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オーバーローンの怖さ


新築で家を建てる時
銀行からの融資で意図的に
オーバーローン
(実際に必要な資金以上の融資を受けること)
を組む場合、
以下のようなトラブルが予想されます。
それぞれのリスクについて説明を付けます。

1. 違法行為としてのリスク
 
オーバーローンは、
融資目的を偽って多めに借りる行為であり、
場合によっては詐欺行為とみなされる
可能性があります。
銀行に対して虚偽の申告をしていた場合、
法的責任を追及される可能性があります。

2. 金利負担が増大

借りた金額が大きければ大きいほど、
毎月の返済額や総支払利息が増え、
家計に過大な負担がかかるリスクがあります。
これにより、生活費や将来の貯蓄に
影響が出る可能性があります。

3. 返済計画の破綻

実際の収入や支出を超えたローンを組むと、
返済計画が破綻する可能性があります。
特に病気や失業などの
予測できない事態が発生した場合、
ローン返済が困難になり、最悪の場合、
家を手放すことになりかねません。

4. 融資実行後の使途調査リスク

銀行は融資後も資金の使途を調査する場合があります。
住宅ローンは家の購入や建築目的に
限定されているため、
それ以外の用途に流用した場合、
銀行から全額返済を求められる
可能性があります。

5. 信用情報への影響

オーバーローンが発覚すると、
信用情報に悪影響を及ぼします。
将来的に他のローンを組むことが難しくなり、
金利が高い借り入れしかできなくなる
場合があります。

6. 建築計画や工事への影響

オーバーローンの資金を建築費以外の用途に
使った場合、必要な工事費用が不足し、
建築計画に影響が出る可能性があります。
工事の遅延や品質低下につながる
リスクもあります。

7. 金融機関とのトラブル

オーバーローンが疑われた場合、
金融機関からの追加調査や融資停止、
最悪の場合契約解除となる可能性があります。
その結果、新築計画全体が
中断するリスクがあります。

8. 税務上の問題

オーバーローンで得た資金を
別の用途に使うことで、
税務署から贈与税や所得税の申告漏れとして
指摘を受ける可能性があります。

9. 家族間のトラブル

オーバーローンを行ったことが
家族に知られた場合、
経済的な負担や信頼関係にヒビが入る
可能性があります。
特に返済が滞った際には深刻な
問題に発展することがあります。

10. 精神的なストレス

不必要に大きな借金を抱えることは、
将来的な返済への不安やストレスを
生む原因になります。
このストレスが長期的に生活の質に
悪影響を及ぼす可能性があります。

まとめ

意図的なオーバーローンは
短期的には現金を確保できる
利点があるように見えますが、
長期的には法的、経済的、精神的に大きなリスクを
伴います。家を建てる際には、
必要な資金だけを適正に借りることが、
安心で健全な生活を送るための最善策です。

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