違う時間軸で生きている
相手の立場になって考えることが、年々難しくなってきている気がする。
年齢は重ねていて、人付き合いの仕方もわかるようになってきているのに
なぜか相手の立場に立って考えることに関しては、年々下手になってきている。特にそれは、友人という近い立場の人に対して感じる。
おそらくそれは、友人が学生の頃のように同じ時間軸では生きていなくて、
みんなが足並みを揃えて行動するような年齢ではなくなってきているからだと思う。
結婚、仕事、出産。
様々なライフスタイルをもっていれば、当然悩みも違う。
昔は受験、部活、就活。
みんなが同じような目標に向かって、同じような悩みを抱えていたから
きっと悩みにも共感できるし、容易に相手の悩みを理解することができたのだと思う。
独身であるからこその悩み、結婚しているからこその悩み、子どもがいるからこその悩み、みんながそれぞれの悩みを抱えていて、それは違うライフステージに居る人にとっては、どれだけ理解しようとしても難しいものなのかもしれない。
自分にとっての悩みは、相手にとって手に入れたい状況の上に成り立っているものかもしれない。
そのことに気が付いていれば相手を傷つけなくて済むけれど、
気が付かずに相手を傷つけてしまうこともあるのかもしれない。
だからこそ、慎重な言葉選び、相手の反応
細かく注意を払いながら、大切な人を傷つけないように言葉を掬う。
おわり