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生きてる

私 原発性アルドステロン症のお話です
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揉み消したのか??

あっという間に殺人現場の様に血溜まりが広がって行くのを見て、

「あぁ。こうやって体内の血液が出ちゃって出血多量で私は死んじゃうのかな。。」

と、思いながらも、慌てて右手にも血液がついちゃったけど、必死にナースコールのボタンを押した。

「はい。どうしましたか?」

と言われたので、わたしは必死で

「あの、点滴だけ外した状態の管から血液が逆流してて、床が血溜まりになってて。。早く来てもらっていいですか?」

と伝えると、びっくりした様子で

「はい!今行きます」

と、すぐに来てくれた。一瞬、「ええっ??」と言う感じだったけど、すぐに点滴の管を外して処置してくれた。

その頃、尿袋を片付けに行ってくれた看護師さんが戻って来て、別の看護師さんがいるのを見て、

「何かありましたか?」
みたいに入って来たが、血溜まりの様子を見て、慌てて、片付けてくれた。

その後、大丈夫ですか?くらいなもんで、誰かが謝りに来るわけでもなく、何もなかったかのように時間が過ぎた。

「あの出来事は今日のナース日記に記されたのだろうか?きっと、揉み消したな。」

と、私は勝手に思っているが、きっとあれ以上の出来事がこの病棟ではきっと繰り返されている気がする。とにかく、私は出血多量で死んで無いし、生きてるから、もういいや。早く帰りたい。。と言う思いが益々強くなった。

頭にきたので分かりずらいけど、点滴が外れたところの腕を写真に撮っておいた。退院した後の腕の写真も撮ったと思うけど、今となってはこれだけしか残っていない。苦手な方はごめんなさい🙏


血管壁を痛めつけられ過ぎてみみず腫れのようになった

分かりずらいけど、右側の血管が中で腫れてるのか、出血してるのか分からないが、こんなになってた。手首近くの針が刺さっているあたりは酷く、この画像を見てるだけでも、あの時の痛みが蘇ってくるほどだ。

検査結果

血溜まり事件の夜19時頃、ご年配の優しそうな先生と、もう1人の先生が説明に病室にやってきた。

「検査の方、無事に終わりました。両方の副腎の方からサンプリングもとれましたよ。それで、結果の方なんですが、両側の異形成でした。残念ながら手術で取る事は出来ません。それなので、今後は薬の服用での治療となります。」

と言う説明だった。

「そうか。両側の異形成は残念なんだ。。」
と思ったら、なんだか少し悲しかった。

私は
「先生、服用する薬なんですが、それは今後、こちらの病院に通院してもらう感じになるんでしょうか?出来れば、地元の病院で薬をもらえると助かるんですが。」
と、話すと

「はい。秋春瑠さんはご自宅も遠いので、すぐに処方箋を準備して、今回の検査結果の説明と、お薬も地元の病院でもらえる様に手配します。」 
と言ってくれた。これは本当に有り難かった。

そして、次の日、私は退院した。
もう、ここには2度と来たくないと心から思った。体はフラフラだったけど、旦那さんが迎えに来てくれたので、どこに立ち寄る事もなく、速攻で電車を乗り継いで家に帰った。
2度と忘れる事のない入院生活だった。

地元に戻り、病気を見つけてくれた病院の外来にかかり、先生から結果とこれからの事を聞いた。

「サンプリング結果より、両側の異形成でした。なのでこれからの治療は血圧を下げる飲み薬を飲んでもらいます。これから先は、治療も飲み薬を飲む事意外にはないので、こちらの病院ではなく、提携しているアルドステロン症を管理出来る先生のいるクリニック行ってもらいます。」

と言う事で、原発性アルドステロン症については、こちらの病院は卒業。個人病院のクリニックで、薬の処方などしていただく事になった。

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