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夜明けのすべて


※この記事はネタバレを含みます。
※ただし、多くの映画館で上映終了していると思うので特別ネタバレにはなりません。
※そして見たことないけど気になる方がいらっしゃったら、原作である同じ題名の瀬尾まいこさんの本を読んでみてください。
(注意っぽくない注意書き多めでお送りしました。)


松村北斗さん・上白石萌音さん主演の映画、夜明けのすべてを見てきました。

ずっと見たいと思いつつ、出かける準備をすることを億劫に思っていたら近所の映画館は上映終了目前で、慌てて見に行きました!


今まで私が見てきた映画やドラマと違って、とても穏やかな心になれる素敵な物語でした。

この後真面目に感想書くので、まずはこれを言わせてください。




スゥー(息を吸う音)
……松村北斗脚長くね!?

いや、すみませんね、ヲタクなもので。マジでふとしたシーンで脚っ!!と思う瞬間が多くて!
普段から色んな動画コンテンツは見てるはずなんですけどね、いや、彼のスタイルの良さには何度でも驚かされちゃいます。


ってことでここからは、真面目に感想書きますね

映画を見る前に、松村くん演じる山添くんはパニック障害で、上白石さん演じる藤沢さんはPMSに悩まされていてという情報はあったのですが、どちらも私にとっては身近なものではなくてイマイチぴんと来ませんでした。

序盤で、新卒時代のPMSで苦しむ藤沢さんのシーンがありました。

(※生理の事に触れるので、読み飛ばしたい方は線の間のところは飛ばしてください)




元々PMSという単語しか知らなくて、イライラしやすい症状のことは初めて聞きました。

私自身は昔から生理が軽いと言われるタイプの人で、生理痛もほとんどなく、生理の予兆とされる食欲増進や精神的な乱れも自覚症状としてはあまりありません。

だからこそ、普段周りの目を気にして繊細すぎるほどに気を使う藤沢さんが感情のコントロールが効かず、人が変わったようにキレてしまう状態を見て、どうしようも無いことで生きづらくなるっていう事を初めて目の当たりにした衝撃がありました。

藤沢さんは後の生理中と思われる場面でも、部屋の中が荒れてしまっていて、同じ女性でもこんなに苦しんで毎月暮らす人が居るのだと思い知らされました。

症状を和らげるための薬の副作用が強すぎて日常生活に支障をきたすところも、明快な解決策のないモヤモヤをすごく感じました。






藤沢さんの姿を見て、普段の藤沢さんが私も周りで見るような優しい人だからこそ生きづらさを感じる人の姿がグッと身近に感じるようになりました。

山添くんは、心做しか序盤は無愛想なだけでなく顔色も悪く見えました。
でも藤沢さんと交流するにつれて、笑顔が増えてきてバリキャリの道から外れることになった自分を、人生を受け入れて楽しいと思えてるのが表情から伝わってきて何だか私まで嬉しくなりました😊



この映画の中で好きなシーンは山ほどあるんですけど、特に好きな2つのシーンに絞って語ります!

1つ目!山添くんのヘアカット

まず、藤沢さんが山添くんのお家に行った理由も素敵ですよね!
パニック障害で行動範囲が狭まってしまったであろう彼に自転車をあげようとできる限り綺麗にして届けに来たの、もうその思いやりが良いなと思いました。

まだ、ヘアカットの前は藤沢さんがお節介な感じがありましたが、一発目髪を切りすぎてそれを見た山添くんが大爆笑するところ!もう愛しくて仕方がないです。これをきっかけに2人の間の気まずさがなくなってグッと距離が縮まった感じがしますよね〜

あと、個人的にはヘアカット後の松村北斗のビジュ大好きなんです!マジでコレは個人的な好みなんですけど、耳上ギリくらいの長さは最強だと思います笑


2つ目!お菓子を食べながら本を読む

2人の仲がだいぶ良くなってきた頃、山添くんの家でボリボリスナックを食べながら、お互いの症状について書いてある本を読むシーンです。

無駄に間を繋ぐ会話もなく、それでいて気まずさもない、あの雰囲気が個人的にものすごくお気に入りでした!
お互いの症状について関しても、自分が似たような経験をしているからと分かった気になるのではなく、本などで調べられる一般的な症状を知ってお互いに支え合う思いを感じられるシーンでした。

表面的なものではない、本当の思いやりってこういう事を言うのかもしれないとも考えさせられました。


映画については以上です!


ここからはおまけ的な感じで、どうぞ

私が見に行った映画館は次の日「夜明けのすべて」の上映が終了するタイミングでしたが、チケットを買う時点で席が劇場の半分ほど埋まっていて少し驚きました。
そして、上映が終了して場内が明るくなった時にチラッと周囲を見たら私と同世代から親世代まで幅広い年代の方が見に来ていて、この映画の人気さ、素晴らしさを感じました。

なんせベルリン国際映画祭まで参加してますもんね!

というのも、ジャニヲタ(この呼び方がしっくりくるので使います)な私が見に行く映画は、基本的に同年代の女子が多いんです!さらにさらに、私は上映終了ギリギリ常習犯でもあるので、いつも場内が少人数なんですよね、
見に行った条件はいつもと一緒でも、場内の状況がいつもと違くて面白かったです!


以前見に行った映画のレポもぜひ!


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