RepAir リペアー
【1】
???「それで、今日の予定はどうするかもう決めてあるの?」
眼前の女性がこちらに話しかけてきている。
第一印象では、20代後半。
予想するなら、28歳。
身長も160センチくらいだろう。
彼女の頭側部付近には、可愛らしい猫の耳がついていた。
すごく目立っている。
腰の少し下からも、猫の尻尾のようなものが伸びていた。
どうみても人間の姿をしていて、二足歩行をしている。
彼女の目をじっと見つめると、瞳に縦の瞳孔があるのが分かった。
???「どうしたの、そんなに見つめちゃって」
猫の真似をしている女性は小首をかしげる。
<このあとの言動を選んでください>
■ここはどこ? 【2】 目次の2からジャンプできます。
■私はだれ? 【3】 目次の3からジャンプできます。
■あなたはだれ? 【4】 目次の4からジャンプできます。
■すべて理解しているので、話を進める 【5】 目次の5からジャンプできます。
【2】
周囲を見渡すと、木造の建築物がたくさん並んでいる。
奥には木々が集まっていて、自然豊かだ。
???「みゃっ!? 自分が住んでいる場所を忘れたの!?」
猫の真似をした女性は目を大きく見開きながら声を大きくする。
???「オアシスにはずっと前から住んでるでしょ!」
■私はだれ? 【3】
■あなたはだれ? 【4】
■すべて理解しているので、話を進める 【5】
【3】
???「自分の名前を忘れちゃったの!?」
猫の真似をした女性は目を大きくしながらこちらを見つめてくる。
???「冗談だよね? ほら、自分の名前を言ってみて」
彼女に促された通り、自分の名前を思い出そうとしてみた。
__________________
| → |
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|☞あ い う え お ざ じ ず ぜ ぞ |
| か き く け こ だ ぢ づ で ど |
| さ し す せ そ ば び ぶ べ ぼ |
| た ち つ て と ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ |
| な に ぬ ね の っ ゃ ゅ ょ を |
| は ひ ふ へ ほ ァ ィ ゥ ェ ォ |
| ま み む め も ー ヴ ! ? … |
| や ゆ よ わ ん 0 1 2 3 4 |
| ら り る れ ろ 5 6 7 8 9 |
| が ぎ ぐ げ ご + * % ( ) |
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私の名前は、【your name】だ。
自分の名前を告げると、彼女は安堵の表情を浮かべながらため息をつく。
???「そうそう。びっくりしたよー、【your name】」
■ここはどこ? 【2】
■あなたはだれ? 【4】
■すべて理解しているので、話を進める 【5】
【4】
???「えぇっ、わたしのこと忘れちゃったの!?」
猫の真似をした女性は悲しそうに目じりを下げながらこちらを見つめてくる。
???「さくらだよー。昔から仲良くしてたでしょー。かわいいかわいい猫人間(キャヒュマンット)との記憶、思い出して!」
さくらはニコッと笑いかけてきた。
その表情はどこか寂しそうだ。
■ここはどこ? 【2】
■私はだれ? 【3】
■すべて理解しているので、話を進める 【5】
【5】
さくら「ちゃんとモネアーは摂ってる? もしモネアーを節約してるなら、森林浴してフィトンチッド浴びる?」
聞きなれない言葉を耳にして、理解しようと頭を働かせた。
■フィトンチッドについて尋ねる 【6】
■言葉の意味を理解したので、話を進める 【7】
■モネアーについて尋ねる 【8】
【6】
フィトンチッドとは何なのか、それをさくらに質問した。
さくら「えぇ、フィトンチッドも忘れてるの? 本当にどうしちゃったの? ストレスに晒されて不安定になってるのかな。これはますます森林浴してリラックスしなくちゃ」
さくらはオアシスと呼ばれている町の中心部に向けて指をさす。
さくら「あの生い茂っている森林がわたしたちの空気を生成してくれていて、安全を確保しているんだよ。で、森林の木々たちは本来自衛のためにフィトンチッドっていう成分を殺菌・防虫のために放出してるんだけど、わたしたちにはストレス緩和や抗がん効果をもたらしてくれてるんだ」
さくらは町の外の遠くの景色を不安そうに眺める。
さくら「オアシスの外に行くときは気を付けてね。こことは違って新鮮な空気じゃないから、外出時は絶対に酸素マスクを持っていくこと! って、これじゃあ、わたし先生みたいになってるよ。……まぁいいけど、どう、思い出せた?」
■言葉の意味を理解したので、話を進める 【7】
■モネアーについて尋ねる 【8】
【7】
さくら「もしかして、【your name】がド忘れしているのも、あの異変の可能性があるかも……。えっと、最近、森林の傍にある病院に、患者さんが多く運ばれてきてるんだって。で、その患者さんたちの症状が、オアシス外のグリーンヴェノムに毒された時の症状、情緒不安定と希死願望、機能不全症状と同じだって。オアシスの外に出ていないのに。大変なことになってるよ、もう。あぁ、シルファ様、どうかわたしたちをお守りください」
さくらは両手を胸の前で組み、どこか遠くに向けて目をつむりながら祈った。
