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少年野球の「指導」において大事にしていること~観点~


■私の指導における観点について

今日は少し今までの記事と毛色を変えまして、私自身の指導方法について文章にしてみようと思います。

自己紹介にて経歴を書きましたが、私は一時プロになりたいなと思ってドラムに打ち込んだ経験がありまして、実は野球の指導においてもその経験が大いに生きております。私の指導の勘所は以下です。

  1. 知ってましたか?ドラマーってアスリートですよw

  2. 人間は想像以上に身体の構造も使い方も知らないことをスタートに置く。

  3. 人それぞれ骨格も筋肉の付き方も異なるので、身体操作に”コレ”という答えはない。

  4. ”答え”を探す作業ではなく、”ノイズ”を取り払う作業。

上記で伝えたいことは箇条書きしましたので、以下からは駄文にて。
ゆるりと行きましょう。

■「ドラマー」、「アスリート」で検索してみましょう

少し興味のある方は「ドラマー」「アスリート」というキーワードでググってみてください。
正直かなりの数の記事がヒットすると思います。

実はドラミングを追及していくと、如何に
 「効率良く/力強く/高速かつ長時間で演奏し続けられるか?」
というような壁にぶち当たり、志を高く持ったドラマーの多くは身体機能強化に取り組み始めます。

えぇ~ドラムって楽器でしょ?
文系じゃん!?

と思った方は以下をご覧ください。
今は亡きテイラー・ホーキンス氏(FooFighters)のドラムソロです。

これ、大袈裟ではなく、
本当にこの表情になるくらいの筋出力で挑んでます。
……なぜならこのライブが”野外”かつ”大型ライブ”だからです。

ステージに立った奏者ならご存知だと思いますが、
実はどれだけPA(音響機器)で音のレベルを上げたとしても、
大元の音の粒立ちをクリアに届けようとすると、
実際に大きな音で演奏をせざるを得ないのです。

聴衆が多くなれば比例的に演奏パワーも必要になります。

屋外でこの規模のライブ、且つアドレナリンも噴出してますので、
少なく見積もってもソロ中は筋出力7~8割の演奏ですね。

多くのドラマーはワンマンで1ライブ終えたら1~2kg体重が減るんですよ。

■ドラミングの筋出力は維持が重要

上記で書きました通り、ドラミングは瞬間的な筋出力を求められるうえに、演奏中はずっと4~5割程度の筋出力でリズムキープを求められます。

ですので、どれだけリラックスして演奏し続けられるか?はスキルの一つに数えられます。

音楽家の中では少し有名な理論なのですが、
「アレクサンダー・テクニーク」というものをご存知でしょうか?

「アレクサンダー・テクニーク」とは、
心身の不必要な緊張に気づき, これをやめていくことを学習していきます。その手がかりとして頭・首・胴体の関係に着目して、解剖学的に楽器演奏(声楽含む)における身体操作を獲得していく技術です。
※上記も筆者の解釈が入っていますので正しい説明ではないです。
 このテクニークは資格化されているほど習得に時間と経験を要します。

私も独学で書籍を1~2冊読んだだけですが、自分なりに以下のように理解して自身のドラミングを向上させました。
 
 ”身体操作における自身の認識”と”実際のアクションや身体構造”との
 ズレを解消していく作業

と捉えています。

良く思い出して欲しいのですが、我々は「身体に関する専門分野」を意図的に学ばない限り、身体の構造や正しい身体の動かし方を知らないのです。

すなわち多くのアマチュアスポーツマンは身体操作に関して、何となくの”イメージ”で動かしているに過ぎず、決して正しい身体操作が行えているわけではないのです。

■私自身も解剖学的な専門知識は持ってません

上記で偉そうに色々述べましたが、実は私もまだ解剖学的な身体の構造をきちんと学んだことはありません。
ですので、正しい知識を元に指導することはできないのが正直なところです。

しかしながら自身のドラミングの経験から分かっていることはありまして、

「身体の構成パーツは人類共通でも、”動き”すべてが同じではない」

ということは意識するようにしております。
(当時尊敬するドラマーの真似をしても上手くならなかったので。。)
人それぞれ微妙に骨格も筋肉量も異なりますので、得意な動きは異なると思っています。

それが”小学生”にもなりますと、現在進行形で骨格も筋肉も成長しておりますので「身体操作(運動)」における1つの真理となるような答えは”ない”と考えております。

そのため私が指導を行うときに大切にしている観点は、

 「その子の動きの中に
  ”無理はないか?”、”イメージは合っているか?”、”ロスはないか?”
  という【ノイズ】にフォーカスする」

ことを意識しています。

そして実はこの「正解を教える」のではなく、「ノイズを探して伝える」という指導方法は、野球を知らないお母さんにも取り組みやすい指導方法と思っております。

以上、本日はここまでとします。
次回また詳細について記入していきたいと思います。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
少しずつ発信してまいりますので、どうぞ気楽にお付き合いください。ノシ

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