたりの収量はもう少し多いのです。
品種改良や栽培方法・作付品種の変化などによって
「コメの収穫量は増え・・・作付面積の減少を補っている」
以前かいたこの👆記事・・・
日本人はお米が大好きなのに
農水省の無策・・・いや余計な算段のせいで
高いお米は
「必要最低限しか買わない」
賢い庶民が増えている。
その結果なにが起きるのか?
こズルい官僚の策謀とは正反対に
お米離れに拍車がかかる!
農水官僚の一部は
「賢い七ならべ」でもしているつもりでしょうか?
8や6と書いたカードを持っているのに
「もう少し粘れば・・・カードの価値が上がる」
と余計な・・・
戦略とも呼べない小手先の戦術で
「コメは高値で販売されている」
それは8や6の書いたスペードもハートも
手札に隠しているからです。
お米は例年通りに収穫され・・・
自家消費米に積んだ大量のお米も
「食べきれずに・・・市場へ還流」
その時待っているのは
「極端な値崩れ!」
キャベツやレタスが豊作の時
トラクターで踏みつぶすように・・・
おいしい新米を・・・スズメの餌として
無償でばらまきますか?
そんなことはお米大好き日本人には
「できない」
特に中年より上の世代は
「お米は一粒でも大事にする」と
教育されているからです。
廃るという自動詞は
おこめと男だけ
に使用される不思議な日本語です。
女性の官僚も多いので
廃るのはお米と男と女の農水官僚です。
「溺れる者※は藁にまみれて達者でな!」
庶民の反感と・・・お米の値段が暴落し・・・
結局例年どおりの価格に近付いたら
責任は
「今回はちゃんととってもらいますよ!」
コメ不足なんて問題ない!
と官僚の入知恵になんの政治力も発揮しない
農水大臣と農水省の高級官僚には
新総裁の「あの方」から天罰がくだります。
「お米の値段の暴落」と
「天罰」
は小生が予想しているだけですが!
当たらなければ・・・note辞めます!