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手間ひまかけて作られた調味料を
食べ盛りの子どもを4人抱えてシングルマザーとして無我夢中だったころには、収入も少なくて安くて多いものを中心に買っていたような記憶が・・・
今思うと、なんとも切ない記憶ですが、前日の暴力があまりに酷く怖くて、帰ってくる前に逃げようと発作的に飛び出した最初の家出の日。
ベビーカーに詰めるだけの荷物と、背中に一歳の次女をおんぶして、長男(小1)と長女(3歳)の2人を連れて最初に逃げ出した時はビジネスホテルの好意で泊まらせてもらったのですが、その時塩むすびを出してもらって、とっても有り難かったことを覚えてます。
翌朝、ニュースで一面火の海になっている映像に衝撃を受けたことを今も思い出します(阪神淡路島大震災の日でした)
朝、宿を出てかなりの距離を歩き市役所の婦人児童課に行き、相談し、当時はまだDV法ができる前でしたが、母子寮のあるゴルフ場まで連れて行ってもらい苗字を変えての小学校の編入などもしてくれました。
ゴルフ場のキャディの仕事で朝早く車で連れられていくのですが、芝の上に朝日を眺めるように日本猿達が子猿を抱っこして座っていたのを覚えています。
託児所に迎えに行った時の、子ども達の『お母さんだっ!』て表情は目に焼き付いています。
数ヶ月後にみつかってしまって連れ戻されてしまった後も(何処からか情報が漏れたらしい)
当時の役所の担当の女性は心配して電話をくれたことを思い出します。
それから数年たち、ようやくDV法が秋には施行されるというニュースが出た、そんな夏の日(最初の家出の時に小1だった息子も中学生)に、再度家を出て(前回、情報が漏れてしまったので)今回はどこも頼らず保証人いらずの怪しいアパートに住み…
今度は、口の上手い元旦那の子ども達に逢いたいという言葉に、教育委員会あたりの職員の人が町の名前迄ならと言ってしまったらしく、一軒一軒しらみつぶしに探すという執念で)たまたまアパートの前に置いておいた息子の自転車から見つかるという失態…。
小学校に行って(あることないこと大声でわめくので、迷惑がかかるし、子どもが可哀想で仕方なく暴力は二度としないと約束してもらい戻ることに)
もう二度と暴力はないとの約束はやはり叶わず、三度目の正直で逃げ出した時には、腕にあったアザを証拠にDV法で接近禁止の措置を出してもらい裁判離婚の準備をすすめたのです。
一番辛くて大変だった頃の記憶が抜け落ちてて、ずっと2回の家出だと思ってましたが、改めて思い出してたら3回だったんだなとびっくり。
離婚成立するまでの間は宙ぶらりんな状態で、昼も夜も働いたりしたものの、ある程度収入が安定するまでは大変でした。
お粥みたいな食事の時もあり、納豆があるだけでも子どもたちはご馳走だと喜んでくれていたこともあります。
季節の野菜などを毎朝直接買い付けてくるという格安なお店があって(3.11以降、風評被害などの影響もあってか、閉店してしまったけれども)、随分たすかった記憶があります。
やはり今は寂れてしまったスーパーが、当時は日替わりで3円の卵とか、牛乳や食パン・お豆腐などがとても安くて(おひとり様1個で家族縛りはなかったので、子どもたちみんな引き連れて自転車で買いに行ってました)
500円あれば結構買えて、すごく助かっていました。
その頃は、調味料も安いものを選んでいましたね。
あれはあれで、ひもじい思いをさせないように、
お腹いっぱい食べさせたい気持ちだったので・・・
急な坂道を自転車で子どもたちと頑張ってこいでいたことを
たまに懐かしい笑い話として話すこともあります。
基本何を食べるかよりも、その時の雰囲気とか気持ちが大切なのかなとは思っています。笑顔での食事はなによりの心の栄養ではないでしょうか。
40歳代の頃に、実験開発のお仕事のお手伝いを派遣の仕事でするようになりました。
ここが、とても働きやすく、年末年始や祭日、土日などしっかりお休みがある職場で身体がしっかり休めるようになると、思考がキチンと働くようになりました。
それまでは疲れすぎていたんだなと…今からならわかりますが当時はそんなことを考える余裕もなく、ただ日常に追われていたような感じがします。
体力的な余裕もでき、心の余裕もできてきて、いろんなことに興味を持って調べるようにもなりました。
一応大黒柱でもあるし、子どもたちが大人になるまで身も心も
健康であるためにはどうすればいいのだろうと考え
心理学や色彩心理学、アロマテラピーやスローフードなど、手当たり次第に学んでは、そこからまたあれこれ考えていったり。
占星術やリーディングカードなど様々な事を試したりしながら、その中から自分に必要な情報を 選んで腑に落としつつ、しっかり吸収できるようになっていったように感じます。
やはり環境って大切なんだなと感じます。
内省する時間、自分と向き合う時間、そして様々な情報を吟味する時間はとても大切ですね。
