見出し画像

『愛の不時着』【2020韓国ドラマ】【強烈個性キャラ:チョ・チョルガン 俳優:オ・マンソク】

【感想】2024年7月24日

「愛の不時着」この作品は、私の中では上位に含まれる名作です。この作品を名作にしたのは、チョ・チョルガンというキャラクターがあれほどまでに憎らしく、暴力的で、強欲、サイコパスで、粘着質だったからこそ、主役のユン・セリとリ・ジョンヒョクが美しく、優しく、楽しく、幸せをつかめたと言っても過言ではありませんでした。私は、これまでこの作品8周しました。何度見ても泣けます。

チョ・チョルガンを持ち上げ過ぎましたが、第5中隊のメンバー+耳野郎、村のお姉さんたち、そして、サブストリーのソ・ダンとク・スンジュンの2人、その他ゲスト韓国映画『シークレット・ミッション』のドング、「冬のソナタ」チェ・ジュウなどの爆笑キャラの役者さんたちが今まで観たことのない名作に仕上げたのだと思います。では、また。

【強烈個性キャラ

:チョ・チョルガン】

 人民武力部保衛局所属の少佐、37歳。本人曰く、元々はストリートチルドレンだったらしい。ムヒョクとは旧知の仲だったが、違法薬物の密造・密売、埋蔵文化財の盗掘・密売、キーピング事業と称した犯罪者隠避など数々の犯罪に手を染め、それらで得た金で上官に賄賂を贈っていた。自身の不正行為の証拠を握ったムヒョクをマンボクに盗聴させ行動を把握、保衛局が内密に設けているトラック部隊を用いて交通事故に見せかけ殺害する。また、自身の意を含んだ盗掘人も同様にトラック部隊を使って殺害し、それを目撃した市井の女性をも殺害。女性の事故を不審に思い独自に調査を開始したジョンヒョクを執拗につけ狙う。

【俳優:オ・マンソク】

1975年1月30日生、大韓民国の俳優。身長175cm、血液型B型。韓国芸術総合学校演劇院演技科卒業。

1999年、演劇『ファウスト』でデビューし、2000年韓国演劇協会が与える男性新人演技者賞を受賞[1]。

韓国俳優オ・マンソクは主に演劇・ミュージカル界で活躍してきた演技派俳優。05年のドラマ『辛屯』で注目を浴び、テレビの世界での活動も目立つようになる。
07年には時代劇『王と私』に主演し、ドラマが開始するやヒットを記録している。
また演劇『爾』は大ヒット映画『王の男』の元となる作品。
プライベートでは01年にチョ・サンギョンさんと結婚するものの07年5月に性格の不一致を理由に離婚し、一人娘を育てている。

オ・マンソクのエピソード・逸話

・2007年に3歳年上の映画衣装デザイナーの女性と離婚を発表。離婚後「法廷から笑顔で手をつないで出てきた」と告白し、話題になった。
・離婚後に前妻とは友人関係を続けているとし、ミュージカルを鑑賞するなどデートをしていることも明かした。
・2010年8月、東京でファンイベントを開催。トークやライブで日本ファンを魅了した。

オ・マンソクの代表作

【ドラマ】

『武人時代』(03/KBS)、『辛屯(シンドン)』(05/MBC)、『ブドウ畑のあの男』(06/KBS)、『恋するハイエナ』(06/tvN)、『外科医ポン・ダルヒ』(07/SBS)、『王と私』(07/SBS)、『武士ペク・ドンス』(11/SBS)、『検法男女』(18/MBC)、『検法男女シーズン2』(19/MBC)、『愛の不時着』(19/tvN)、『五月の青春』(21/KBS)、『コッソンビ熱愛史』(23/SBS)、『奇跡の兄弟』(23/JTBC)

【映画】

『ライアー』(04)、『残酷な出勤』(06)、『壽』(07)、『わが町』(08)

【演劇】

『ファウスト』(99)、『甲板上の鳥たち』(02)、『かもめ』(04)、『ボーイチェック』(04)、『爾』(00、01、03、06)

【ミュージカル】

『哀愁のセレナーデ』(01)、『ロッキーホラーショー』(01)、『Oh! Happy Day』(02)、『グリース』(03、04)、『ヘドウィグ』(05)、『冬の旅人』(05)、『キム・ジョンウクを探せ』(06)、『一日』(07)

【作品情報】

『愛の不時着』2019年12月14日から2020年2月16日まで放送。Netflixにおいて世界190ヶ国で配信、日本でも2020年2月23日から配信。世界的なヒットをした。

【あらすじ】

■第1話(1時間10分)