最初にさくらに質問された問いに答えるために、考えを巡らせる。
今日はなにをする予定だったのかを。
■日常生活を続けるため、作物の様子を見に行く 【9】
■シルファに助けてもらうため、会いに行く 【10】
【8】
さくら「ちょっと、大事なモネアーのこと忘れるわけないでしょ?」
さくらは苦笑いを浮かべながら、彼女の腰の横に装着している容器を軽く叩いた。
さくら「オアシスの森林で採取した空気を風魔法で封じ込めて、これ1個でおにぎり1個と交換できる通貨だよ。取引はもちろん、気分が悪い時に吸ったり、オアシスの外に出向くときに持っていくものとして必要な物だよ。……もしかして【your name】、今、寂しかったりする?」
さくらは肩をすくめながら微笑む。
■フィトンチッドについて尋ねる 【6】
■言葉の意味を理解したので、話を進める 【7】
【9】
きっと異変は気のせいだ。
そう判断すると、さくらに一緒に農作物の様子を見ようと誘う。
さくら「うん。あー、なんだか最近、収穫量が少なくなっちゃっててさ。もっと成長するように環境を整えてあげないと」
さくらは小さなため息をつきながら、隣を歩いていく。
日差しに照らされているオアシスの町を進む。
これならきっと作物たちも喜んでいるだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■やり直して続ける 【7】
【10】
シルファに何が起こっているのか、そして助けてもらえないか聞きに行こう。
さくらに提案した。
さくら「え、シルファ様に? ……でも、シルファ様がいるアイロ丘陵には行ったことが無いし、正確な場所は知らないよ。【your name】は分かるの?」
アイロ丘陵には行ったことが無い。
しかし、行かなければこのままシルファには会えない。
■シルファに会いに行くために、家に必要なものを取りに行き、アイロ丘陵に向かう 【11】
■シルファに会いに行くために、家に必要なものを取りに行き、さくらと一緒にアイロ丘陵に向かう 【12】
【11】
さくらを無視し、自宅に向けて足を運ぶ。
さくら「え、ちょっと! わたしを置いてかないでよー!!」
背後から大きな声が聞こえてきた。
声と足音から、怒りを感じる。
自室に足を踏み入れ、部屋の隅に並べて置かれているモネアーの容器に近づいていく。
少し姿勢をかがませ、モネアーを二本、鞄の中に放り込んでいく。
さくら「はい、酸素マスク」
横からさくらの声が聞こえると、視界の隅にマスクが現れた。
さくら「オアシスの外に行くなら、これも必要でしょ」
彼女の手からマスクを受け取ると、また鞄の中に詰め込んでいく。
外で活動する最低条件は解決した。
しかし、不安要素はまだある。
敵意を持つものと遭遇した時の備えが必要だ。
今度は棚に近づいていき、置いてある拳弓(けんきゅう)を手に取る。
さくら「【your name】といったら、その拳弓だよね!」
片肘ほどの全長の拳弓を握りしめ、矢弾を数本、鞄の中に入れた。
最後に、壁に立てかけてあった、自分の身長より少し短い長さの太刀を背中に掛ける。
切れ味と耐久度を犠牲にしているけど、軽い刃物だ。
さくら「【your name】、かっこいいー!」
さくらは尻尾を立て、両手を顎の近くで組み、笑みを向けてきている。
さくら「じゃーん、わたしはこのスチールクロ―で引っかいていくよ!」
さくらは右手にはめ込んだスチールクロ―を見せつけてくる。
彼女の右手には、金属の刃で出来た指が5本伸びていた。
さくら「あとは、氷魔法!」
さくらは左手の平を正面に突き出し、ニヤリと笑う。
さくらに頼もしい感情を抱きながら、身体を反転させた。
目の前に駐車されているバイクにまたがって、お尻をシートに乗せていく。
バイクは今のさくらと、幼少期のさくら、二人分の身長を合わせたくらいの全長だ。
右ハンドル付近にあるエンジンボタンを親指で押し込むと、バイクから大きな駆動音が鳴る。
『グリュリュリュリュブルルンッ、ヴヴヴヴヴヴヴヴ――』
さくらがバイクに近づいてきて、排気口の前で座り込み、顔を近づけていた。
さくら「すー……はー……酸素がおいしいー」
■右ハンドルを少し捻り、アクセルを入れる 【13】
■さくらにバイクに乗るよう促す 【14】
■右ハンドルを思い切り捻り、アクセルを入れる 【15】
【12】
さっそく行動に移そうと、さくらを説得する。
「んー、分かった。このままじっとしてたら状況が悪化する気がする。わたしも【your name】と一緒にシルファ様に会いに行くよ」
さくらは軽く頷いた。
自宅で準備を整えたいと、さくらに伝える。
さくら「そのあとは、わたしの家にも寄ってね」
さくらは横に移動してきて、歩幅を合わせてくる。
さくらと一緒に、自宅に向かおう。
自室に足を踏み入れ、部屋の隅に並べて置かれているモネアーの容器に近づいていく。
少し姿勢をかがませ、モネアーを二本、鞄の中に放り込んでいく。
さくら「はい、酸素マスク」
横からさくらの声が聞こえると、視界の隅にマスクが現れた。
さくら「オアシスの外に行くなら、これも必要でしょ」
彼女の手からマスクを受け取ると、また鞄の中に詰め込んでいく。
外で活動する最低条件は解決した。
しかし、不安要素はまだある。
敵意を持つものと遭遇した時の備えが必要だ。
今度は棚に近づいていき、置いてある拳弓(けんきゅう)を手に取る。
