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【感想】悪魔よりワルなのは【ネタバレ注意】
23年前の漫画の映像化でネタバレ注意ってなんだよ
え????サンドランドって23年前の漫画なの?????ほんとに?????
信じたくない気持ちがすごい……そん…そんなに前の短期連載なんだ……
というわけでFGOのイベントほったらかしてサンドランドを母と見てきました。
今回はオタクのトチ狂い感想になるのでお気をつけください。
兎にも角にもサンドランド見てきたぞ!
端的に言って「鳥山ワールドやっぱ大好き!」です。
私がドラゴンボール好きというのもあるとは思いますが、23年前と言われても信じられない、色あせない面白さがあるなあと改めて実感しました。
サンドランドと出会ったのは、私が中学の時ドラゴンボールにドはまりして、鳥山作品を色々読んでた時でした(とはいえCOWA!はなぜか買ってないんですよね……)
個人的に鳥山先生の短編作品の中では屈指の面白さだと私は思います。
映画を見終わって家に帰った時に読み直したんですが、テンポが良い上に限られたページ数の中でそれぞれのキャラクターを色濃く描いてるんですよね。
そこで展開されるストーリーの中にあるメッセージは、当時から今にかけてもずっと続いているものです。
普遍的なテーマと言えばそれまでですが、それだけ世界や人間は変わっていないのかな、とも思ってしまいます。
だからこそ、今映像化してよかった作品だと私はまず思いました。
大人から子供まで楽しみながら、大切な事を受け取れる。
それがサンドランドという作品です。
まあオタクとしては「超クオリティの鳥山作品映像サイコ~!!!!!」が一番です(台無し)
原作漫画との違い
短期連載だった原作とは違い、通しで展開していく映画用にか~なり細かいところをアレンジしています。
原作を読んでなくても楽しめる様に。
原作を読んでいても違いを楽しめる様に。
しっかりと作り込まれていて、自然にワクワクドキドキできるようになっていました!(贔屓目は否めませんが)
少なくとも、アクションシーンの軽やかさや大迫力の戦車戦は是非劇場で楽しんで頂きたいです。
ぶっちゃけ原作より展開盛られてて、これを連載で先生単独の力で書くのは先生死んじゃう奴だ……ってなりました。そのぶん画面の映画映えがすごいし、キャラの活躍もガッツリで大満足です。
というか喋って動く主人公トリオを見てくれ!とにかく見てくれ!!
人外ショタと人外ジジイとイケジジイとかいうまっっっったく色気の無いトリオだけど!!!!!!
鳥山先生の趣味が詰まった(偏見)ほんとに最高のトリオだから!!!
あとスイマーズ(作中に出てくる海パン一家の悪党)も良かった!美味しいとこもってくんだあいつら。
原作を見直しておや、となったのはラスボスであるゼウ大将軍の結末の変更ですかね。
彼は原作では謀反をしたアレ将軍によって死亡するのですが、映画では情けをかけたラオ(主人公トリオのイケジジイ)の隙を見て逃げだそうとしたところをベルゼブブ(主人公トリオの人外ショタ)にぶっ飛ばされるカタチになっていましたね。
そこら辺の描写は、子供たちに見てもらうことを強く意識しているのを感じました。
もともと原作自体読後感が爽やかなものでしたが、映画では思いっきり「ワル」を主人公がかっ飛ばす爽快感と明るさを重視したものとなっているのです。
サンドランドが抱えるメッセージは、現実に強く直結するかなりシリアスで重いもの。
砂漠が広がる国の中で行われた「人間が重ねてきた罪」は、私たちにとって他人事ではないのです。
自分たちとは異なるものへの偏見。
己の利益のために他者を踏みつけ犠牲にする行動。
本当に「悪(ワル)」なのは……
そこへ優しいけれどワルくて真っ直ぐなベルゼブブが、スカッと私たちの心に爽やかな風を吹かせてくれます。ベルゼちゃんかっこいいよベルゼちゃん。
君も早く劇場に行って人外イケショタにときめくんだ。
人外ショタとイケジジイとメカは好きかー!
好きならサンドランドを見に行こう!!!!!!!!!!
胸いっぱい吸えるから!!!!!!!
もう私は今回ベルゼちゃんとラオが想定の数億倍良すぎて気が狂うかと思いました。
もちろんシーフ(主人公トリオの人外ジジイ)も最高だったけど!!!
ベルゼちゃんが喋って動く度に可愛い~~~~~~~!!!!かっこいい~~~~~~~~!!!!!最高~~~~~~~~!!!!!になっていました。
というか鳥山先生の描かれるショタの体型が私はsいや何でも無いです。
影のある正義感があって生真面目なイケジジイのラオもたまりません。
戦車戦の無双っぷりほんとたまらねえ~~~~~!!!!
重い過去背負ったクソ強いイケジジイとかオタクみんな好きだろ!!!???(クソデカ主語)
そこをお調子者かつ物知りのシーフがいいバランスをとるんですよ……
終盤の決戦、原作ではラオとシーフはあまり出番が無かったのですが映画ではゴリゴリ大活躍でもうテンションは爆上げ。
ラオvsゼウ大将軍のシーンでラオに惚れん奴おる!?私は惚れた。
一番はベルゼちゃんですけどね!!!原作読んだ時より好きになったかもしれません。
ベルゼちゃんのキャラ造形は元々大好きだったのですが、動いて喋った時の破壊力がまじでやばかった……田村さんの演技が最高すぎる……
あと異種族間の信頼関係とかもオタク好きだよね!!!!サンドランド見に行こう!!!!!
バトルあり笑いありシリアスもありながら爽快感大あり!!!
サンドランド、オススメです。
もっかい見たくなってきた。ベルゼちゃ~ん……
オタクのトチ狂い感想にお付き合い頂き、ありがとうございました。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
俄雨(にわかあめ)でした。