12月、執行猶予で釈放されたセリの父は、家族の食卓でクイーンズ・グループの後継者をセリにすると発表した。翌日、セリは新商品テストのためパラグライダーで飛行中に竜巻に巻きこまれ、北朝鮮の非武装地帯に不時着してジョンヒョクと出会う。セヒョン(セリの次兄)に詐欺を働いて逃走中のスンジュンは、オ課長から北朝鮮への逃亡を提案された。セリは非武装地帯を通り抜けて北朝鮮の村に迷いこみ、チョルガンに見つかりそうな所をジョンヒョクに助けられる。/ジョンヒョクはチーム長と無線で連絡を取ろうとするセリを見つけ、様子をうかがう。

■第2話(1時間16分)

セリはジョンヒョクたちに「保衛部に連れていけばあなたたちも処罰される」と指摘し、帰国に協力するよう頼む。ジュモクの提案で、セリは3日後、彼の叔父による船渡しで帰国することが決まる。スンジュンはオ課長を通じてチョン社長を紹介され、北朝鮮での安全な暮らしが保証される契約書にサインした。村が停電して狼狽するセリは、家に戻ったジョンヒョクの前で涙を流す。ジョンヒョクはセリを励まし、市場で買った韓国の日用品を手渡す。宿泊検閲でチョルガンに捕まったセリを助けるため、ジョンヒョクは平壌から車を飛ばして戻り、セリが自分の婚約者だと嘘をつく。/7年前、セリはスイスの協会を訪れて安楽死を希望するが、断られて観光を案内される。

■第3話(1時間10分)

セリが11課所属であることを怪しむチョルガンは、マンボクにジョンヒョクの家の盗聴を命じた。ロシア留学から帰国したダンは、空港に迎えに来た叔父のミョンソクに、ジョンヒョクが借りた車を自分が取りに行くと告げる。船渡しの日が訪れ、セリは第5中隊員たちを表彰し、別れを告げる。ジョンヒョクは船上まで付き添いセリを見送ろうとするが、海上統制の命令が出て警備艇長に見つかりそうになる。/マンボクは盗聴中、セリから貰ったトマトの苗に言葉を投げかけるジョンヒョクに首を傾げる。

■第4話(1時間18分)

ジョンヒョクは韓国ドラマを真似てセリにキスをし、船渡しではなく恋人同士の夜釣りであると警備艇長を欺く。セリは自力で脱出するためチャナム山 でパラグライダーを準備するが、無線通信に気づいた保衛部の偵察隊が動き出す。セリを追いかけてきたジョンヒョクは、セリと共にパラグライダーで飛び立ち偵察隊から逃れた。ヨンエの祝賀会に参加したセリは、心配して迎えにきたジョンヒョクと家に戻り、第5中隊員も加わって貝プルコギ(貝焼き)を味わう。ダンはタクシーが故障して立ち往生している所を、車で通りかかったスンジュンに助けられた。市場ではぐれたセリを探すため、ジョンヒョクはアロマキャンドルを目印に掲げながら歩く。/ジョンヒョクは壊れたカメラを取り出し、ジーグリスヴィルの橋の上で横顔を写した女性について思い浮かべる。

■第5話(1時間20分)

市場から戻ったジョンヒョクたちは、叔父の車を取りに来たダンを見つけた。ダンを平壌へ送り届けた後、ジョンヒョクは実家に寄ってセリの帰国の段取りをつける。オ課長はセヒョンに買収されてスンジュンを裏切り、チョン社長はスンジュンを連れて平壌行きの列車に乗る。パスポート写真を撮るためにセリたちも同じ列車で平壌に向かうが、停電となり、野宿で焚き火をして夜を明かす。/これまで「誰かを待つことなどない」と周囲に断言していたセリは、平壌から朝帰りしたジョンヒョクを酒を飲んで待ちわびる。

■第6話(1時間18分)

チョン社長率いるセヒョンの追手から逃走するスンジュンは、平壌のホテルの屋上でダンと再会して握手を交わした。偶然セリを見つけたスンジュンは、セヒョンと交渉して自分を見逃してもらう代わりにセリの帰国を阻むと約束する。ジョンヒョクとダンは両家の会食で結婚の日取りを決めた。その夜、セリはジョンヒョクと大同江 のレストランで初雪を見る。帰国前、セリとジョンヒョクたちはピクニックを楽しむ。スンジュンはセリをキープ対象に加えるようチョルガンに依頼した。セリとグァンボムは車で順安国際空港 に向かうが、チョルガンが手配したトラック隊に狙撃される。ジョンヒョクはバイクに乗ってセリたちを二重警護し、セリをかばい銃弾を受けて倒れる。/ピクニックの前、ジョンヒョクは二重警護のためバイクや武器の準備をする。

■第7話(1時間22分)