さくら「【your name】といったら、その拳弓だよね!」
片肘ほどの全長の拳弓を握りしめ、矢弾を数本、鞄の中に入れた。
最後に、壁に立てかけてあった、自分の身長より少し短い長さの太刀を背中に掛ける。
切れ味と耐久度を犠牲にしているけど、軽い刃物だ。
さくら「【your name】、かっこいいー!」
さくらは尻尾を立て、両手を顎の近くで組み、笑みを向けてきている。
さくら「じゃーん、わたしはこのスチールクロ―で引っかいていくよ!」
さくらは右手にはめ込んだスチールクロ―を見せつけてくる。
彼女の右手には、金属の刃で出来た指が5本伸びていた。
さくら「あとは、氷魔法!」
さくらは左手の平を正面に突き出し、ニヤリと笑う。
さくらに頼もしい感情を抱きながら、身体を反転させた。
目の前に駐車されているバイクにまたがって、お尻をシートに乗せていく。
バイクは今のさくらと、幼少期のさくら、二人分の身長を合わせたくらいの全長だ。
右ハンドル付近にあるエンジンボタンを親指で押し込むと、バイクから大きな駆動音が鳴る。
『グリュリュリュリュブルルンッ、ヴヴヴヴヴヴヴヴ――』
さくらがバイクに近づいてきて、排気口の前で座り込み、顔を近づけていた。
さくら「すー……はー……酸素がおいしいー」
■右ハンドルを少し捻り、アクセルを入れる 【13】
■さくらにバイクに乗るよう促す 【14】
■右ハンドルを思い切り捻り、アクセルを入れる 【15】
【13】
右手で握っているハンドルを少し捻ってみた。
『ヴゥォオオンッ!』
さくら「くぅ、酸素気持ちいいー」
さくらは排気口の前で尻尾を立てながら微笑み、深く息を吸っている。
■さくらにバイクに乗るよう促す 【14】
■右ハンドルを思い切り捻り、アクセルを入れる 【15】
【14】
シルファを探すために早くアイロ丘陵に向かおう。
さくらにバイクに乗るように伝えた。
さくら「りょうかーい」
さくらは立ち上がり、すぐ後ろに密着するようにシートに跨る。
彼女の温もりを背中で感じられた。
さくらに釣られるように、鞄から酸素マスクを取り出す。
そして顔に装着させ、腰に付けていたモネアー容器とつなげる。
これでオアシスの外に出ても毒されない。
さくらの口元がマスクで隠れているのを確認する。
さくら「マスク着けたよー」
出発の準備は整った。
アクセルを入れてオアシスから離れることにした。
『ヴルルルルルルルッ――』
バイクの駆動音と共に、景色が後ろに流れていく。
数分後。
シルファに会いに、アイロ丘陵でバイクで走行中。
さくら「シルファ様、どこにいるんだろう。見つからないね」
周囲には木々がポツポツ生えている。
地面にはあたり一面に雑草が生えていて、人間が容易に足で踏み荒らせそうだ。
所々に盛り上がった丘が出来上がっていて、奥の景色が遮断されているカ所があった。
勢いで飛び出したけど、シルファがどこにいるか見当がつかない。
ただひたすら走り続け、シルファに遭遇することに賭けた。
『プゥアアァァァー』
『プアァァアアアー』
しばらく走り続けていると、聞きなれない音が聞こえてくる。
さくら「誰かバイクで近づいてくる!」
彼女の忠告を受けると、周囲の様子を窺うことにした。
確かに、バイクに乗っている者が二名、並走するかのように左右からこちらに近づいてきている。
バイク乗りA「どこへ向かおうとしている?」
バイク乗りB「なにをしにここへきたか答えよ!」
バイク乗りたちは大きな声で訪ねてきた。
■ハンドルを大きく左右に傾け、遠い平野に向かって直進する 【16】
■バイク乗りたちの質問に答える 【17】
■バイク乗りたちがなにをしているのか質問する 【18】
【15】
右手で掴んでいるハンドルを、グイッと手前に回してみる。
『ヴゥオオオオオオンッ!!』
さくら「んはぁ、酸素が体に染み渡るー!!」
さくらは排気口に顔を近づけ、髪が排気で揺らされていた。
彼女は尻尾を上げながら万面の笑みを浮かべ、深呼吸をしている。
■右ハンドルを少し捻り、アクセルを入れる 【13】
■さくらにバイクに乗るよう促す 【14】
【16】
このアイロ丘陵の先に未知の土地が待っている。
そうバイク乗りたちに告げた。
さくら「え、なに言ってるの?」
背後からの困惑の声を無視して、思い切りアクセルを入れる。
『ヴルルルルルルルッ!!』
バイク乗りたちとは正反対の方向に進んでいく。
彼らはこちらにはついてこないようだ。
さくら「いったいどこに向かってるの!?」
目的を忘れ、広い大地をバイクで駆け抜ける。
こんな素敵な時間を過ごせて幸せだ。
さくら「シルファ様を見つけるんでしょ!?」
肩を強く叩かれているけど、気にせずに直進する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■やり直して続ける 【14】
【17】
バイクの駆動音に負けないように、相手に伝わる声量で目的を告げる。
バイク乗りA「その返事は嘘偽りないのだな?」
バイク乗りB「その答えで間違いないんだな?」
さくら「なんだか、二人から嫌な視線を感じるよ」
バイク乗りたちから敵意を感じ取れた。
そして、バイク乗りたちは腰に携えていたショートソードを鞘から抜き取る。
さくら「襲われる!」
背後にいるさくらから大声で警告を受けた。
■バイクのハンドルを切り、バイク乗りたちにぶつける 【21】
■拳弓で応戦する 【22】
