パンと私①
私は筋金入りのパン好き。
いつから好きかというと…
私の母はパンが苦手で、普段ほとんど食べないのだが、私がお腹にいるときだけ、無性にパンが食べたかったという。
だから多分、母のお腹にいる時から好きなんだろう。
そんな私が、パン屋を志したのは、かれこれ17年前。
友人が、サンドイッチ屋をやりたいというので、じゃあ私はパンをつくろうか、と思ったのがきっかけだった。
私は料理やお菓子作りが大の苦手で、パン作りも、子供の頃祖母と少しやって大変だった記憶しかなかったけど
シンプルなものなら、まだ私にもできそうという謎の考えがあった。
中でもベーグルは、材料に油脂や卵や牛乳が入ってないし、茹でるためか発酵も一次のみで、当時娘がまだ未就学であまり時間のなかった私には、とても好都合に思えた。
洗い物の少なさが決め手。←どんだけズボラなのか…
そんなわけで、私はベーグル作りを独学で学びはじめた。
しかし!
私はパン作りを舐めていた…パンの森は、奥が深すぎて、私はそれから長らく彷徨うことになるのであった。
つづく🥯🥯🥯