大坂商人の発想に学ぼう
多くの場合、人は自分より年長者や地位が高い人に対しては謝りますが、年少者や地位が低い人とみなした人にはなかなか謝りません。
特に年齢を重ねるほど、「自分の方が知識や経験も豊富だから、負けや失敗を認めたくない」という心理が強くなります。
街中などで突然切れる中高年や高齢者を見かける背景には、このような理由があるのです。
そこでぜひ著者がお勧めしたいのが、大阪商人の発想を持つ事です。
大阪商人は結果を重視します。
プロセスはともあれ、最終的にもうかればよいという柔軟な発想を持っています。
ですから、結果として特になると思えば、頭を下げる事も厭いません。
「頭を下げるのはタダやから」と言って、ケロッとしています。
さっさと謝って、損して得を得る。
これが不機嫌を遠ざける大人の知恵なのです。