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日記。父からの山もりのお肉/塩田千春/よい休日

出勤
なんか静かなのに気忙しい日。タスクをさくさく進める。明日から連休なので一切仕事を残したくない。なんか、なんだか、メラメラした気持ちになってくる。晩秋だなあ。なんでわたしは朝にラブレを飲むのを忘れるのだろうか。ぽつんとテーブルに置いてあるラブレを帰宅後一気のみ。家にあるものでごはんを作る。『失恋と得恋/小西康陽』を聴きながらの料理。なかなかよい時間。父からお肉が山ほど送られてくる。うっわ!と思うけどありがたい。小分けにして冷凍しよ。2.3切れ食べたらもーええワ、なサシのたっぷり入ったお肉。女子ふたりで食べ切れるだろうか。夜ごはんはぶりの照り焼き、もやしと豚肉の炒めもの(きのうラーメンにのせたもの)、納豆、スモークサーモンのサラダ、おみそ汁(白菜、木綿豆腐、ベーコン、コーン)。食後、しめじちゃんが「三角チョコパイ、クッキークリームらしい!食べたい」と言ってる。仕方なく買いに行く。つい、ポテトとチキンと普通のチョコパンも買ってしまう。どこが仕方なく??三角チョコパイは食べるの難しいね。デートで食べるのはやめておこうと誓う。

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休日
塩田千春展に滑りこみするんだ〜!ってBに言うと、するすると「会おう」ということに。昼前に待ち合わせして、サラリーマンが集うような定食屋でさばみそを食べ、近くのドトールで2人とも後の予定があるからタイムリミットを気にしつつしゃべりまくる。ぜんぜんしゃべり足りんな〜と言いつつ別れる。ここ最近の色々を聞いてくれただけで満たされた。移動して中之島美術館『つながる私(アイ)/塩田千春』エントランスからいきなり大サビはじまったくらいの塩田千春らしい世界観がはじまっている。

その次の白い部屋が好きだったな。見る角度によっては観客も作品の一部にも見える。これもわたしとあなたのつながりなのかな。



一見、"映え"な作品群だけど、モチーフはすごくグロテスクで、現代美術ならではの「すごいけど何がすごいのかよくわからん…」も体験できた。わからんなりに、そのエネルギーとか表現することで生きている芸術家の業や苦悩にまで思いを馳せてしまう。そして、作品と自分or彼女を写真に収めてる人の多いこと!そうやって撮ってって美術館側がアナウンスしてんの?と思うくらい。塩田さんの軌跡のインタビューや、アトリエを訪ね、作品が作られる過程を追ったフィルムが充実していた。塩田さん、母校が同じなので初期作品のあの感じ、めっちゃわかるわ。どうやって洗練されていったのだろう。そして彼女のパーソナリティも気になる。あぁでも見られてよかったなー以前森美術館での展示は気になりながらも行けなかったから。そしてodonaの大島依提亜展

ミニシアターで映画を見ることが多いので、大島さんのデザインワークは目にしていることが多い。あれもこれも大島さんが手がけてらっしゃったんだなあ。メルカートピッコロでジャムを買う。家計簿をさぼりまくってるおかげで、現在自分がひと瓶千円するジャムを買っていい状況なのかわからなかったけれど、お土産として買う。苺とあんず。それに合わせてパン屋さんでおいしそうな角食も買った。お腹すいたのでインディアンカレーでさっと食べる。目玉(たまごふたつ)とピクルス増量で千円を超えるようになってしまったか…。ここはみんな赤い顔して黙々と食べてるのがいい。辛いもの好まないのに、ここのカレーは食べてしまう。ピクルス、たまご、それぞれを陣わけして食べるのが良い。頭脳戦だ。京阪電車は人がいっぱい。淀屋橋にはサラリーマンがいっぱい。

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休日
観たい映画が一日一回しかも午前中しかやってない、のでしぶしぶ起きる。余裕もって起きたので家事やらつくりおきやら朝ごはんやら作ってたら、ふつうに遅刻した。

『墓泥棒と失われた女神』アリーチェ・ロルヴァケル監督の映画は予備知識があったらもっと深く点と点が線になるんだろうなあと思う。難しい映画だ。共感するのも理解するのも。とても壮大なラブストーリー。そしてやっぱりジョシュオコナーは最高。その後アイタルガボンへ。えびとブロッコリーのオイルパスタ。ここのスパゲティは最高においしい。本があって音楽も接客もなにもかもちょうどいい。本を読んでゆっくりさせてもう。『90年代のこと/堀部篤史』を読む。友達ん家で友達の話を聞いてるような気になる本。もうこれ以上、便利も匿名の批評も目の前に大事なひとがいるのに、他の誰かと繋がっていける機械も、もうええよじゅうぶんよ、とわたしら世代はよく話す。ただ、若者世代はこんな話おもしろないでしょうね。ずっとそばにあったものだから、なかった時代の良さの肌感でわからないだろう。斗々屋で買い物。量り売りで色々買う。夜は野菜と豚の蒸籠蒸し、きゃべつとたまごとわかめのスープ。海苔のピンキリについて熱く語るわたし。もうおいしい海苔は安くは買えなくなってしまった。でもおいしくない海苔ほど悲しいものはない。今回は山本山ののりさく。かっぱえびせんチーズ味を食べていたら、しめじちゃんが「くさい!」っていう。おいしいものってね、くさいこともあるんだよ。


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