■さくらに魔法を使うよう指示する 【23】
【18】
バイクの駆動音に負けないように、相手に伝わる声量でバイク乗りたちに質問を投げかけた。
バイク乗りA「世界を正しい方向へ導こうとしている」
バイク乗りB「正しき世界のために、お前たちにも協力して欲しい」
■ハンドルを大きく左右に傾け、遠い平野に向かって直進する 【16】
■無視して、シルファ探しを続ける 【19】
■協力について質問する 【20】
【19】
バイク乗りの言葉に耳を傾けるのを止めた。
代わりの返事として、右手を捻ってバイクに応えさせる。
『ヴゥンヴヴヴヴヴヴ!!』
バイク乗りたちから距離を離そうとする。
しかし、彼らのバイクの音は再び近くから聞こえてきた。
バイク乗りA「やはり予想通りだったか」
バイク乗りB「大地の望みの邪魔はさせない」
敵意を感じる言葉を受け取ると、バイク乗りたちは腰に携えていたショートソードを鞘から抜き取る。
さくら「襲われる!」
背後にいるさくらから大声で警告を受けた。
■バイクのハンドルを切り、バイク乗りたちにぶつける 【21】
■拳弓で応戦する 【22】
■さくらに魔法を使うよう指示する 【23】
【20】
協力しようと答えようとするけど、一体なにをすればいいのか気になる。
それは後ろのさくらが代弁してくれた。
さくら「協力とは、なにをすればいいのでしょうか?」
バイク乗りA「なにをするかって? 世界の望みをかなえるのさ!」
バイク乗りB「正しい行いの邪魔をする者の排除に協力してもらおう!」
敵意を感じる言葉を受け取ると、バイク乗りたちは腰に携えていたショートソードを鞘から抜き取る。
さくら「襲われる!」
背後にいるさくらから大声で警告を受けた。
■バイクのハンドルを切り、バイク乗りたちにぶつける 【21】
■拳弓で応戦する 【22】
■さくらに魔法を使うよう指示する 【23】
【21】
ハンドルを切り、車体をバイク乗りたちのバイクにぶつけようとする。
『ドガシュッ!』
衝突の反動が全身に伝わってきた。
それと同時に、身体に激しい痛みが恥じる。
『ズザシュッ』
さくら「みゃあぁぁぁっ!!」
さくらが悲鳴を上げながらバイクから転げ落ちた。
体が痛い。
それに目の前が真っ暗だ。
運転を続行させるのは難しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■やり直して続ける 【14】
【22】
さくらにバッグの中から拳弓を取り出すようお願いする。
さくら「わかった!」
彼女がバッグを漁っているのを微かに感じながら運転を続けた。
さくら「はい、これ!」
さくらから拳弓を左手で受け取る。
そして射出口をバイク乗りに向けた。
『ポテュッ』
バイク乗りA「あぐぁっ」
彼は苦しそうな声を漏らし、バイクと一緒に横転する。
さくら「やった、命中!」
運転中だというのに、見事一発で撃退できた。
■バイクのハンドルを切り、バイク乗りにぶつける 【26】
■さくらに拳弓の装填を手伝わせ、もう一度射撃する 【24】
■さくらに魔法を使うようにお願いする 【25】
【23】
運転に集中するために、攻撃はさくらに任せることにした。
さくら「うん、任せて!」
近くから冷気を感じる。
横目で様子を窺うと、さくらが片手をバイク乗りに突き出していた。
そして、手から小さな氷塊が飛んでいく。
『シャリリリ』
氷塊はバイク乗り前方の地面に衝突していった。
そして、地面に小さな水たまり程度の氷床が出来上がり、バイク乗りのバイクは氷床の上を通過していく。
『ドガガガッン』
バイク乗りA「うわぁぁ!」
バイク乗りAはバイクと一緒に横転した。
さくら「やった!」
■バイクのハンドルを切り、バイク乗りにぶつける 【26】
■さくらに拳弓の装填を手伝わせ、もう一度射撃する 【24】
■さくらに魔法を使うようにお願いする 【25】
【24】
矢弾が無くなった拳弓を腕と一緒に背後に差し出す。
さくら「すぐに準備するから!」
バイク乗りがこちらに近づいて来て、ショートソードでなぎ払ってきた。
さくら「みゃっ!」
頭を低くさせる。
刃が頭上近くを横切っていくのを感じた。
さくら「危なかった!」
さくらも無事の様だった。
さくら「はい!」
視界の端に、拳弓が現れる。
それを受け取り、再びバイク乗りに射出口を向けた。
相手は近距離かつ無防備な状態だ。
『ポテュッ』
バイク乗りB「あぐぁっ」
バイク乗りはバイクを乗るのを諦め、地面に寝転がっていった。
彼のバイクも彼の真似をする。
さくら「助かった」
背後から安どのため息が聞こえてきた。
さくら「一体あの人たちはなんだったの。グリーンヴェノムでおかしくなってたのかな?」
真相を彼らに聞くことはもう不可能だろう。
襲撃から数分程のアイロ丘陵を走行中。
一つの盛り上がった大地にポツンと寂しく祠が建てられていた。
さくらも気づいたのか、祠を指さす。
さくら「あ、あそこになにかあるよ!」
シルファがもしかしたらあそこに居るかもしれない。
■祠に向かってバイクで突き進む 【60】
■祠以外の場所に向かってバイクで直進する 【61】
【25】
運転に集中するために、攻撃はさくらに任せることにした。
さくら「うん、任せて!」
近くから冷気を感じる。
横目で様子を窺うと、さくらが片手をバイク乗りに突き出していた。そして、手から小さな氷塊が飛んでいく。
『シャリリリ』
氷塊はバイク乗り前方の地面に衝突していった。
