空と月と時間
薄い青の空に
白い月が浮かべば
それはもうすぐ夜が
やってきますという知らせ
昼間の暑い空気が
嘘みたいに
冷たくさみしい風が吹く
戻れぬ時期(とき)を思いながら
私は今ここで何思う?
残酷に進んでいく時間を
私は味方に出来ない
深い青の空に
黄色い月は在って
それは眠りについた
街の全てを照らす
本当は隠しておきたい
嘘でさえも
ひどく明るい光で照らす
戻らぬ時代(とき)を思いながら
あなたは今ここで何思う?
正確に進んでいく時間を
あなたは味方に出来る?
時間は誰の元にも
平等だと言い切れますか?
金色に輝く月が
いつの間にか
白くなって
薄い青の空にとけてゆく
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