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メール占いサイトとダークパターン

私は小規模の占いサイトで業務行ってきました。

当時は意識していませんでしたが今振り返るとダークパターンは当然のように行い表示、魅せ方を意識していました。

また当時の上司からはそのように指示もありました。




・大手占いサイト
・電話占い
・対面鑑定
・個人活動されてる占い師や鑑定士


こういった方々のことは分かりませんのでお話は出来ません

あくまでも私が業務行っていた小規模メール占いサイトでのお話になりますが、


ウェブサイトのダークパターンOECD報告書の7つの分類に全てが該当しておりました。



1.行為の強制

登録が必要だと思い込ませ必要以上の個人情報の登録を強制

これは悩みの種類や系統をユーザー(利用者)に聞くように指示でていました。

恋愛の悩み。という漠然としたものではなく、

片思い
両想い
不倫
浮気
復縁

このように詳細を登録するよう登録フォームで選択させるか、

登録後に細かく聞いてユーザー(利用者)プロフィールに入力しておりました。



2.インターフェース干渉


事業者にとって都合良い選択肢を視覚的に目立たせたり、事前に選択したりする

これは登録フォームに、

恋愛専門鑑定士
伝説の恋愛鑑定士
妊娠鑑定25年
子宝おろし
金運専門に30年

こういった謳い文句を大きなフォントで表示して購買意欲、登録意欲を促進するようにしておりました。



3.執拗な繰り返し


事業者にとって都合良ように設定を変更するよう執拗に繰り返し求める

これは私が行っていた小規模のメール占いサイトではフリーメールアドレスではなく、
キャリアメール登録変更にメールで執拗に案内しておりました。

その理由はキャリアメール以外のフリーアドレス(ヤフー、アイクラウド、ジーメールなど)の場合。
セキュリティが高くメール占いサイトからの配信(アドレスやIP)が弾かれてしまい配信出来ない為でした。



4.妨害

サービスのキャンセルを難しくする

ユーザー(利用者)が利用停止や退会希望を伝えてきた場合は無料でメール出来るよう案内をしたり、
返金伝えてきた際は理由をつけて諦めさせるようなやり取り行うことを運営会社全体で徹底されていました。



5.こっそり

購入を完了する直前に料金を追加する

勝手に料金を追加する行為は禁止されておりましたが、
ユーザー(利用者)の購入履歴は明確に表記されないような仕組みになっていました。



6.社会的証明

ほかの消費者の購入行為を通知して購入させようとする

会員ランクを設けて枠が空きましたので●円を●回購入するランクアップします。という案内メールを送っていました。



7.緊急性

カウントダウンタイマーを表示し圧力をかける

タイマー表記はありませんでしたが鑑定士が引退する、師匠に変わるなど時間設定、日数設定は設けていました。




国民生活センターではPDFで注意喚起もされていますので、

メール占いサイトを利用する、継続利用する、利用止めるの選択は、
私のこのお話も参考にして頂ければと思います。



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