ジョンヒョクを助けるため、セリは空港に向かわず沙里院の市立病院へ車を向けた。手術が成功して目を覚ましたジョンヒョクは空港に向かわなかったセリを責めるが、セリが病室を去った後、医師たちからセリの輸血で助かったと知らされる。ジョンヒョクはセリに謝り、キスをする。チョルガンはジョンヒョクを捜索し、病室に乗りこむがジョンヒョクの父(総政治局長)に追い払われる。ダンは村に所帯家を探しに行った後、ジョンヒョクの家に向かい、そこでセリを心配して訪れたスンジュンと再会した。セリはスンジュンに連絡を取り、チョルガンから逃れるため、迎えにきたスンジュンの車に乗る。ダンはセリが韓国人であることを知りジョンヒョクを問い詰めるが、ジョンヒョクは制止するダンに構わずセリを探しに行く。一方、韓国ではセリの失踪から一ヶ月経ち、父は死亡届を出してスヒョンがクイーンズ・グループの経営権を受任した。/セリはサンウ(韓国の俳優)とのデート中、数年前スイスで聴いたある曲について知らないかと尋ねる。

■第8話(1時間26分)

スンジュンとダンは共謀して、セリとジョンヒョクを引き離そうとする。スンジュンは偽装結婚して帰国しようとセリに提案した。クリスマスイブに、ジョンヒョクはスンジュンの招待所を突き止めてセリを迎えに行くが、セリはジョンヒョクを守るため本心を隠して追い払う。吹雪の中を怪我をして歩くジョンヒョクを心配し、セリは家まで送ろうと車で追いかける。途中ガス欠となり、二人は廃校で一夜を過ごす。チョルガンはセリが怪しいと軍事部長に情報提供し、ジョンヒョクと総政治局長(ジョンヒョクの父)を陥れようとする。翌朝二人は村に戻る。セリは市場でジョンヒョクのクリスマスプレゼントを買うが、何者かにさらわれて電話越しにジョンヒョクへ別れを告げた。/1年前のクリスマスイブの夜、セリは部下からの不満も聞き入れず仕事に没頭していた。ジョンヒョクと出会い、セリは初めてクリスマスを祝う楽しさを知る。

■第9話(1時間28分)

セリを捜索するチョルガンを殴り、ジョンヒョクは拘留所に入れられた。ダンを呼び出して話を聞き、自分の父がセリを誘拐したと確信したジョンヒョクは、部下たちに自分の出自に関する噂を流させる。大佐の計らいで釈放されたジョンヒョクは、実家に向かいセリの行方について父を詰問する。ジョンヒョクを心配する母がセリを連れて現れる。その夜、スイスで聴いた曲はジョンヒョクが兄(ムヒョク)のために作曲したもので、イゼルトヴァルト[36] の湖で演奏していたのは彼だったと知り、二人は驚く。チョルガンに追われてホテルで暮らすスンジュンは、バーでダンの初恋について聞かされて、酔っぱらった彼女を自宅まで送り届けた。ジョンヒョクは第5中隊を前哨地に勤務交代させるよう大佐に頼み、セリを帰国させる。/セリはジョンヒョクの家の本棚に、秘密のメッセージを残す。

■第10話(1時間24分)

韓国に戻ったセリは仕事に復帰するが、ジョンヒョクのことが頭から離れない。マンボクはジョンヒョクにすべてを打ち明け、チョルガンは裁判で無期の労働教化刑に処せられた。スンジュンはホテルで不審者として捕まりそうな所をダンに助けられ、ジョンヒョクから頼まれてセリの帰国を助けたと打ち明ける。護送途中、仲間に助けられたチョルガンは「セリを殺しに南朝鮮に行く」とジョンヒョクを脅迫した。睡眠薬を切らして眠れないセリは、ソウル の夜の街でジョンヒョクと再会する。/総政治局長はジョンヒョクを連れ戻すため、第5中隊員とマンボクを、世界軍人体育大会の選手団に紛れ込ませて、極秘に韓国へと派遣した。

■第11話(1時間27分)

セリはジョンヒョクをボディーガードとして連れ歩き、チョルガンは警備員としてセリの会社に侵入した。ジョンヒョクはオ課長を通じてチョルガンに接触を試みるが、オ課長の裏切りにより中国ギャングと戦い負傷する。第5中隊員たちはサウナを拠点に、慣れない韓国で右往左往しながらジョンヒョクとセリを探す。チョルガンの逮捕によりチョン社長が捕まり、スンジュンはダンの所帯家に匿われ、お礼にラーメンを振る舞った。チョルガンは会社の地下駐車場でセリを付け狙い、ジョンヒョクが救出に向かう。/7年前、ダンはスイスの店で「激甘」のお菓子を選ぶセリを見かける。

■第12話(1時間36分)

