
また仲裁役。いつも悩む。
22:31退勤。
もちろん残業。
理由は、職場で起きた喧嘩の仲裁。
古いやり方と新しいやり方で2人の意見がぶつかり、
言い合いが始まった。(退勤時間)
1人知らないふりをして帰るわけにも行かず、
後ろで2人の話を聞いてみる。
お互い言っていることはまともだし、
真面目に働いているからこその意見だと思う。
問題は、一方が喧嘩腰であること。
(新しいやり方推進派)
「だからーーー。」
「何でわからないの??」
「怒られたいの??」
怒りの口調が聞いてる私にもグサグサ刺さる。
こんな言い方されたら、
納得いく事も納得いかない。
言葉遣いや口調だけでなく、
相手の意見を遮り畳み掛けるように言い立てる。
散々言い合った挙句、
最後の決断は私に委ねられた。
「ねえ、どっちの意見が正しいと思う?」
ぎく、、、
もちろん私にだって意見はある。
でもこの状況でどちらか一方に加担したくない。
どちらにも傾かず、
結論に向かうような意見を探す。
(幸い、
幼い頃から友人や両親の喧嘩が激しかったので、
このような状況には慣れている。)
私の話で少し2人の温度が下がった気がした。
責任を2人以外の環境に転換したためだ。
一先ず、問題は解決。??
2人は別々の場所に移った。
しかし、ここからが私の山場。
2人に「お疲れ様でした」と一声掛けて帰るという
ミッションが残っている。
まずは、新しいやり方推進派に突撃してみる。
「なんかすみません色々と、、」
なぜか私から謝罪して、話しやすい雰囲気を作る。
「こちらこそごめんね!本当意味わかんないよね。あいつ。居なかったらずっと言い合いになってたよ。本当にありがとう。」
予想通りの言葉と口調。
上手く仲裁役を務めたようで一安心。
別れを告げて、次へ。
次は古いやり方推進派。
こちらは物腰柔らかいタイプなので、
できれば押し殺してる感情に寄り添いたいところ。
「お疲れ様です」
一言伝えると、
「ごめんね。迷惑かけて。仲良しの喧嘩だから気にしないでね。」
と言われた。
その目は少し赤くなっていた。
最適な言葉が見つからず、咄嗟に
「私は何ともないです。大丈夫でしたか。」
としか言えなかった。
帰宅中、
もっといい言葉を掛けられればと後悔する。