12-2 能登半島 ボランティア報告 穴水町、能登町 令和6年6月28~29日
さて、今晩は穴水町にある奥能登ベースキャンプ(以下BC)に泊まる予定です。チェックインまで時間があるので、震災の中でも負けずに開店している店など観光地を回る計画です。
志賀町でのボランティア活動を終えたのが3時でBCのチェックインは5時〜7時までです。穴水町まで1時間ほど移動にかかるので寄り道できるのは1〜2軒程度。
途中穴水町の駅付近を通過した時最寄りのお菓子工房Hanonにも寄り、クッキーを購入。いつかカットケーキも食べたいなと目星をつけます。instagramを見るとたまに富山にも出張開店する事があるようなので要チェック。
以前から気になっていたマルガージェラート本店に向かいました。世界のジェラートの賞を数々とっているお店で材料は能登の農産物が使われているそうです。(野々市、のと千里浜道の駅、香林坊の東急スクエアでも販売)
さて、到着するとのどかな山間の田園地帯に小さな店舗と屋根付きのベンチとテーブル。若者や親子連れが入れ替わり立ち寄り皆さん外のベンチでジェラートをいただいています。
シングルとダブル、コーンとカップが選べます。沢山ある種類の中からイタリアンチョコとピスタチオを選びました。青空と山と田畑の中でベンチに座り、美味しいジェラートを食べる幸せのひとときでした。すっかり虜になってしまいました。他のフレーバーも食べたいです。
さて、目的を果たして穴水町のBCに向かいます。駐車場はアスファルトも凸凹で亀裂が入っています。慎重にバックして駐車。
シュラフや食糧を持って2階の受付へ。今日はたった5人の宿泊。
男性3人、夫婦1組、女性は私1人。
女性の部屋はテントが6張あり、今夜女性は一人なので好きなテントを選んで下さいとのこと。
風呂も食堂もないが、電気ポットと電子レンジは利用可能。
トイレは1階にあるのですが、水流が弱く、2Lのパットボトルに水を入れて自分で流す方式のようでした。最初水をドボドボと落としただけでは全くトレペは流れず、3回目にしてやっと勢いよくペットボトルから水を噴出するコツを掴みました。
お風呂はここから10kmほど離れた温泉を紹介していただきました。以前穴水町のボランティア後に入った温泉と同じのとふれあい文化センターでした。
ずっと右足の裏が歩くたびチクッと痛いと思っていたのですが、脱衣所で足の裏を見たら小さなガラスの破片がキラッと見えました。触るとポロッと取れてわずかに出血。どうやら今日のお家で台所の割れたガラス食器が刺さったようです。スリッパを履いていたとはいえ、やはり用心せねば。小さな傷なのですぐに血も止まり、念入りに石鹸で洗って消毒。汗と泥を綺麗に流してBCに戻りました。
夕飯はボランティアへの支援品の中からわかめご飯をいただき、電気ポットの湯を注いで15分待つ。持参したカレーを電子レンジで温めてかけ、カレーライスとしました。
他のボランティアさんも見かけから皆60代くらいのようでした。定年を過ぎた人のなかでは一番若くてパワーがある、この年代が平日のボランティアの中心になるようです。
受付は、地元でラジオのパーソナリティをされている方が夜の時間交代していました。ボランティアの支援品はパーソナリティの方が提供されたり、ボランティアあてに送られてくる物資なのだそうです。驚いたのはこのBCもあさって日曜日で閉鎖され、今後は日本航空学園BCに吸収されるそうです。確かに日本航空学園BCの方が、水道、トイレ、食堂、浴場と揃っていて使い勝手はベターです。
奥能登も水道の普及が進むにつれ、よりボランティアの後方支援が整った施設に統合されるのも無理はないと思いました。
ラジオのパーソナリティさんはさらにボランティアが宿泊できる場を計画中だと匂わせました。能登にはまだまだボランティアが必要だと私も思いますので宿泊できる場は各所にあって良いと思います。
明日は活動はないため少しゆっくりと休もうと部屋に行き、赤十字からの貸し出されたマットと持参したマットを組み合わせてどうしたら寝やすいか試行錯誤。
各部屋のテントに励ましのコメントがあり、英語で書かれたものもありました。
そのうち眠りに落ちました。
◆◇◆◇◆◇
朝が来ました。昨日入浴後は涼しい服で寝てしまったため、夜中に寒くなって起き、もう一枚服を重ね着して再度寝ました。
ポットのお湯でドリップコーヒーを入れ、パンやチーズを食べます。
海岸沿いを九十九湾までドライブし、それから引き返して能登半島を南下し帰宅しようと計画を立てました。
つづく
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