そして、地面に小さな氷の段差が出来上がる。
バイク乗りはハンドルを切るけど、間に合わない。
彼はそのまま段差にぶつかり、バイクをふらつかせる。
『ドガガガッン』
バイク乗りB「うわぁぁ!」
そして、地面にバイクと一緒に寝転ぶ。
さくら「やった!」
他のバイクの走行音は聞こえてこない。
さくら「助かった」
背後から安どのため息が聞こえてきた。
さくら「一体あの人たちはなんだったの。グリーンヴェノムでおかしくなってたのかな?」
真相を彼らに聞くことはもう不可能だろう。
襲撃から数分程のアイロ丘陵を走行中。
一つの盛り上がった大地にポツンと寂しく祠が建てられていた。
さくらも気づいたのか、祠を指さす。
さくら「あ、あそこになにかあるよ!」
シルファがもしかしたらあそこに居るかもしれない。
■祠に向かってバイクで突き進む 【60】
■祠以外の場所に向かってバイクで直進する 【61】
【26】
ハンドルを切り、車体をバイク乗りのバイクにぶつけようとする。
しかし、バイク乗りのショートソードがこちらに向けて振っているのに気づくのに遅れた。
それと同時に、身体に激しい痛みが恥じる。
『ズザシュッ』
さくら「みゃあぁぁぁっ!!」
さくらが悲鳴を上げながらバイクから転げ落ちた。
体が痛い。
それに目の前が真っ暗だ。
運転を続行させるのは難しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■やり直して続ける 【14】
【27】
かばんを開き、中に入っている物資を漁る。
中に緑色の液体が詰まった透明のガラス容器を取り出す。
怪我をしたとき用の治療薬だ。
口に装着している酸素マスクを外し、ガラス容器の蓋を開けずに、そのまま口内に入れる。
そして、嚙み砕いた。
『バリンバリンジャリンジャリン』
さくら「え、な、なにしてるの!?」
口の中が痛い。
そのまま刺々しいものを飲み込む。
胃が痛い。
胃が熱い。
苦しい。
視界が回って見える。
さくら「【your name】ー!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■やり直して続ける 【60】
【28】
かばんを開き、中に入っている物資を漁る。
中に緑色の液体が詰まった透明のガラス容器を取り出す。
怪我をしたとき用の治療薬だ。
容器の蓋を開け、軽く自分の人差し指に垂らす。
その後、傷口に優しく塗っていく。
ずきずきする。
傷の治療を終え、前方に見える祠に近づいていく。
さくら「シルファ様、ここにいるのかなぁ?」
さくらが祠の周囲をジロジロを見て回っている。
すると、祠の上に突如、見知らぬ者が現れた。
手足はあり、二足歩行しそうで人間と間違えそうだけど、全身が淡い緑色をしていて、どこか神秘的なものを感じる。
神秘的な存在「ワスの平穏を乱す輩たちよ、何用だ」
神秘的な存在は、威圧的な言葉を投げかけてきた。
質問に答えて、敵意が無いことを示す。
さくら「わたしたちは、シルファ様を探しにアイロ丘陵にやってまいりました。……あの、もしかして、シルファ様でございますでしょうか?」
神秘的な存在は腕を胸のあたりで組みながら、ゆっくりと祠の上から地面の上に浮遊していく。
神秘的な存在「その名前で呼ぶものは、久しいな」
シルファはさくらを凝視する。
シルファ「何故にワスを探していた?」
■オアシスについて助けを求めるため 【31】
■本当に実在するか確かめたかったため 【32】
■グリーンヴェノムを無くして欲しいため 【33】
【29】
かばんを開き、中に入っている物資を漁る。
中に緑色の液体が詰まった透明のガラス容器を取り出す。
怪我をしたとき用の治療薬だ。
容器の蓋を開けたら、そのまま腕の傷口に振りかける。
瞬時に腕から激痛を感じた。
思ず苦痛の声を漏らしてしまう。
さくら「治療が雑だよ!」
傷の治療を終え、前方に見える祠に近づいていく。
さくら「シルファ様、ここにいるのかなぁ?」
さくらが祠の周囲をジロジロを見て回っている。
すると、祠の上に突如、見知らぬ者が現れた。
手足はあり、二足歩行しそうで人間と間違えそうだけど、全身が淡い緑色をしていて、どこか神秘的なものを感じる。
神秘的な存在「ワスの平穏を乱す輩たちよ、何用だ」
神秘的な存在は、威圧的な言葉を投げかけてきた。
質問に答えて、敵意が無いことを示す。
さくら「わたしたちは、シルファ様を探しにアイロ丘陵にやってまいりました。……あの、もしかして、シルファ様でございますでしょうか?」
神秘的な存在は腕を胸のあたりで組みながら、ゆっくりと祠の上から地面の上に浮遊していく。
神秘的な存在「その名前で呼ぶものは、久しいな」
シルファはさくらを凝視する。
シルファ「何故にワスを探していた?」
■オアシスについて助けを求めるため 【31】
■本当に実在するか確かめたかったため 【32】
■グリーンヴェノムを無くして欲しいため 【33】
【30】
かばんを開き、中に入っている物資を漁る。
中に緑色の液体が詰まった透明のガラス容器を取り出す。
怪我をしたとき用の治療薬だ。
さくらに容器を差し向けて、代わりに塗るように頼み込む。
さくら「え、自分でやりなよー。まぁ、べつに断る理由ないけど。もう、しょうがないなぁ」
さくらは微笑みながら尻尾を立てる。
そして、渡した治療薬を受け取ると、蓋を開けて彼女の指に薬を垂らしていく。
