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「雨」【詩】

はかない夢を追っていたあの頃

光と影が目の前に広がっていた

樹々からこぼれる木漏れ日のように

遠い日々が今は眩しい

友はすぐには見つからないけど

そのことが白金のようだ

針に全身360度貫かれるより

胸に痛みを感じることもある

でもそれも愛おしくて

夢はすっと姿を消して

潤いの雨が心に流れてきた

樹海に降り注ぐ恵みの雨

ちょうどそんなもののように


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