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スポーツトレーナーがチームで働くという事

トレーナーの仕事はチームで働くのか?
個人契約として仕事をするのか?

大きく分けるとこの二つに分かれます。

私は主にチームとの契約での仕事を中心に活動して来ましたが
プロ野球選手をはじめ様々なアスリートや会社経営者の方との個人契約
も行って来ました。

チームスポーツの現場でのトレーナーの仕事は
チームビルデイングが大きな仕事となります。


チームトレーナーの仕事はチームの勝利に貢献する事
具体的には
・勝てる選手を育成しチームの勝利に貢献する。
・監督が試合で起用する選手の能力を上げる。起用出来る人数を増やす。各ポジションの選手の能力をアップさせチーム内で競争が多く発生する様にする。
(具体的にはトレーナーはフィジカルレベルを上げる事が仕事)
・故障している選手を早期復帰させ戦力を整える。
・故障者を出さないように事前に備える。
・自己管理能力を上げるための選手への指導
・技術コーチと連携し最大限能力を引き出す。

試合の時期は
試合に勝てるようにゲームメイクに関わる。選手の状態をコーチと連携して共有しその日のベストな試合が出来る様選手の状態をコーチと共有し連携する。

・選手個人の希望よりもチームの勝利を優先させる。

大きくあげれば
こんな形のことを日々行いながら
トレーナーは
選手という試合で戦う選手を育成しながら試合に臨み
相手チームと間接的な勝負を行なっています。

当然
優秀なトレーナーがいるチームは
長い目で見れば強いチームとなり
意識が高く、自己管理を自分で徹底して行える集団となり
フィジカルレベルや怪我人が少ないなど全体の底上げが行われます。
これはトレーナーの仕事の大きな所です。

また
トレーナーが育成するというよりも
選手が勝手に育つ環境を作る事がとても重要な仕事です。

高校を卒業して
大学に入る年齢になれば
もう立派な社会人ですから
自らのアスリート生活をマネジメントする能力が必要です。

ここのお手伝いと環境整備がとても重要になります。


チームで仕事をする事は
チームの一員となり陰ながら勝利に貢献する仕事であり
非常にやりがいがある仕事といえます。
トレーナーの判断一つで
試合の勝敗に左右してしまう場面も当然出る可能性があります。
また目に見えない部分でトレーナーはとても大きな存在になります。


責任レベルとしては高く
とても重要な仕事といえますが
トレーナーを目指す方は是非一度はチームでの仕事
この仕事を経験する事をお勧めします。


個人競技のトレーナーとはまた違った楽しみがあり
責任がありますので自己成長にも必ず繋がる筈です。

また個人競技のトレーナーについても経験がありますので次の機会に投稿してみたいと思います。

最後に一つアドバイスをするとすると
まだ経験が浅いトレーナーは必ずレベルの高いトレーナーの下につき
仕事を学ぶことがとても大切です。どんな職業でも同じだとは思いますが
自己流は通用しませんし、何よりチームに良いものが提供できないことが多いはずです。


トレーナーとして活動している人の中には
マッサージ
テーピング
ストレッチ
だけしか行わず
それがトレーナーと考えている方もいますがそれは大きな間違いであると知ることが出来る筈です。

トレーナーの仕事は
マッサージやストレッチ・テーピングなどは
極めて限られた範囲の中の仕事でしかありません。

是非経験豊富な先輩のトレーナーのもとで仕事を経験することをお勧めします。
その経験が将来必ず役に立ち
多くの現場から求められる仕事ができる様になるはずです。


筆者プロフィール
水戸部哲也

2000年柔道整復師国家資格取得
2000年〜2004年
日本代表男子柔道 アシスタントトレーナー
GLAY・EXILEなどアーテイストのトレーナーアシスタント
新日本製鉄柔道部 トレーナー

2005年から2012年
東北楽天ゴールデンイーグルス
メデイカルトレーナー

2013年から起業し現在に至る
大阪・東京・仙台にてトレーナー活動
治療院経営・治療院経営者向けコンサル
トレーナー育成機関 Act運営

直営店舗情報
治療院→マッスルケア仙台 仙台駅徒歩5分
https://musclecaresendai.com

パーソナルジム→マッスルジム 仙台駅徒歩5分
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