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『キボウノチカラ〜オトナプリキュア'23〜』【2023年秋アニメ】【魔法少女:プリキュアチーム】


【感想】2024年8月25日

魔法シリーズ 9~14人

『プリキュアチーム』

去年観ました。「魔女見習いを探して」のようなものを期待しましたが、少し違いました。
それぞれ夢だった仕事についた元魔女っ娘たち、現実に挫折しかけていたとき、町に怪物シャドウが暴れ始める。なぜか中学生の頃のプリキュアに変身できた。
元プリキュア一人一人が悩みを抱えながらシャドウと戦い、悩みを乗り越えていくという盛沢山の物語の進行。
なぜ怪物が現れ、プリキュアチームはなぜ変身できたのか、モヤモヤしたまま終了するが、いつかまた続編が出来ることを楽しみにしたいと思います。では、また。

【作品情報】

『キボウノチカラ〜オトナプリキュア'23〜』は、2023年10月7日から12月23日までNHK Eテレで放送。東映アニメーション・スタジオディーン共同制作のテレビアニメ作品。『プリキュアシリーズ』20周年記念施策として制作される、シリーズ初の大人向け映像作品である。

概 要

2004年2月に放送を開始した東映アニメーション制作の『プリキュアシリーズ』が2023年にシリーズ開始20年を迎え、その記念施策の一環として同年3月14日に制作が発表。制作の意図について、これまでシリーズのメイン視聴者層である3 - 6歳の子ども向けに作品を制作してきたが、20年という年月を経て、プリキュアと共に成長し、現在大人になった当時のファンがこれからもシリーズを楽しめ、また現在シリーズを観ている視聴者もより楽しめるような映像作品を提供するというコンセプトのもと制作。こうしたコンセプトもあり、本作品では2007年2月から2009年1月にかけて放送された『Yes!プリキュア5』およびその続編の『Yes!プリキュア5GoGo!』をベースとし、同作品の主人公・夢原のぞみ(キュアドリーム)を中心に彼女らが成長した姿を描くことになっている。

2023年2月から2024年1月まで放送された当時の現行シリーズ『ひろがるスカイ!プリキュア』まで、これまでのシリーズ作品は一貫して民放局である朝日放送テレビ製作・テレビ朝日系列で放送されてきたが、本作品はシリーズで初めて公共放送である日本放送協会(NHK)で放送。
NHKでの放送に決まった経緯について、シリーズ初代プロデューサーで本作品でもエグゼクティブプロデューサーとして関わる東映アニメーションの鷲尾天が経緯を説明しており、これまで『おしりたんてい』『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』などの東映アニメーションが制作しNHKで放送されているテレビアニメを通じてNHKと縁ができており、プリキュアの20周年で何かできないかと考えていたところにNHKから「SDGs関係で何かできませんか?」と提案があり、東映アニメーション側からも一緒に何かできないか提案、企画を持ち寄り、これまでの放送局である朝日放送テレビにも相談したうえで企画が成立。

また、『プリキュア5』シリーズの新作を制作することになった理由についても、鷲尾は「大人になった姿を想像できるチームを考えた。シリーズの中で最初に将来の夢を語ったチームが『5』であった。この子たちの夢が形になっていた場合、どうなっているのか?を想像してみたかった」と説明。
東映アニメーションプロデューサーの村瀬亜季氏は、大まかな年代設定として『5』シリーズ本編から10年くらい後を想定、年齢としても社会人になって2〜4年目をイメージしていると語る一方で、今回のストーリーについてはのぞみたちの「未来の可能性の一つ」として描いており、本作品内における設定も「未来はひとつじゃない」「選択次第で変わる」という大前提のもと、「彼女たちの固定された未来ではない」とあくまで可能性の一つに過ぎないものであることを強調している。

アニメーション制作は東映アニメーションとスタジオディーンの共同で行い、シリーズディレクターは浜名孝行氏、キャラクターデザインは中嶋敦子氏が新たに参加する一方、シリーズ構成の成田良美氏、音楽の佐藤直紀氏といったオリジナルスタッフも続投する。また、のぞみ役は三瓶由布子さんがオリジナルから引き続き担当、三瓶は「びっくりしました。最初、エイプリルフール?と確認したくらい信じられませんでした。大人になった姿を見て、緊張もしますし、すごく楽しみにしています」と感想を語った。

