GW明けに働きたくない気持ちの理由を考える
概要
人類皆そうだと思うのだが、GWのような長期休み明けは「明日から仕事か。働きたくないなー」という気持ちが生まれてしまうものだと思う。
けれども、「休み明けに働きたくない」という気持ちはあまりにも大雑把すぎて、「なぜ働きたくないか」という理由を明確にしきれていない。
特に私は割合仕事が好きで、いろいろなことを進めることに対してワクワクしていたはずなのにこのような気持ちが生まれてしまうことが釈然としない。
なので、「なぜGW明けに働きたくない」と言ってしまったのか、書きながら自分の思っていることを言語化してみようと思う。
注: 皆さん宛の場合には敬語で記すのですが、今回ばかりは自省録なので敬語なしで振り返ってみています
理由1: GW中に本来やりたいことが終わらなかった
よくある「本当だったらアレもコレもやりたかったのに終わってみれば全然進まなかったし、生産的な日々を送れていなかった」という後悔である。
振り返ってみるとGWが始まる時には以下のようなことをやりたいなと思っていた
GW前にやりたかったこと
書ききれていない論文の進捗を進める
特に章立てのうち、現状あるデータの概要をつかむ
論文の方向性を定めるための文献の調査を行う
アウトラインを整理し、どれくらいの進捗を産めるのか見積もりを出す
資格の勉強をする
特にすでに試験を申し込んでしまった資格について、問題集を解く
ふりかえるとかなり実学的な部分、キャリアアップにつながるようなものを進めたいと思っていたようだ。おそらく、キャリアプランについて年度はじめに考える機会があり、それに感化されたため長期休みは有意義なものにしたかったのだろう。
実際にやったことを振り返ってみる
GWで実際にやったこと
帰省し家族・親戚と歓談した
特に家族の祝い事でパーティなどに参加して楽しい時間を過ごした
友人とご飯を食べて歓談した
遠方から帰省していた友人と会う機会があり歓談した
パートナーと買い物や家で大切な時間を過ごした
普段行かないような場所への開拓や次の予定について色々話し合うことができあ
資格の勉強をした
非常に満足いくような進捗ではなかったが、勉強のための本の概要を掴むため流し読みをすることができた
新たな本を見つけ、いくつか読了した
会計やデータ解析、意思決定理論などで興味がある本とGW中出会ってしまい、それらの本を概読していた
論文について、共著の論文の担当箇所を対応しメールの返信を行なった
いいGWだったと思うために
ここまでに見てみると、本来だったらやりたかったこととは別のことをいくつかやっていたようだ。つまり、「やりたかったこと < やったこと」として自分の中の優先順位ができてしまい、実際に実施したことが変わってしまったらしい。
上記の3つは限られた時間で大切な人たちと過ごすものである。これは何に変えても優先するべきものであるだろう。我々の時間は限られているのだから。
下の3つは元々やりたかったことと関係している。特に新しい本を見つけたのは今後の興味の種になるため、有意義な知見を広げられた。その他の資格と論文については、他の予定が入ったとはいえ及第点を与えても良いのかもしれない。
※自分に厳しくいえば、「もっと有意義な時間の捻出をするべきであった」と反省するべきである。一方この文章の目的は「明日からの仕事を心地よく進めるために自分自身を納得させる」という機能を有しているため、ここでは甘めに見る。
理由2: 明日から始まる仕事に不安がある
明日から始まる仕事で不明瞭な見積もりきれない部分があるということである。
確かに確定的な事象を対象とした仕事ばかりをしているわけではないのでそのような部分は多分に含まれる。
その中でもいくつかの不明瞭さに分けられるように思う
明日からやるタスクが明瞭になっていない
やるタスクの中でうまくいくかわからないものがある
すでに受け取ってるタスクの中でやりきれていないものがあるので評価が不安である
明日からやるタスクが明瞭になっていない
これについては自分自身が抱えている可能性があるタスクを今一度綺麗に整理するべきだろう。GTDなどのフレームを使って、改めて「やるべきこと」「やらなくていいこと」を場合分けする必要がある。
確かに、GWにいくつか年度はじめのタスクが振られてしまった。これについては十分に要件が明文化できていなかったので、やるべきことが不明瞭になってしまった。
となると自分でやるべきことは「不明瞭なタスクの棚卸しをして、連携相手とアラインを行う」ということになる。
このノートを書き終わったらとりあえずGTDでフレームを分けてみよう
やるタスクの中でうまくいくかわからないものがある
ほとんどの仕事、特に研究職ではあらかじめうまくいくことが保証されているものはない。そのため、この不安は普段から抱えているものである。
しかし、GWという仕事をしない長期休暇という中で、これらの不安に対して敏感になってしまった可能性がある。GWは自分でやることをコントロールでき、基本的にはやることはできることであった or できるかどうかの見極めを行うための勉強の時間だったので。
となると改めて仕事のためのメンタリティを考え直す必要がある。こちらについてもGW前にいくつか新しいタスクがあったので、どれくらいの自分の中の新規性があるのかを見つめ直しておくと明日から仕事を進めやすいだろう。
すでに受け取っているタスクでやりきれていないものがあるので評価が不安である
自分の中で湧き上がってきた不安を書き記したが考えてみるとこれは「少し怠けてしまったので、これがバレるのが嫌だな」ということなのかもしれない。確かに、全てのタスクに全精力を注いでベストな結果を出すことができれば良いがなかなかそうは行かない。これに対して「怠けた」という評価を自分の中で下しているのだろう。
となると不安になるのは「これだけの時間が経ったのに連絡がない」という状況である。ここで重要になるのは各タスクの優先順位である。
どうしても重要度が低い仕事は連絡の頻度が下がってしまうため、連絡が滞りがちになる。
ここで自分ができるのは連絡が滞ってしまっているタスクや連絡先に「現状の報告」というていで状況共有と先の見積もりを提供することだろう。これで今後の方向性が分かり、自動的に自分がやるべきことすすんで行くはずである。
理由3: 仕事場の人間関係で不安がある
これは「明日から働く現場で会いたくない人がいるんですよね」という不安である。これについては自分はさほど当てはまらないように思う。
確かに話しにくい人がいないとはいえないが、これは統括している仕事が違うための方向性の齟齬であり、その人自身が嫌いなわけでは全くない。
齟齬を埋めるには話し合いしかない。埋まらない場合は妥協点を見つけるしかない。これは相手も同じことを考えているはずなので、具に自分の考えていることを伝えるしかない。
良いスタートを切るために
休み明けは往々にして、「どんなGWだった?」って話になるものである。上記まで振り返ってみると実学には乏しいが、自分なりのいいGWが過ごせたことがわかった。さらにみんながどのようなGWを過ごせたのかも気になるところである。
ぜひ聞いてみて、良い休暇だったことを共有し、今月も頑張る原動力にしていきたい。
理由出しを終えてやるべきことを再度書いてみる
上記までで自分の中で不安に思っていることを少し乱雑ながら書き出してみた。
ここまでを踏まえて、やっておくべきことをいかにまとめてみる
GWは良いものであったと思う。特にこのGWだからこそできたことが多くあり、状況はGW前とは変わっていたと認識する
明日からの仕事のタスクをリスト化し、どれくらいの頻度で連絡していたのかを再度確認する
依頼されている仕事について、現状のどのようになっているのかを関係各所に連絡し、ネクストアクションのアラインを行う
仕事場の仲間に「GWは意外と良い時間が過ごせましたよ」と話をして、また良い方向に仕事が進められると良いですよねと明るく伝える
良いGWだったって皆さんも思いましょう!!!
冷凍みかん