それも安心感の土台がないと、なかなかゆっくり向き合えない。
あまりにも環境が刺激に満ちて、過酷だったからこそ考えすぎないよう、心が感じ過ぎないようにと…閉じてたんだなと感じます。
食べたもので私たちの身体は出来ているんだという自覚も出てきて、神経質にならない程度に、なるべく旬のものを選ぶようになりました。
そして調味料から見直していったと思います。お塩からだったかな・・・
岩塩も、藻塩なども、調理に少しずつしか使わないものなので
少し高めであってもあまり負担にならないですね。
そして素材の味を引き立て、とても美味しいです。
最近は庭のローズマリーなどと混ぜ込んでハーブソルトなんかも作ります。
昔ながらの製法の塩であればミネラルが豊富だったり、しょうゆやみそも自然の塩を使って時間をかけて純正させた物は発酵の力で健康を助けてくれるといわれています。
味付けも薄めが好きなので、少し割高のようでも実際に使ってみると然程食費に差はないのかなと感じています。
総合的に考えたら、体調も良くなってパフォーマンスが良くなるのでプラスでしかないのかもしれませんね。
卵も出来る限り平飼いだったり、丁寧に育てているところのものを買い求めるようにしています。今普通の卵も似たようなお値段になっていてびっくりですが・・・
当時は疲れ切っていて、できなかったことを今普通にやっていて
しっかり知ることと、ある程度習慣化してしまえば、何事も自然のこととなるんだなと感じます。
ここ数年は、朝は朝一番に土鍋でご飯を炊いて、焼き魚と具沢山味噌汁、ぬか漬けなどの朝ごはんが多いです。
夜も一汁一菜が基本で粗食気味かも・・
手前みそなども毎年仕込むようになり(娘たちのおうちにもおすそ分けしたりしてます)気づけば随分と健康になった気もします。
お醤油も量産ではない所のものを購入しています。
あっ、油は圧縮搾りの菜種油がお気に入りです。
あとはエキストラバージンオリーブオイルと胡麻油を常備してます。
上白糖は、長いこと買ってないですね。お料理に使う甘味は味醂くらいかな。
黒糖と蜂蜜
たまにパンナコッタもどき(牛乳で作るのでラテコッタ?)を作る時用に、きび糖も常備してはあります。
わたしは、もともと気管支はよわく、気管支拡張気味なんだと思いますが(今思うと、ヘビースモーカーの義父や13年間結婚していた間も相手がかなりたばこを吸う人だったので副流煙にやられていたようで、痰もひどかったのです)
今思うと、(放置されていましたが)たぶん子どもの頃、気管支喘息とかだったと思います。
よく風邪をこじらせてヒューヒュー音がしていたし、明け方ゴホゴホとせき込んで、湿った咳をいつもしていました。
なんで、みんなみたいにコホンコホンと可愛い咳じゃないんだろう・・と思ったことを覚えています。
孫も喘息持ちなので、夜苦しかったんだよとか聞くと・・・なんだか私の小さいころと一緒だなって思います。
そして、今7歳の孫が赤ちゃんの頃、アトピーがひどくアレルギーもあったので、食べ物を買うときに必ず材料など裏に書いてあるものを確認するようになって、不自然なものが入っていないものを選ぶ癖がしっかりついたようにも思います。
農薬などのないものを食べさせたくて、庭でブルーベリーや苺、そしてちょっとしたお野菜も育てるようになったり(数年前に戸建てに引っ越してからですが)
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ここ10年くらいは風邪をこじらすこともなくなって(一緒に暮らす末娘も風邪知らず)
そうそう、確か、やはり40歳ごろからかな・・もともと薬は苦手だったのですが、昔はCMに毒されていたので風邪薬とか常備していた時もありますが、風邪薬とか置き薬をやめてから風邪ひかなくなった気がします。
その当時、どこかの動物園のチンパンジーが毎年風邪をひくからと抗生物質を投与していたのを、冬場は長葱を持たせ食べさせるようになってから風邪をひかなくなったという話を聞いたように覚えています。
離婚してからは副流煙を浴びることもなく、クリアな空気の中で暮らしていることもあり、気づいたら以前のように痰がでることもなくなっていました。
(孫が風邪ひくと、密着度も高いので、たまたま忙しくて疲れていたりすると、ちょっと喉がイガイガとかするので、そんな時には、塩うがいや長ネギたっぷりの納豆とか食べてゆっくり湯船につかってしっかり寝るようにしてます)
孫が3,4歳の頃迄は一緒に暮らしていたので、アトピーっ子の孫の為にもといろいろ調べたりしてた時に読んだ本
医者とおかんの「社会毒」研究も一度は読んでおくといいんじゃないかと思います。
神経質になりすぎる事はないけれど、
知らずにいる事と
知っている事は
大きな違いだと感じています。
特に敏感な感性を持つ方々は心だけではなく、身体も敏感です。
少し意識するだけで、うそのように楽になることを私自身、すごく実感しています。