セリズ・チョイスはインテリア部門を新設し、オープニングに訪れた第5中隊員たちはセリ、ジョンヒョクと再会する。チョルガンは軍事部長と共謀し、セリを北朝鮮に連れ戻してリ家を破滅させようと躍起になる。停電で寝込むスンジュンのためにダンはおかゆを作り、スンジュンは自分の過去について話し出す。大佐が逮捕されたヨンエを心配して、村人たちは差し入れを持っていく。2月2日の誕生日、仕事から帰宅したセリは、暗い部屋でジョンヒョクたちが帰国したと思い泣き崩れる。突然明かりが点き、セリの誕生日を祝うためにジョンヒョクたちが現れた。/ゲームで負けたジョンヒョクは机上のレコーダーに目を留めて、ジーグリスヴィルの橋の上でセリが残した言葉に聴き入る。

■第13話(1時間24分)

ジョンヒョクはセリにペアリングを渡し、二人は仕事をさぼってデートする。第5中隊員たちはセリから渡されたクレジットカードで買物を楽しむ。チョルガンはマンボクと接触し、息子を人質にして自分に協力するよう命じた。スンジュンは大佐を助けるとヨンエに約束する。ダンはスンジュンから、ジョンヒョクが韓国に行ったと聞いて泣き出す。帰国予定日、ジョンヒョクは第5中隊員たちと別れてチョルガンのもとに向かい、実家に呼び出されたセリは、チョルガンと次兄夫妻の差し金で妨害される。実はマンボクは事前に脅迫の内容をジョンヒョクに打ち明けており、第5中隊員たちは帰国せずセリを助けた後、ジョンヒョクと合流した。セリはジョンヒョクをかばい、チョルガンの銃弾を受けて倒れる。/帰国を命じるジョンヒョクに、第5中隊員たちは「自分たちもセリと中隊長を助けたい」と思いを伝える。

■第14話(1時間31分)

手術を受け意識を取り戻したセリは、次兄夫妻から解雇されたジョンヒョクを呼び戻した。ダンを心配するスンジュンは彼女を慰め、ダンはスンジュンにキスをする。マンボクが仕掛けた盗聴器により、セリは母の真意とセヒョンの企みを知り、家族の前で次兄夫妻の罪を暴く。軍事部長は総政治局長に脅しをかけるが、局長は「ジョンヒョクを南に派遣したのは自分だ」と言い逃れた。逆上したサンアは、ジョンヒョクたちが北朝鮮の軍人であると国家情報院に密告し、スンジュンを韓国に連れ戻そうとする。ジョンヒョクはチョルガンを追い詰める。/ジョンヒョクはセリのためにピアノ曲をレコーダーに録音して、セリが家で食事できるように食材を整える。

■第15話(1時間25分)

スンジュンはセリの次兄夫妻が放った中国の暴力組織とチョン社長に追われる。国家情報院に捕まったジョンヒョクは、家族やセリに迷惑がかからないよう嘘の供述をする。村では保衛部を騙る男たちがミョンスンとウピルを連れ去ろうとするが、ヨンエや村人に助けられた。第5中隊員たちは証言を拒否し、ジョンヒョクとセリは対面調査を行う。ジョンヒョクの言葉にショックを受けたセリは、調査後に敗血症で倒れて危篤となる。スンジュンはチョン社長の機転により暴力組織から逃れ、ジョンヒョクの家でダンと再会して指輪を渡した。空港に着いたスンジュンは、暴力組織から「ダンを捕らえた」と脅されて搭乗券を破り捨て、助けに行くが銃撃戦の末救急車で運ばれる。国家情報院の捜査会議で、ジョンヒョクの行動分析の結果が報告される。

■第16話(1時間51分)

スンジュンは救急車の中でダンに看取られて亡くなる。総政治局長は韓国との送還者相互交換を進め、軍事部長とチョルガンとのメールのやり取りを暴く。意識を取り戻したセリは、母からジョンヒョクが送還されると教えられ、開城工業地区[39] にある軍事境界線に向かう。ジョンヒョクは一度は境界線を越えたものの、セリの呼びかけに応え、再び境界線を越えてセリと抱き合う。北朝鮮に送還されたジョンヒョクたちは、護送中に軍事部長に射殺されそうになるが、局長に助けられた。ミョンウン(ダンの母)は「ダンに好きな男性ができた」と伝え、ユンヒ(ジョンヒョクの母)に結婚の破談を申し出た。ダンはチョン社長と接触して暴力組織を壊滅させると宣言する。次兄夫妻が関与した証拠をオ課長が国家情報院に提出し、夫妻はセリとユン会長の前で連行される。ダンはスイス旅行時のカメラを修理して、ジョンヒョクに返却する。そこにはジーグリスヴィルの橋の上で写した、セリの横顔が残っていた。セリはジョンヒョクが残したメールを心の支えに日々を過ごし、翌年の誕生日に送られた言葉を信じて毎年スイスに向かう。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?