なぜ、眠れないんだ アタマの「こもり熱」が自律神経を狂わせる【読書メモ】
現代人は多くの人が慢性疲労と不眠に悩んでいる。理由にはスマートフォンやPCの普及、会話の減少などが指摘されている。特に「頭部内熱」を問題視しているのが本書。
頭部内熱(頭部ない熱)とは、体温調節がうまくいかず頭の中に熱がこもっている状態を指し、医学用語では「うつ熱」とも呼ばれる。深部温度が高まっている状態だという。原因にはストレスや、自律神経の酷使などが原因の一つとされているが、現代社会でストレスを溜めないのは難しいだろう。
具体的な対策を以下に抜粋。
単純に冷やす:冷たいものを額にあてるだけ。市販されている冷却シートではすぐぬるくなるためおすすめできない。保冷剤を冷蔵庫(冷凍庫はつめたすぎ)で冷やし、ハチマキなどで固定して寝るとよい。途中で外れても仕方ないが基本は寝付くまでずっとつける。固定しすぎない。
”手”のエクササイズ:不眠の人は無意識に手に力が入っていることがよくある。①手を軽く握る→②外側に回しながら指を開く、これを電車でやるだけでも効果がある。その他指を1本ずつ伸ばして広げるとかも簡単で効果がある。詳しくは寝る前 ストレッチ とかでいくらでも出てくると思う
アイマスクをつける:寝る前でも、休憩時も両方有効。目から入る情報を減らしてあげるのが大事
その他、以下の対策が有効。
起きたら朝日を浴びる
なるべく毎日同じ時間に眠る・起きる
鼻呼吸を意識する
毎日運動する
昼寝する
靴下は脱ぐ
冷房はつけっぱなし ただしエアコンの風を直接身体に充てないように注意
眠れなかったら布団から一度出て、リラックスる
全体的なメッセージとして、睡眠にはエネルギーが必要であることを強調している。疲れてるのに眠れないというよりは、疲れてるから眠れないのだという。だからリラックスする、休憩するということが普段から大事だと感じた。