2023年6月20日と8月19日には追加の登場キャラクターおよび声優が発表され、『5シリーズ』の夏木りん(キュアルージュ)、春日野うらら(キュアレモネード)、秋元こまち(キュアミント)、水無月かれん(キュアアクア)、美々野くるみ(ミルク/ミルキィローズ)だけでなく、2006年2月から2007年1月に放送された『ふたりはプリキュア Splash Star』の主人公、日向咲(キュアブルーム・キュアブライト)と美翔舞(キュアイーグレット・キュアウィンディ)も登場、いずれもオリジナルキャストが続投することが公表。この他、『5シリーズ』からは妖精のココ・ナッツ・シロップ、かつての敵幹部であったブンビー、『Splash Star』の咲と舞のクラスメイトであった星野健太といった各作品のキャラクターも登場することが明かされている。

オープニングテーマはいきものがかりが担当。シリーズ20周年記念ソングとして描き下ろした楽曲「ときめき」が採用される。エンディングテーマは初期の主題歌歌手によるユニット「キュア・カルテット」が『5GoGo!』の後期エンディング以来ぶりに担当。

【あらすじ】

かつて希望のプリキュア・キュアドリームとして、仲間たちと共に強大な敵に立ち向かった夢原のぞみ。月日は流れ今では大人の女性に成長、夢であった教師になり、小学校の先生として勤務し、前向きに生徒たちと向き合う日々を過ごしていた。その頃、街の時計台には謎の異空間と共に謎の存在ベルが現れ、現実から目を背ける人々を見つめていた。

ある日、のぞみは転校することになった生徒の片桐るみの力になれず、幼なじみの夏木りんに会って弱音をこぼすも、かつてプリキュアとして活躍した日々や、大切に保管していたはずの変身アイテム・キュアモがいつの間にかなくなっていたことを話すうちに、自分を奮い立たせるため思わず「プリキュア・メタモルフォーゼ!」と変身の掛け声を唱えてしまう。

まさかの行動にりんが焦るも、偶然その場に居合わせた後輩の春日野うらら、先輩の秋元こまちと水無月かれんが掛け声を聞いてのぞみの元に集う。プリキュア5のメンバーの久々の再会を祝し、行きつけの店「カフェ&バーTime」に向かうとそこには美々野くるみの姿もあった。期せずして集まった6人は酒を飲み交わし旧交を温めあったが、のぞみ以外の5人もそれぞれ悩みを抱えていた。一方その頃、パルミエ王国ではシロップがナッツの元を訪ね、キュアローズガーデンに生えた不思議な花タイムフラワーについて相談していた。

そうしたなか、ベルが人々の影から生み出した怪物シャドウが人々を襲い増殖する。のぞみは人々を逃がす中シャドウに捕まり、影の中の深い闇へと捕らわれそうになるが、るみとの約束を思い出したのぞみに呼応するかのようにタイムフラワーが開花、のぞみの前に蝶が現れキュアモになるとともに自分の身体も中学時代へと戻り、さらにキュアドリームへと再び変身、シャドウを撃退する。

こうして一時的に若返りながらプリキュアとして変身し、シャドウと戦うことになったのぞみたち。プリキュアとしての旧知の仲である日向咲と美翔舞とも再会し、チームプリキュアを結成して協力も得るが、それぞれ大人になった今だからこその悩みが事態に関わる事になる。

【登場人物】

夢原 のぞみ/ キュアドリーム
声 - 三瓶由布子

『5』および『GoGo!』の主人公。かつてはキュアドリームとしてパルミエ王国の救済とナイトメア/エターナルの解散に貢献した。中学生時代から目標にしていた教師となり、プレジール学園小学校に勤務、5年1組の担任を務めている。明るく前向きな性格はそのままで、生徒に真正面から向き合っており、生徒たちからも慕われているが、壁にぶつかり悩むこともある。
中学時代の恋の相手であるココとは、彼が人間界を訪れる形で付き合いを続けていたが、立場の違いから互いに距離を感じるようになり、シロップを通して手紙のやり取りは続けていたものの、次第に会わなくなっていた。第5話で久々に再会したときには涙を浮かべている。
るみが転校を機にプロのダンサーになる夢を諦めることを知り、それを何とか叶えようと奮闘するも上手くいかず、かつてプリキュアとして奮闘した日々を回想する。結局るみは転校を余儀なくされるがのぞみの説得により未来で再会する事を誓い合う。第2話でシャドウに捕らえられるも、るみとの約束を思い出したことで、キュアローズガーデンにあるタイムフラワーが開花、目の前に現れた蝶に触れたことで再びキュアドリームへと変身した。しかし、メンバーで最も頻繁に変身した事からタイムフラワーの花弁が散る度に身体の負担が増加していくことになる。最終決戦で自らのタイムフラワーが枯死し昏睡状態に陥るが、1週間で回復し、コージからのプロポーズを受け入れる。後日、パルミエ王国でココとの結婚式を挙げたが、普段は人間界で教師を続けている。