さくら「それじゃ、塗っていくよ?」
彼女の指が傷口に当たる。
さくら「どう、痛くない? だいじょうぶ?」
柔らかい。
でも痛みがある。
しかし、どこか幸福感も感じられた。
傷の治療を終え、前方に見える祠に近づいていく。
さくら「シルファ様、ここにいるのかなぁ?」
さくらが祠の周囲をジロジロを見て回っている。
すると、祠の上に突如、見知らぬ者が現れた。
手足はあり、二足歩行しそうで人間と間違えそうだけど、全身が淡い緑色をしていて、どこか神秘的なものを感じる。
神秘的な存在「ワスの平穏を乱す輩たちよ、何用だ」
神秘的な存在は、威圧的な言葉を投げかけてきた。
質問に答えて、敵意が無いことを示す。
さくら「わたしたちは、シルファ様を探しにアイロ丘陵にやってまいりました。……あの、もしかして、シルファ様でございますでしょうか?」
神秘的な存在は腕を胸のあたりで組みながら、ゆっくりと祠の上から地面の上に浮遊していく。
神秘的な存在「その名前で呼ぶものは、久しいな」
シルファはさくらを凝視する。
シルファ「何故にワスを探していた?」
■オアシスについて助けを求めるため 【31】
■本当に実在するか確かめたかったため 【32】
■グリーンヴェノムを無くして欲しいため 【33】
【31】
安全のはずのオアシスにて、住民がグリーンヴェノムの影響を受けている事態について、シルファに説明をした。
シルファ「オアシスとは何のことかは知らぬ。ただ、おそらく汝が言っているのは、大地の意思に抵抗している者たちについての事だろう」
さくら「オアシスは、わたしたちが暮らしている町の名前で、町の中心に森林があります。それを頼りに生活しているのですが、最近、効果が弱まってるような気がします」
シルファはさくらの説明を受けると、大きく笑う。
シルファ「効果が弱まる? ファッファッ! 汝らはそう捉えているのか、面白い」
さくら「なので、安全に暮らせるようにシルファ様のお力で対処していただけないでしょうか?」
シルファは頭と思われる部位を地面に向けながら宙を浮き続ける。
シルファ「汝らの生活については、ワスの力で対処することはできよう」
さくら「本当ですか!?」
さくらは尻尾を上げながら嬉しそうな顔をした。
シルファ「ただし、条件がある。今オアシスに起きていることは、世界の意向だ。それに干渉しろというのであれば、ワスに行動を起こさせる動機を与えよ」
さくら「動機、ですか?」
シルファは宙で寝そべった。
シルファ「汝らの願いを聞くに値するかどうか、ワスに証明して見せよ」
さくら「シルファ様を見つけれたことでは、物足りないでしょうか?」
シルファ「ならぬ。力を示すがよい」
さくらは不安そうな表情でこちらを見つめてくる。
■シルファと戦う 【62】
■シルファと穏便に済まそうと粘る 【63】
【32】
噂で聞いていた存在に会いたかったと、興味津々に伝える。
さくら「間違ってないけど、そんなことのために来たわけじゃないでしょ」
シルファ「……ふむ。では、願いがかなったな。用は済んだであろう。ワスは再び休むことにする。もう騒ぐでないぞ」
シルファはその場で宙がえりをし、徐々に姿を透過させていく。
シルファの姿は消えてしまい、傷んだ祠が残された。
さくら「あぁ、シルファ様の助けが……」
さくらは頭を抱えながらその場に崩れ落ちた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■やり直して続ける 【60】
【33】
グリーンヴェノムの影響が強いので、無くして欲しいと伝えた。
シルファ「ふむ。確かに、かの者たちの……グリーンヴェノムが無ければ汝らは安全に暮らせるだろう」
さくら「そうなんです。そこで、シルファ様にわたしたちが苦しむ根源を無くして欲しいとお願いに参りました」
シルファ「ワスにグリーンヴェノムをどうこうできると思い、ここまでやってきたのか?」
さくら「はい」
シルファはしばらく沈黙を貫く。
シルファ「ワスが行動すればグリーンヴェノムについえは対処できよう。ただし、条件がある。グリーンヴェノムについては、世界の意向だ。それに干渉しろというのであれば、ワスに行動を起こさせる動機を与えよ」
さくら「動機、ですか?」
シルファは宙で寝そべった。
シルファ「汝らの願いを聞くに値するかどうか、ワスに証明して見せよ」
さくら「シルファ様を見つけれたことでは、物足りないでしょうか?」
シルファ「ならぬ。力を示すがよい」
さくらは不安そうな表情でこちらを見つめてくる。
■シルファと戦う 【62】
■シルファと穏便に済まそうと粘る 【63】
【34】
咄嗟に拳弓をシルファに向け、避けられる前に撃つ。
『ポテュッ』
一瞬、矢がシルファに刺さる前に消えた気がする。
『ズップ』
確かにシルファに向けて発射したはずだ。
なのに、身体に激痛が走っている。
さくら「【your name】ー!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■やり直して続ける 【62】
【35】
拳弓を腰横に引っかけ、背負っている太刀を鞘から抜き出す。
『シュキィッ』
銀色に輝く刃が姿を見せた。
刀身がシルファに向くように太刀を両手で構える。
そして、振り上げながらシルファに近づいていき、振り下ろす。
しかし、強風に押されてしまい、尻もちをついてしまう。
