アメリカの住居事情〜探し方・契約方法編〜
アメリカの住居を探し、契約をするまでにはどのような流れで進んでいくのでしょうか。
今日はこのテーマで記事を書きたいと思います。量が多くなりそうなので住居事情は2部構成にします。
まず留学が決まったら住むところを決めないといけませんよね。
具体的にどの地域に住むのか、どんな住居を借りるのか、兎にも角にも情報収集が重要です。私はボストンの研究室で働くことが決まったらすぐに、ボストン市内で住居を探しました。
<時期>
渡米する日が決まったら、約3ヶ月前から具体的に探し始めましょう。大体3ヶ月くらい前から空き物件がではじめるようです。
しかしボストン市内は物件を探すのが大変です。というのも人気のある街なので空き物件が出てもすぐに埋まってしまうみたいなのです。
あとは日本から荷物を送る方法も探し始める時期に関わってきます。たくさんの荷物を送る場合、船便を選択する人が多いと思いますが、この船便、到着日は指定できません。日本郵政や宅急便のホームページを見ても、到着まで2-3ヶ月かかります、としか書いておらず、全く読めません。私も実際に東京からダンボールを2回に分けて送りましたが、第一陣は2ヶ月ぴったりくらいで届いた一方で、第二陣は2ヶ月半かかりました
なので、日本から送る時点で、到着は最大3ヶ月後になることを想定すること、そして自分が到着したあとすぐに荷物が必要な場合は、自分が出発する2-3ヶ月前には荷物を日本から送らなければならないことに注意が必要です。よって出発日の2-3ヶ月前にはアメリカの住所が決まっている必要があります。このことからも2-3ヶ月前に住居を契約するのがよいかと思います。
私は小さい子供が2人いるので、なるべく渡米時の荷物は少なく済ませたいという気持ちがあり、極力船便で送るようにしました。
(ちなみに、不幸にも船便で送った段ボールの1つが紛失するというアクシデントがありました。。。こちらについてはいつか記事にしたいと思います。アメリカという国は想像以上に適当でやや戸惑っております。。。)
<探す方法>
大きく分けて2つだと思います。
・自分で探す
日本のSUUMOみたいなサイトがこちらにもあります(apartment.comとか)のでこれらを駆使して探します。全部自分でやらなければいけないので大変ですが、たくさんのアパートの中から探せます。物件によっては日本にいてなかなか内見できないことを伝えるとビデオ通話で内見をしたり、部屋の動画を送ってくれたりする物件もあり、内見せずに物件を契約することができる場合も多いかと思います。
・仲介業者にお願いする
幸いボストンには日本人専用の仲介業者があります。皆さんもエイブルっていう会社、聞いたことあると思いますが、日本でもお馴染みのエイブルのボストン支社があるんです。もちろんスタッフも日本人ですし、やりとりも全部日本語です。おすすめの地域の情報や、気になる地域を伝えるとどんな雰囲気か教えてくれます。内見から電気水道の手配、契約まで全部やってくれるサービスがありとても便利ですが、仲介手数料がかかる点がデメリットでしょうか(大抵の場合、家賃の1ヶ月分がかかります。電気を通したり、物件まで送迎してもらったり、買い物に付き合ってもらったりするサービスも別途用意されていますが全て数十ドルから数百ドルかかります)。
周りの人も大抵どちらかの方法でやっていました。私はエイブルさんともやり取りをしていましたが、結局自分で全部やりました。ボストンは家賃がとても高く、物件の立地や新しさにもよりますが2 bed room(いわゆる2LDKみたいな感じ)だと最低でも3000ドル以上はするイメージです。治安の良い日本人に人気のエリアだと4000ドル以上することもザラです。ですので仲介手数料も大きな額になってしまうので少しでも節約するために自分でやりました。大家さんが個人ではなく不動産管理会社だったからかもしれませんが、手続きはスムーズに進み特に不都合は感じませんでした。私の場合、アメリカでの電話番号もまだ取得しておらず、SSNももちろん持っていませんでした。アメリカの銀行口座も契約時には持っていませんでしたが大丈夫でした。
一点、私の住居は保証人を1人設定しなければならず、その保証人は家賃の2倍の月収があることが条件でした。こちらの家賃はただでさえ高いのに、その2倍の月収がある人なんて日本ではなかなかいないと思います。私は幸い従兄弟がアメリカで医師をしていてこの条件を満たしていたので、彼にお願いして保証人になってもらいました。周囲を見てみると保証人の条件がこんな厳しかったと言っている人はいないのでたまたま私のアパートだけなのかもしれませんが。。。
以上になります。自分で契約まですることは、ハードルが高そうに感じるかもしれませんが、思ったよりはなんとかなりました。
参考になれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?