スタデイ算命学 第十七回 主星司禄星ついて
スタディ算命学第十七回目は、陽占の主星「司禄星」についてお話します。
算命学の陽占はその人がこの世で生きて行くための役目であり、特に主星はその人の人間としての本質でもあります。
この世で生きて行くための役目を知る事によって、皆さんの行動や思考をコントロールし、自分に合った仕事を見つけ出す事も可能となります。
この役目、行動というのは人によって様々であり、時にそれは人とのトラブルの原因ともなり得ます。
中には人と違った行動思考で思い悩む人も大勢いるのも確かです。
しかしご自分の天から与えられたら役目、行動、思考が解れば悩みも解消し人との融和も可能となり、また世の中での成功者の近道ともな
るのです。
皆さんの陽占の主星が解らない時は、私のホームページの「算命学の命式を見る」をクリックしていただき、そこにご自身の生年月日を入力すると出てきますので是非参考にしてください。
では陽占の主星司禄星についてお話します。
司禄星は陰の土性、そして五大本能の中の引力本能を現します。
禄存星が自然界という最大範囲の最大引力本能に対して、司禄星は最小範囲の最小引力本能となります。
つまり司禄星は家庭という最小集団で本領を発揮する世界でもあります。
家庭という小宇宙での個人個人の精神、蓄積、愛情といったものを引きつける力でもあります。
勿論財も引きつけるのですが、これは家庭内の財なので蓄積型の材となり、地道に少しずつ長い年月をかけて貯めていく財でもあります。
性格、行動も地道で決して派手を求めずユックリとマイペースで進んでいく人生となります。
自分の子供の主星が司禄星であるならば、その子は常に自分のペースを保ったマイペースの子供だと思ってください。
周りがどんなに進んでいても決して慌てず自分の我が道を行くタイプですので、幼少時代は学力や学校生活での行動が周りの子供よりかなり遅れる事が多々あります。
そんな自分の子供に対して当然親は心配になり焦ると思いますが、急かしたり怒ったりは絶対にしては行けません。
司禄星の子供に絶対してはいけない事の一つとして急かしてその子のペースを乱れさせる事なのです。
たわいもない事かもしれませんが、それがその子の今後の人生を大きく変えてしまう恐れがあるのです。
司禄星の子供は幼少時代どんなに周りの子供より遅れをとっても中学、高校に入る頃には周りを大きく引き離し学年でもトップの成績を納める位の子供に成長するのです。
ですから幼少時代、親心としてとても心配になったとしても、気持ちをグッとこらえてその子を信じて優しくその子のマイペースを見守ってあげてください。
司禄星は家庭が舞台となるので非常に家庭的で、家庭を育て家庭を守る事が本筋の人生となります。
本来引力本能ですが、守り育てるという精神も強く、行動も家庭内から出る事がないのですが、その家庭を崩壊させる様な外的な力が加われば命をかけて守る犠牲心が全面に現れます。
自然界の動物でさえも我が子を守るために命をかけて守る、それが家庭という最小範囲を全力で生きる司禄星の本能でもあるのです。。
また司禄星の人は子供、大人関係なく人生の途中で進路を変更する事が苦手であり、会社内でも自分の実力に合ったペースで仕事をこなします。逆に自分の身の丈を越えようとせずマイペースを貫くのでエリートコースを歩むというのは正直無縁です。
でも一つの事に集中してマイペースで進む力は相当なもので、定年になる頃には周りを押しのけ、エリートと言われていた人達を遥かに凌ぐ出世を成し遂げる事になります。
主星司禄星の人は男女を問わず家庭的で、特に女性は専業主婦が天職と言われるくらい子供を守り、家計を守り、そして完璧なまでに家庭を切り盛りする最高の女性となります。
算命学界では「主星司禄星の女性と結婚しろ」と言う位に結婚に向いた女性となります。
仕事は事務仕事や、個人商店の様な自分のテリトリーのしっかり出来たものを選ぶと、ストレスも少なく司禄星の力を存分に発揮する事が出来る事となります。
簡単に言うと、自分のペースを守れる仕事、自分のペースを尊重してくれる会社を選ぶという事です。
それくらい司禄星はマイペースが重要であり、人生のキーワードでもあります。
禄存星の所でもお話しましたが、司禄星と禄存星を持った男性はかなりの福相で、地道ではありますが一生を通じて幸運な人生を歩み、家族にも幸運をもたらしてくれる人となります。
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