シルファは地面に両足を着け、両手を額の近くで交差させている。
シルファ「3」
肌が風を感じた。
■拳弓をシルファに撃ちこむ 【38】
■太刀で思い切りなぎ払う 【39】
■さくらに魔法を使わせる 【40】
■さくらにスチールクロ―を使わせる 【41】
【36】
さくらに魔法で攻撃するよう指示する。
さくら「う、うん!」
さくらは片手をもう片方の腕に添えて、残りの腕を前方に突き出す。
手を大きく開き、手の前方の宙に氷塊が生まれ出る。
氷塊はシルファに向かって射出され、高速で飛んで行った。
氷塊はシルファの身体の周囲を旋回し続け、やがて地面に転がり落ちていく。
さくら「なんでぇ!?」
シルファ「3」
肌が風を感じた。
■拳弓をシルファに撃ちこむ 【38】
■太刀で思い切りなぎ払う 【39】
■さくらに魔法を使わせる 【40】
■さくらにスチールクロ―を使わせる 【41】
【37】
さくらに爪攻撃を仕掛けるよう指示する。
さくら「うん、わかった!」
さくらは手に装着させた金属の爪を伸ばしながら、シルファに向かっていく。
そして、腕を振り上げ、シルファを引っかこうとする。
しかし、彼女は何かに押し出され、尻もちをつく。
さくら「みゃっ」
シルファ「3」
肌が風を感じた。
■拳弓をシルファに撃ちこむ 【38】
■太刀で思い切りなぎ払う 【39】
■さくらに魔法を使わせる 【40】
■さくらにスチールクロ―を使わせる 【41】
【38】
拳弓で矢を射出し、シルファを射抜く。
『ポテュッ』
発射された矢は、シルファの身体の前までは真っすぐ飛んで行った。
しかしその後、シルファの体を渦巻くようにして宙を泳ぐ。
そして、天に上りきると、地面に落下していく。
シルファ「2」
肌が風を感じている。
■拳弓をシルファに向けて撃つ 【42】
■太刀でシルファを突き刺す 【43】
■さくらに魔法を使わせる 【44】
■さくらにスチールクロ―で引っかかせる 【45】
【39】
太刀を両手で強く握り、刃先を足の斜め前に向ける。
狙いをシルファに定めたら、勢いよく駆けていき、太刀を横におもいきり振るう。
『ズシュィイン』
しかし、見えない柔らかい壁のようなものに阻まれてしまい、刃が押し返される。
太刀と一緒に身体も押し戻され、体勢を維持できなくなり、その場に尻もちをつく。
さらに二回ほど地面の上を後転していった。
シルファ「2」
肌が風を感じている。
■拳弓をシルファに向けて撃つ 【42】
■太刀でシルファを突き刺す 【43】
■さくらに魔法を使わせる 【44】
■さくらにスチールクロ―で引っかかせる 【45】
【40】
さくらに魔法を使うよう指示を出す。
さくら「うん!」
彼女は両手の平をシルファの頭上に向けて伸ばした。
シルファの頭上に、さくらと同程度の大きさの氷柱が3本、徐々に出来上がっていく。
氷柱の先端は鋭利になっていて、シルファを簡単に貫けそうだ。
さくらは伸ばした腕を勢いよく下ろす。
『チュリチュリリ』
氷柱は勢いよくシルファに落下していった。
しかし、シルファに当てたくないという意思が宿っているかのように、氷柱は軌道をずらしながら地面に落下していく。
シルファ「2」
肌が風を感じている。
■拳弓をシルファに向けて撃つ 【42】
■太刀でシルファを突き刺す 【43】
■さくらに魔法を使わせる 【44】
■さくらにスチールクロ―で引っかかせる 【45】
【41】
さくらは片手に装着しているスチールクローを顔の横で構えながらシルファに突撃していく。
そしてシルファの眼前にたどり着くと、そのまま正面に突き出していった。
『ツツィ』
しかし、さくらの鋭利な金属爪は見えない何かに阻まれて、シルファの体を傷つけることはなかった。
それからさくらは腕を弾かれ、彼女は数歩後ろに押し出されていく。
体勢を崩したさくらは地面に尻餅をつき、数回ほど後方に転がっていった。
シルファ「2」
肌が風を感じている。
■拳弓をシルファに向けて撃つ 【42】
■太刀でシルファを突き刺す 【43】
■さくらに魔法を使わせる 【44】
■さくらにスチールクロ―で引っかかせる 【45】
【42】
拳弓をしっかりと両手で構え、正確にシルファの体向ける。
照準があっているのを確認したら、人差し指を引き、矢弾を射出した。
『ポテュッ』
拳弓から矢が発射され、シルファに飛んでいく。
しかし、シルファの目の前で、反射するかのように矢の軌道が急激に逸れていった。
そして、地面に突き刺さっていく。
シルファ「1」
風の音色が聞こえない。
嫌な予感がする。
■その場に立ち尽くす 【46】
■横に逃げる 【47】
■頭を守り、地面に伏せる 【48】
■シルファに負けを認める 【49】
■さくらと一緒にがむしゃらにシルファに突進する 【50】
■後方に退避しバイクを盾にする 【51】
【43】
太刀を脇の近くで、シルファと刀身が垂直になるように構え、刃先をシルファに向ける。
勢いを保ちながらシルファに接近していき、シルファの眼前まで移動し終えたら、思い切り太刀を前方に突き出していく。
しかし、刃は見えない何かにぶつかり、シルファの体を貫くことはなかった。
握っている太刀がいうことを聞かなくなり、シルファの反対方向に飛んでいこうとする。
太刀に引っ張られてしまい、体勢を崩してしまう。
そして、数回ほど地面の上を横転していく。
シルファ「1」
風の音色が聞こえない。
嫌な予感がする。