夏木 りん/ キュアルージュ

声 - 竹内順子

のぞみの幼馴染。かつてはキュアルージュとしてのぞみ達と共闘した。
ジュエリーデザイナーとしてアクセサリー関係の仕事に就いているが、自分が提案した商品やプロジェクトが採用されず、のぞみに時折会っては愚痴をこぼすこともある。
かつてのフットサル経験を生かしサッカーの社会人チームの選手になっており、フットワークは華麗であるが、お化けなどのホラー物が苦手なのは相変わらずである。酒癖が悪く、お酒を飲むと絡み酒や泣き上戸になるなど人格が変わる。
大事なプレゼンの日にシャドウを目撃するが、寝坊して遅刻していたこともあり、見て見ぬふりをしてしまう。そのことをのぞみにも打ち明けられずにいたが、それに気付いたかれんに想いを吐露する。「仲間を頼って」というかれんの言葉に影響されたことで蝶が現れ、再びキュアルージュへと変身した。

春日野 うらら / キュアレモネード
声 - 伊瀬茉莉也

のぞみとりんの1学年後輩。かつてはキュアレモネードとしてのぞみ達と共闘した。
現在も女優として芸能活動を続けており、有名演出家・滝川毬子(下記)が手掛ける舞台への出演が決まったものの、稽古で演技にダメ出しを受けてばかりいて落ち込んでいる。また、のぞみたちの中でも特に大食いであるが、舞台の為に食事制限もしている。大好きであった歌も歌わない日々が続いていた。お酒が好きで、酒豪。
滝川から稽古を1週間休むよう言い渡され、役を降板させられると思い落ち込み、仕事が上手くいっていないことを知ったシロップに遊びに誘われ、励まされる。坂本にギターを習ったシロップと共に曲を作り、演奏している所に「ダークナイトライト」に出会い、彼女たちのチャンネルで演奏の模様が動画配信される。シャドウに立ち向かうシロップに心動かされて蝶が現れ、再びキュアレモネードへと変身する。

秋元 こまち/ キュアミント
声 - 永野愛

のぞみの1学年先輩。かつてはキュアミントとしてのぞみ達と共闘した。
小説のコンクールに入賞し作家になった傍ら、実家の和菓子店の手伝いや地域のボランティア活動に勤しんでいるが、最近は新作の小説が描けず、スランプに陥っている。シャドウによる事件が、街の時計台を中心として起きていることに気付き、友人の山口にさなえを紹介してもらい、街の成り立ちを聞く。その後時計台近くでシャドウと交戦するなか、街を救いたいという一心から蝶が現れ、再びキュアミントへと変身する。

水無月 かれん / キュアアクア
声 - 前田愛

のぞみの1学年先輩で、こまちの親友。かつてキュアアクアとしてのぞみ達と共闘し、学生時代は生徒会長も兼任していた。
現在は学生時代から目標としていた医師として勤務しており、のぞみ達との飲み会でも急患に備えて飲酒を控えるなど学生時代と変わらない責任感の強い面も見せる。
リハビリを拒み心を開こうとしないナナとの接し方で悩むも、食事後に酔い潰れたくるみの言葉で自分が医師を志した原点を思い出した上でこれを糸口にナナと積極的にコミュニケーションを取るようになる。ある日の宿直中に病院内にシャドウが出現し、ナナや患者たちを守ろうしたときに蝶が現れ、再びキュアアクアへと変身する。

美々野 くるみ/ ミルキィローズ
声 - 仙台エリ

『5』の途中から登場したパルミエ王国の妖精。『GoGo!』では人間態に変身出来るようになり、ミルキィローズとしての力を手に入れ、のぞみ達と共闘した。
ココとナッツのお世話役のスキルアップのため、人間界に住み、派遣の秘書として働いている。派遣先では有能ぶりを発揮し社長から信頼されているが、直接の上司からはサービス残業を強要されるというパワハラを受けており、カフェバー「Time」で健太を相手に酒を飲みながら愚痴をこぼしている。かつてはココに憧れていたが、現在はのぞみとココの微妙な関係を応援している。かれんとの仲の良さも変わらず、かつてかれんに看病された際、すりおろしリンゴを食べさせてもらったことがきっかけで、リンゴ入りのお酒が好物になっている。敵などを察知する能力は健在で、病院内にシャドウが出現しかれんが危機に陥ったのを察知し病院に駆けつけてミルキィローズに変身し、アクアとともにシャドウを撃退する。その後はプリキュアメンバーの中でもシャドウに関する情報収集を率先して活動している。シャドウ事件収束後、派遣先を退職し、パルミエ王国の総理大臣になるべく故郷に帰還する。

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