『ゆとりですがなにか』【2016~連続、SPドラマ/映画】【強烈個性キャラ:山岸ひろむ 俳優:太賀】
2024年6月11日投稿
【コメント】
現在、TVerで第1~3話配信中。ドラマ視聴3週目。クドカン先生の作品なので個性が濃いキャラばかり。
中でも、まりぶ役 柳楽優弥さんと山岸役 太賀さんは強烈。今回は、山岸をpickupします。
私事ですが、このドラマで山岸がトラウマになり=太賀さんを受け入れられなくなりました。なので、「虎と翼」も無理なシーンが多くて困りました。因みに伊藤紗莉さんもNG、怒る演技が上手い女優さんは苦手です。
現役時代、山岸のような奴いました。部署は別でしたが、上司を部員の前でディする。メールでディする、役員にもCCする。正論で追い詰める。その上司は、精神を病み、長期休職となった、妻子がいるのに。
自分の正当性を議論するのは良いけど、仕事柄色々な上司という人に会いましたが、上司にも色々いて、ホントの悪人は極々少数だと思います。山岸のような奴は、正論と腕力に弱い。感情的にならず、話し合いましょ~。では、次の作品で。
【登場人物】
山岸 ひろむ(連続ドラマ、SPドラマ)演 - 太賀
1993年生まれ。正和の後輩でゆとり世代ど真ん中の入社2年目。正和の説教に対しパワハラを主張して法的脅迫を含む苛烈な反撃をし、早川には「ゆとりモンスター」と呼ばれているなど相当な問題児である一方、茜の正論には頭があがらない。第2話以降では法的脅迫から正和を見下していたが、自己中心的な態度より逆鱗に触れた鳥の民の常連のまりぶから恫喝を受けて以降から変化が生じ、ドラマ後半に入り、食中毒事件の対応などを放棄して逃げ出してしまう自分を反省し、意気がるか落ち込むかの両極端に陥っていると自己分析し、やがて正和を「優しい先輩」と慕うようになる。第7話で社内異動に伴い鳥の民高円寺店の店長となり、さまざまなミスを連発する。またその後、パワハラキャラを払拭できず「キャラが定まらない」ことに悩むようになり、レンタルおじさん麻生の顧客となる。
SPドラマでは、「鳥の民」の店長兼エリアマネージャー。OB訪問してきた就活生に傲岸ぶりを見せるなど態度自体に変化はないが、まりぶがOB訪問していたことに気づいたときに絶叫したり途端に下手に回るなど、少なからずまりぶに対しては苦手意識があることを窺い知れる。
【作品情報】
『ゆとりですがなにか』、2016年4月17日から放送。主演は岡田将生と松坂桃李と柳楽優弥。宮藤官九郎のオリジナル脚本をコンビを組んだ経験のある水田伸生氏の手でドラマ化した作品。「ゆとり第一世代」にあたる、アラサー世代の青年たちが、社会問題や恋愛に直面し葛藤する姿を描く。
2017年7月2日と7月9日、
スペシャルドラマ『ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編』
放送。また、2017年7月2日の放送終了後
スピンオフドラマ『山岸ですがなにか』
が配信。
2023年10月13日にはテレビドラマの続編の
映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』
公開。
【あらすじ】
食品会社営業マン坂間正和は、「ゆとり世代」と揶揄(やゆ)される29歳だが、居酒屋への出向を命じられ自分よりもさらに下のゆとり世代である後輩・山岸ひろむに振り回されるなど悩み、「レンタルおじさん」の麻生厳に相談する。
そこで同い年の小学校教員・山路一豊と知り合い、世代特有の悩みを打ち明け合う仲になる。ある日駅で列車飛び込みが起き、正和は山岸が自殺したのではと心配し駆けつける。結局別人と分かったが、正和は自殺した青年の母・明子と交流を始める。
一方で山岸は正和から受けた注意をパワハラと称して訴訟を盾に正和ら上司を責め、正和は数日間の謹慎処分となる。また正和たちにボッタクリ店を案内した風俗店の呼び込み・道上まりぶが麻生の実子で同い年と知る。正和と一豊はチンピラまがいの彼を迷惑がるも、まりぶは正和の店に通い詰めるようになる。
同じころ、一豊の学級では教育実習生の佐倉悦子が突然一豊に告白したり、学級内でのいじめ発生を主張して彼を振り回す。結局いじめではないと判明するが、居酒屋での話し合い上で一豊は悦子と教師一同に責められる。ところが、まりぶがその場に割って入り彼女らの欺瞞を暴き立て、騒ぎは一豊が悦子を教師の先輩として叱咤激励し幕となる。正和は謹慎中実家で家族の悩みを聞き、直属上司で交際相手の宮下茜を含む遊びに来た一同と交流したのち仕事に復帰する。
かたや、悦子の彼氏と称する若者・小暮静磨が、一豊に嫉妬して突然小学校にどなり込む。一豊は童貞であることを学校中にばらされ、授業参観の準備で保護者にクレームを付けられるなど散々な目に遭う。また正和と茜の関係が社内に知られたことを期に二人はぎくしゃくし始め、茜は同じボルダリングジムに通う一豊と対話を深める。同じころ、正和の店に訪れた山岸が店内で問題を起こす。上司たちやまりぶに叱責される山岸を、正和は自殺した青年の仏前に連れてゆく。
