地に足を付けて立っている。
こんばんは。
今晩、2度目の記事です。
先ほど、あるnoterさんの記事を読み、
書きたい欲求が抑えられなくなり
筆をとっています。
『地に足を付けて立っている。』
私が、このような感覚を実際に味わったのは、今から35年くらい前のお話です。
ちょうど、大学に入学し、
親元から離れて寮生活をしました。
寮生活は、めちゃくちゃ楽しかった!
最初のうちは、毎日夜更かししては、
まるで別の地方から集まった友人たちと夜な夜な、語らいばかりしていました。
朝まで夜通し話をして、
東大寺まで朝散歩に仲間と行って、
見知らぬ叔父さんたちと、太極拳をしたりなど。
話は尽きません。
そうこうしているうちに、
私は、実家が北海道の一軒家暮らしだったせいもあり、
一人でいる時間がまるでない寮生活に
楽しさから息苦しい気持ちになっていました。
いや、楽しかったのには変わりないのですが、
一人時間がないと生きるのが下手になってしまう性分だということに
この頃から自分は気がついていたのです。
そうこうして、大学2年夏、一人暮らし〜謂わば下宿生活を、始めました。
その頃でした。
私は、自分の足で立っている。
自分の足で地面を踏みしめて歩いているんだ。と
心の底から感情が湧いてきたのは。
今思えば。
自宅の親から、生活費全てとは言えませんが、毎月仕送りを送っていただいている身分でありながら
自分で、自分の足で立っている、って
いうのもちょっと烏滸がましいかな?と思うのですが。
それでも、です。
それまでの自分は、
親にお弁当作ってもらって、
帰れば夕食作ってもらって、
勉強する環境を与えてもらえていて
親に寄りかかって生活しているだけ
だった。
しかし、その頃の私にとっては、
たかだか数万円とは言え、
自分の力でアルバイトで生活費の
補填をしながら、
自分の好きなものをアルバイト代で買うこともできるようになっていたことがとても喜ばしくもあり、
自分で地に足を付けて歩いているって感覚を、初めて味わうことができた日々だったのです。
そんな経験をしたことによって
今でも、自分で稼いだお金を、
自分の好きなことに使える喜びを
失うことなく過ごせていることに、
今の家族にも、育ててくれて巣立った家族に対しても、感謝の気持ちで
いっぱいです。
「自立した人になりたい!」
それは、大学に入った頃に初めて思ったこと。
私は紆余曲折した人生を歩んでしまったため、
中々思うような人生を送れなかったなーと、どうしても後悔はしてしまうのですが。
経済的にも、精神的にも、
『自立した人でありたい!』
その想いにウソはなく、今でも
そう有りたい気持ちで過ごしています。
そんな気持ちにさせてくれた親や周りの大人の人たち、見守り続けてくれた友人たちに、感謝しかないです。
この場をお借りして、支えてくださった方々へ
『ありがとうございます。』
伝えさせていただきます。
「地に足を付けて歩いていきたい。」
いまも尚、そう思います。