ジョーカー:フォリ・ア・ドゥをみたよ
愚かで美しくて大好きなので思った事メモ
普通にネタバレ
山を築く
度々出てきた山を築く(作る)という表現はジョーカーとハーレイ、2人にとっての試練であり人生の山場的な意味なんじゃないかな〜と思った。リーは何かになりたい、大きなことをしたいという気持ちを諦めてなかったのをEDの歌からも感じ取れたので築けると良いね…別れのシーンの階段が山の比喩でもあったと思うので。
偏見だけどアメリカの人は自分の人生はこんなもんじゃない、一発逆転のチャンスが巡ってくるはず!って考えてる人が多い印象ある。
銃
度々妄想の中で銃がでてきて撃ち抜くシーンがあったが、「死=ショーから降りる」というルールを徹底してたと思う。劇中にジョーカーが歌を中断しつまらない顔をしてハーレイに「こちらを見てない」的なことをぼやいて役から降りた瞬間に銃ブッ放してた。1回目見た時は唐突すぎてよく分からなかったがそういうことだったんだ〜と勝手に納得した。
妄想の裁判所の中でThe Joker歌いながら発砲してた時も、アーサーにとって現実の弁護側の陳述があまりにも恥ずかしくて耐えられないから、生中継されてるカメラを撃ち抜いた後に自分を撃ってたので狂ってるように見えて全然正気なことが伺えた。陳述の「童貞…」で制した時はジョーカーではなくアーサーの素だったように思う。
最後のリーが家で自分に銃口を突きつけた時はリーの中では現実が全てショーだからルール上そうやって降りるしかない。
のけ反る姿勢
調子良い時にやるなこの格好…と思ってたがこれ自分の影に吸い寄せられる/近付いてるんだ〜!天才か