ぷよっと〜番外編：褒められ体験〜

　ひょんなことから思いもよらないことにチャレンジしてみると、びっくりする発見がある。それは「褒められるって、こんなに嬉しい？」というなんともシンプルなもの。
　 
　年齢を重ねると、褒められることは滅多にない。というのも、仕事でも日々の暮らしでも、ある程度こなす術が出来上がってしまっている。それらに対して労いや感謝を伝えられることはあっても、褒められることはほぼない。そもそも「褒める」という行為は何かできなかったことができるようになるという努力の過程や成果に対して行われることが多く、そういった体験は圧倒的に子供時代に行われることが多い… 。

　ではなく……大人になると、できないことをできるようになるという環境に身を置かなくなってしまっている！！だって、新しいことができなくても、そこそこ楽しく生きていけてしまうから。
 　
　でもでも今回の懸垂チャレンジで、ほんの、ほーんの少しでも上手くできると、トレーナーさんが褒めてくれるんですわ。五十路手前になっても、成長を感じられたり、褒められたりしたら嬉しい！！嬉しいんですよーーー。　
正直、こんなに嬉しいと思わなかったのでびっくり。
　これまでは、毎日なんの変化もないつまらない日々だと思うこともあったけれど、大人になるとはそんなもんだとも思っていた。しかし、それはなんだか勝手に成長する場に身を置くことを諦めてしまっていたからかもしれないなぁとも思う。
　懸垂という途方もないチャレンジは成功するかはわからないけれど、この嬉しさを原動力に諦めない心をすくすくと育てられるように頑張ってみよう。