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09-3 能登半島地震 ボランティア報告 珠洲市 令和6年5月6日(3日目)
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ボラキャンすず3日目です。
昨日のツツジ公園で夜間ライトアップの時振る舞われた筍ご飯を朝食にいただきました。
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8時のミーティング中のところへ、お別れの挨拶をして夫婦で去ります。
次は観光兼経済を回すミッションです。
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まずは主人が3月にボランティアに行っていた珠洲市真浦地区に案内してもらいました。
そこは窓岩がある観光名所でしたが、地震で岩が崩れて岩の窓も無くなってしまいました。周辺の下にある白い岩は海面下にあったのですが、隆起して見えるようになったのだそうです。
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この地区は海岸を走る道で唯一外部と連絡していましたが、両側のトンネルの上の土砂が崩れて塞がり、自衛隊が助けに来るまで町が孤立してしまったそうです。
西側のトンネルは開通していました。
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今も東側のトンネルは塞がったままです。
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真浦港は海底だったところが隆起して、漁港として使えない状態でした。
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真浦地区で再開した旅館は向こう何ヶ月先も工事の業者が予約していて、一般客は泊まれない状態だそうです。
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主人が参加していたボランティアの活動拠点は避難所を間借りしているので、ボランティアと被災した人と交流しながら生活しているそうです。そこのトイレを使わせてもらいました。富士吉田市の提供している綺麗なトイレで評判も良いです。
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この後道の駅すずなりへ移動し、美味しいと評判の塩ソフトクリームを食べ、買い物をしました。
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Fさんの使っていたみたいな珠洲焼きのマグカップを探しましたが、残念ながら売っていませんでした。
すずなりの建物の横で炊き出しが行われており、屋台が並び、列を作って皆さん配布を受けていました。おもちゃや綿菓子などもあります。
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海岸の町を通過して軍艦島と言われる観光名所の見附島を目指します。
周辺の町は地震と津波でほぼ100%の家屋が被害にあい、家は潰れてひどい状況です。
見附島が地震で崩れる様子はyoutubeでも見ることができます。
軍艦島は動画で見ると地震で左右に激しく揺れながら崩れて行ったのが分かります。実際目の当たりにすると確かに一回り縮小していますが、軍艦の形は維持しています。
以前の軍艦島が戦艦大和とすると、今の軍艦島は長門でしょうか。
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ここは「縁結びの鐘」があり、近くに絵馬やおみくじ掛所があります。
海藻がひっかかっている高さまで津波が来たのでしょうか。
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昼食のために適当なレストランを探そうと車を流していると、能登町の沿道にのぼりが沢山並んでいるところがあり、主人が以前から気になっていた「ケロンの小さな村」というピザのお店がありました。斜面を登っていくと、そこは別世界が広がっていました。
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ケロンの小さな村は休耕田を利用して、田んぼを復活、手作りの遊具がたくさん。
収穫した米から米粉で作ったピザとパンを提供するレストラン。
親子連れも遊びに来てます。ここで昼食としました。
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とても楽しい村でしたので、震災の時の様子を村長さんに尋ねる事を忘れてしまいました。しかし傾いた遊具やクラウドファンディングのポスターを見ると、ここも相当地震の影響があったようです。
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南下し、七尾食祭市場がGW最終日の今日までイベントをしていたはずと立ち寄ります。夕飯のおかずを買おうと探すと、イベント終了一時間前なのにほとんど売り切れて店を畳んでいる最中。慌てて魚とイカの干物を買って富山の我が家へ戻りました。
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今回、珠洲市の被害の爪痕を目の当たりにし、いまだ復興の道のりは遠いと思いつつも、復興のために前進する地元の方と、それを支える人々の存在を強く感じる旅でした。