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10-1 能登半島地震 ボランティア報告 能登町 令和6年6月8日(1日目)

今回は日本航空学園ベースキャンプに前泊して能登町の震災ボランティアに行った体験です。

日本航空学園・輪島ベースキャンプ


第一日目は日本航空学園ベースキャンプへ向かいます。ここは珠洲市や能登町へのボランティアへ向かう人が宿泊するために開設され、約100人が宿泊でき、連泊も可能。金沢駅からのボランティアバスも経由して活動拠点に向かいます。宿泊費は無料で、男女別の部屋。日本航空学園の教室に9張りの個室用テントが張られており、一室あたります。
学生寮にある一階の食堂を朝夕利用できますが、朝食については平日しか利用できないため、朝昼の食料は持参しました。
お風呂もあるそうなので入浴の準備もしました。

チェックインは夕方の5時から夜7時まで。
富山市の自宅からは2時間半ほどと見込み3時くらいに軽トラックに荷物を載せていざ出発しようとしたところ、なんとバッテリーが上がっていてエンジンはうんともすんとも言いません。
仕方なくバッテリーをチャージしたり、バタバタしていたら、出発が4時すぎてしまいました。7時までのチェックインに間に合わせるために、休憩なしのノンストップで向かう事にしました。

工事中の道路


能越自動車道は快適でした。のと里山海道に入ると相変わらず至る所崖崩れの工事道路を北上します。以前よりも工事で道はよくなっていますが、まだまだ片側通行で北行きのみの区間が長い。そして走る車はめっきり少なくなり。

工事中の道路


後ろから大型バスが直線ではものすごい勢いで追い上げて来ました。
軽トラックはサスペンションが貧弱なので、いくら直線道路でも段差が多いためスピードを出すと車体が衝撃を受けます。従がってあまりスピードを出せないためバス道を譲ろうか悩みましたが、バスは工事の迂回の所では慎重に通過しているようでもたついています。仕方なく直線道路の後ろに迫って来るバスを気にしながら北上。

ベースキャンプに使われている校舎


能登空港ICを降りて能登空港へ。その隣に日本航空学園ベースキャンプがありました。

入口


なんとか7時前にチェックインを済ます事ができました。

受付にて


駐車場に軽トラを置き、荷物を担いで3階の自分のテントに入る。部屋は女性と男性でクラスを分けてある。布製のベッドの他に床置き用のマットもあり、床に寝る事も可。毛布を借りる事も可能。

ここが私の個室


食堂に夕飯を食べに行く。800円の日替わり定食と600円の麺類がある。この日日替わり定食を頼むと、ハンバーグライスであった。

今日の定食A
食堂


隣で食事されている50代くらいの男性に声をかけると、埼玉県から派遣された公務員の方で、地震に関する事務を担当されているらしい。


次にお風呂に向かう。女湯に行くと10人くらい入れる浴室があり、ゆったりと湯につかる事ができる。料金は無料。
カランは9つあるが使えず、代わりに温度が40度ほどで一定のシャワーが4つあった。

湯船で40〜50代の女性と話をする。金沢から派遣された公務員の方で、建物審査の再調査をしている方だそうでした。

このベースキャンプは、ボランティア以外にも派遣された公務員の方が応援に来られて長期にわたり宿泊されている事が分かりました。

食堂のある寮の水洗トイレは使用可能ですが、ここは夜は閉鎖されます。宿泊している学校建物内のトイレが使用できないので、夜間トイレに行きたい人は外の仮設トイレを使う事になります。

食事と入浴を済ませ、後は明日すぐ出発できるように荷物の整理をしてから就寝しました。
布を張った簡易ベッドは初体験です。枕がないので服を長方形に畳み、枕がわりに。テントなので寝息やいびきの音は筒抜けですので気になる方は耳栓がいるかも知れませんが、私はすぐに寝落ちました。

ところがしばらくして首が痛いのと少し寒くて夜中に起きました。布を張ったベッドなので体が沈み頭は自然と高く保たれるので枕があるとかえって首が高すぎたようです。また、寝入りばな暖かかったのでシュラフを掛け布団のようにして寝たのですが、布を張っただけの簡易ベッドは下からの保温はできないので、シュラフに潜り込んでもう一度寝ました。今度は朝までぐっすり眠る事ができました。

慣れない方は床にマットを敷いてそこで寝た方が、よく眠れるかも知れません。

2日目に続きます。

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