ある日、就職活動に悩む妹・ゆとりの行動に不審を抱いた正和は、彼女がまりぶに興味を持ち、彼が店長を任されたガールズバーに勤め始めたことを知って動揺し、麻生に偵察を頼む。また茜と一豊の友情が深まる一方、茜が栄転の話を正和に黙っていたことにショックを受けた彼は、二人のいるボルダリングジムに来て大けがをし仕事に支障をきたす。その後話し合った二人は、茜が仕事と正和との間で揺れる心を明らかにしたあと、正和から別れを告げる。
学習障害(LD)を持つ転校生の対応に奔走する一豊を悦子が訪ねるが、彼女が実習を終えて教職を選ばない選択をしたと知った一豊は仕事への悩みをついぶちまけ、甘い雰囲気になるが進展せず終わる。
そして正和は、ゆとりがバーを辞めたものの、まりぶが妻子ある身と知らないまま彼と交際を始めたと知る。
正和は自分の行状を父や家庭環境のせいにするまりぶを怒鳴りつけ、ゆとりの就活を考えて内定獲得後に別れるよう彼に命じる。さらに仕事上では、山岸に引き継いだ取引先の野上が契約を同業他社に切り替えつつあると知り、正和は野上を接待し契約を取り戻す。一豊はLD児への対応でその母・奈々江と親しくなったり、茜と旅行に行ったりと「モテ期」がやってくるものの、童貞を失うことへの葛藤があることを正和たちに告白し、茜から聞いた正和への本心を伝える。
ゆとりは内定を獲得し、一安心した正和だが、野上の会社が食中毒を起こしたことが明らかになり、上司・早川の先導で野上の会社を救済すべく手を尽くす。そんな中で茜を訪ねてきたその父・重蔵は二人の破局を知らずに強引に結納を進めようとし、正和たちは家族らの前で別れたことを告白し茜と口論してしまう。そしてまりぶは突然風俗の仕事を辞めて造園業見習いを始める。後日、茜が正式に仙台支店への辞令を受けたと同時に正和はエリアマネージャーに抜擢される。ところが、正和への未練を抱える茜は深酒の勢いで、早川とラブホテルに行き一夜を共にする。
一豊は学校で性教育授業を行うことになるが、童貞の彼に授業が行えるのかと周囲の教師に偏見の目で見られる。そんな時、まりぶとゆとりの関係を知り驚いた一豊が彼に話を聞くと、まりぶはすでにゆとりに別れを告げられたことと、サラリーマンとして不器用ながらも懸命に働く正和の姿に感銘を受け、自分探しの日々に区切りを付けて受験を諦め地道に働き始めたことを語る。その正和は、兄・宗貴夫妻が酒造の家業を辞め農業を始めたいと言いだしたことに母・和代が激怒するなど、家族間の険悪さに悩みつつ仕事に打ち込み、店でのランチ展開を成功させる。そして茜が店で栄転前の挨拶をする場で、正和はこの数か月の仕事でやりがいを得たことを語り、会社を辞め家業を継いで結婚する決意をしたと宣言して茜に求婚、茜はその場で受諾し二人は会社を退職する。しかし坂間家では、兄嫁のみどりが妊娠し宗貴が農業を諦めたと言われ、正和の跡取りへの決意は宙に浮く。一方、まりぶは自分が以前ぼったくり店に案内した職場の先輩から陰湿な嫌がらせを受け喧嘩になり、その勢いで客引きに復帰した店に強制捜査が行われて逮捕され、不法滞在中の内妻ユカは赤子を連れて逃亡する。
麻生はまりぶの異母兄・政伸に弁護を依頼するが、複雑な家庭事情で険悪な仲の兄弟は決裂する。しかし正和らは、これまで付き合ったまりぶの人柄を評価し、ゆとりは留置中のまりぶに手紙を送る。彼らに動かされた政伸の奔走でまりぶは保釈が認められ、その足でユカの件を入国管理局に尋ねに行く。その席上で、まりぶは麻生と取っ組み合いの親子喧嘩をし、思いをさらけ出す。退職後、茜は専業主婦になるべく坂間家で同居を始め、正和は営業として店舗を回るがうまくいかない。
だが挙式が目前に迫ったある日、茜が仕事復帰を望み喪失感にとらわれていると見抜いた正和は元の会社への復職を薦めるが、それを拒絶する茜を問いつめた結果、彼女が早川と関係を持ったことを告白させてしまう。一方、性教育授業を前に混乱する一豊は奈々江、悦子と続けてラブホテルに行くが結局童貞を脱出できず、性欲に振り回される自分に悩みながらも授業の日を迎える。一豊は説明をベテラン教師にフォローしてもらう始末ながら、30歳を前にしても大人になりきれない自分の率直な思いを語り、完璧な大人などいないこと、だからこそ他人の失敗を許せる大人になってほしいというメッセージで授業を終える。
挙式当日、花嫁道中の最中、早川との件に衝撃を受けるも茜に負い目を感じてほしくないと悩む正和はその場を逃げ出し、早川の元へ向かい彼に鉄拳を喰らわす。逃げる途中で正和はユカが偽名で働いているのを発見し、まりぶのアパートに連れ帰り夫と引き合わせる。正和は、彼の現状を知ったまりぶによって強引に結婚披露宴の席へ連れて行かれる。一人で晒し物になりながらも会場で待ち続けた茜は、正和と結婚できなければ独身を貫くと誓い、正和もまた彼女と同じ気持ちを伝える。二人は列席者一同の前でキスを交わし全員の祝福を受ける。後日、新作の日本酒を早川に売り込むことに成功した正和と、レベルを落としながらも大学に合格したまりぶはそれぞれの妻と婚姻届を書き、悦子と交際を始めた一豊は彼らの婚姻の証人となる。
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