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子どものゲーム時間、どう決める?答えのない問いに向き合う練習
「子どものゲーム時間は何時間が正解?」
そんな疑問を抱えたことはありませんか?ゲーム依存や学力への影響が心配で、つい時間制限をしたくなる…。
でも私は、子どものゲーム時間に**「絶対の正解」はない**と気づきました。
うちの子もゲームが大好き。口を開けばゲームのマシンガントーク。「ママはゲームの以外の話が聞きたい」そう伝えることがあるくらい。
今年の事ですが、小学2年の息子がずっとやりたがっていたゲームをダウンロードしたんです。そしたら朝3時や4時に起きて6時過ぎまでゲームをし始めました。
まだ外は真っ暗。誰も起きてない部屋も真っ暗。そんな中ゴソゴソと起きてリビングに向かう息子。私が起きた時にはゲームをかなりエンジョイしてます。。
こんな生活続かないだろうと少し様子をみてましたが、連日かなりの早起きをしてゲームをする息子に段々とイライラしてきました。
午後はどうしてるかって?もちろん学校から帰宅後もゲームをしています。ですが朝早く起きている為、寝るのは19時前後に寝るようになりました。
毎日毎日、外遊びもせずゲームばかりして‥イライライライライライラ。
腹が立つ。もっとちゃんとして。他の子は外で元気に遊んでるのに。頭が悪くなるよ。ゲーム依存になったらどうするの?そんな事で私の頭の中はいっぱい。
この思いって沢山のママも感じていることじゃないでしょうか?
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怒鳴りたい気持ちを抑えて、まずこのイライラする気持ちはなぜなのか考えました。その結果、【不安・心配】から来るものだと判明。
ゲーム依存になったらどうしよう。生活が不規則になったらどうしよう。頭が悪くなったらどうしよう。病気になったらどうしよう。
誰か正解教えて欲しい!そう思いませんか?
なので調べることに。ゲームをすると本当にそうなるのか?何時間したらどうなるのか?
とにかく客観的事実を調べたんです。
その結果、これだ!という正解はない!という答えに辿り着きました。
それならば子ども達と、この「答えのない問い」と一緒に向きあって、自分達の正解を見つけていけばいいんだ。
ゲームに対する親子のルールを、できたできないではなく、失敗しながらトライ&エラーで改善していく事が大事なんだと思いました。
子どもとルールを決めて守れない事ってよくある事だと思います。でも私達親も最初からルールを決めて守れてきた経験ってどれくらいありますか?
もし決めた事ができなかった時に、叱られダメ出しされたら、やる気がなくなりますよね。
その時に、これからどうしようか話し合えるパートナーがいたら全く違う気持ちになると思いませんか?
私はこれが子ども自身が将来、答えのない問題に疑問を持ち、解決していく力につながるだろうと考えました。
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1. 答えのない問いと向き合う理由
人生には、「これが正しい」という答えがない問題がたくさんあります。
またAIが問題の答えを見つけてくれるので、子ども達には「なぜ?と疑問を持つ力」が求められます。
子どもが自分で疑問を持ち、答えを探して納得しながら行動を選択する力を育むためには、親が制限するだけではなく、一緒に考える姿勢が大切です。
このゲーム時間の問題。
制限を押し付けるのではなく、子どもが自分で疑問を持ち、選択する練習を通して、自制心や問題解決力を鍛える機会にできます。
2. 具体的にどう進める?
私は以下のステップで考えました。
① 客観的事実を確認する
・どのくらいの時間、ゲームをしているのか?
・宿題や食事、睡眠など他の生活リズムに影響しているのか?
まずは感情ではなく現状を把握します。
さらに
・ゲームが脳や体に与える影響
・長時間ゲームのメリット・デメリット
なるべく一次ソースである論文などを読みました(普通のネット記事も沢山読みました)
② 「なぜ?」を考える
・なぜゲームをしたいの?
・なぜ親はゲーム時間を制限したいの?
・なぜ長時間のゲームは良くないと言われるの?
親子それぞれが持つ理由をお互いに話し、納得感を得ます。
③ メリットとデメリットを整理する
ゲームはデメリットばかりイメージされますが、メリットもあります。
メリット
・空間認識能力や洞察力、創造力が豊かになる
・コミュニケーションツールとして優れている
・ITスキルやインターネットリテラシーを考えるきっかけになる
デメリット
・運動不足
・視力の低下
・生活リズムの乱れ
・ゲーム依存になるリスク
・前頭葉が萎縮するという報告も
これらの事を踏まえて、子どもでも理解できるように説明しました。
④ アサーティブに話し合う
ルールを決める際、親の一方的な命令ではなく、子どもの意見も取り入れることが重要です。うちは子どもが2人いるので2人それぞれの意見を話してもらい、親子3人の落とし所を見つけました。
このゲーム時間ならそこそこ満足できる
朝もしたいけど、学校から帰ってからもしたい
1日のゲーム時間が〇〇時間以上はやりすぎ?
ルールを守れなかった時はどうする?
親子で納得できるルール作りがポイントです。
⑤ トライアンドエラーを繰り返す
ルールは守れないものなのです。最初から守れないと思っていればイライラする事も減りますよね。決めたルールがうまくいかない場合、何度でも改善していけばOK。
・守れなかった理由を振り返る
・ルールを微調整する
ルールは固定ではなく変化するものと捉えると、柔軟に対応できますよ。
3. 親子で得られる納得感
・親子で「どうすればいいか」を一緒に考えた納得感
・子どもがルールに納得して守ろうとする責任感
・親も「〇〇すべき」という意識から解放
4. 結局、何が大事?
ゲーム時間を親が決めて「監視する」ことよりも、親子で一緒に向き合うプロセスが何より大事。
子どもが自分で疑問を持ち、考え、納得した上で自分でコントロールし行動する力を育むチャンスにしちゃいましょ。
まとめ:常に最善を探す姿勢を
ゲーム時間の問題は、家庭ごと、子どもごとに違います。
だからこそ、「こうしなきゃ」と正解を探すのではなく、常に最善を模索し続ける姿勢を大切にしてください。
親子で納得のいくルール作りをしながら、子どもの未来に必要な「自律」の力を育てていきましょう♩
あなたの家庭ではどんなルールを決めていますか?
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