■その場に立ち尽くす 【46】
■横に逃げる 【47】
■頭を守り、地面に伏せる 【48】
■シルファに負けを認める 【49】
■がむしゃらにシルファに突進する 【50】
■後方に退避しバイクを盾にする 【51】
【44】
さくらに魔法でシルファを攻撃するように指示を出した。
さくら「うん。お願い、効いて」
さくらは両手を前方に突き出しながら、手の指を広げる。
そして、彼女の前方に薄青色の花びらが無数に出現した。
その氷の花びら群はシルファに向かって渦を巻くように勢いよく飛んでいく。
しかし、花びらはシルファの近くまで向かっていくと、シルファの周囲を渦巻くように舞う。
その光景は綺麗だけど、さくらの攻撃が失敗していることを告げていた。
シルファ「1」
風の音色が聞こえない。
嫌な予感がする。
■思考停止し、その場に立ち尽くす 【46】
■避難するため横に逃げる 【47】
■頭を守り、地面に伏せる 【48】
■シルファに負けを認める 【49】
■がむしゃらにシルファに突進する 【50】
■後方に退避しバイクを盾にする 【51】
【45】
さくらにスチールクローで攻撃するように指示を出した。
さくら「うん。お願い、当たって」
さくらはシルファに向かって駆け出す。
そして、地面を蹴り、横に円を描くように回転しながら宙を進んでいく。
勢いを保ちながらシルファの眼前に移動し、さくらはスチールクローを横に振るっていく。
しかし、シルファに向けられた金属の爪は、さくらの手から抜けていった。
そして、スチールクローはシルファを中心にして渦を巻くように空中を泳いでいる。
さくらは、宙で何かに押し出されたかのように地面に落下した。
さくら「みゃっ! ……あれ、わたしのスチールクローは!?」
彼女の爪はシルファの周囲を泳ぎ飽きたのか、こちらに向かって飛んでくる。
『ズブテュッ』
体に激痛が走った。
さくら「そんなっ、そんなっ! 【your name】ー!!」
立っていられない。
視界が暗くなっていく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■やり直して続ける 【62】
【46】
何度攻撃してもシルファには通用しなかった。
それならば、攻撃しなければいい。
さくらに、新しい作戦を伝える。
さくら「……えっ!? うん、わかったよ」
さくらは一瞬、戸惑いの表情を見せた。
しかし、すぐに状況を理解し、戦闘の姿勢を解除する。
彼女はその場に立ち尽くし始めた。
シルファは片腕を上空に向けて突き上げていく。
シルファ「エアメテオストーム」
シルファの上空から、もやがかかった物が出現する。
それも無数だ。
それらはこちらに向かって凄まじい速度で落下してきた。
その光景はまるで隕石のようだ。
『ズヴァシャシャ』
『ズヴァシャッシャ』
『ズヴァシャッシャ!』
『ズヴァシャッ』
『ズヴァシャッシュッ』
隕石は地面に衝突していくと、今まで聞いたことのない音が周囲に鳴り響いていく。
さくら「みゃーーっ!!」
さくらは全身を何かに切り刻まれている様子を見せながら絶叫した。
そして、その光景を見た瞬間、全身から激痛が走ってくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■やり直して続ける 【62】
【47】
このままでは何か良くないことが起こる気がした。
それを回避する手段として、横に移動するのがいいだろう。
そのことを、さくらに伝えた。
さくら「……えっ!? うん、わかったよ」
さくらは一瞬、戸惑いの表情を見せた。
しかし、すぐに状況を理解し、戦闘の姿勢を解除する。
そして、さくらと一緒にシルファを横切るように大地を駆けていく。
まるで何かから逃れるかのように。
シルファは片腕を上空に向けて突き上げていく。
シルファ「エアメテオストーム」
シルファの上空から、もやがかかった物が出現する。
それも無数だ。
それらはこちらに向かって凄まじい速度で落下してきた。
その光景はまるで隕石のようだ。
『ズヴァシャシャ』
『ズヴァシャッシャ』
『ズヴァシャッシャ!』
『ズヴァシャッ』
『ズヴァシャッシュッ』
隕石は地面に衝突していくと、今まで聞いたことのない音が周囲に鳴り響いていく。
さくら「みゃーーっ!!」
さくらは全身を何かに切り刻まれている様子を見せながら絶叫した。
そして、その光景を見た瞬間、全身から激痛が走ってくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■やり直して続ける 【62】
【48】
何か危険を察知した。
このままでは危ないので、さくらに対処法を伝える。
さくら「……えっ!? うん、わかったよ」
さくらは一瞬、戸惑いの表情を見せた。
しかし、すぐに状況を理解し、戦闘の姿勢を解除する。
そして、さくらと一緒に地面に体をゆだね始めた。
守るように両手を頭に添えて、身体全体を丸める。
シルファが何をするのか、少し顔を上げて様子をうかがった。
シルファは片腕を上空に向けて突き上げていく。
シルファ「エアメテオストーム」
シルファの上空から、もやがかかった物が出現する。
それも無数だ。
それらはこちらに向かって凄まじい速度で落下してきた。
その光景はまるで隕石のようだ。
『ズヴァシャシャ』
『ズヴァシャッシャ』
『ズヴァシャッシャ!』
『ズヴァシャッ』
『ズヴァシャッシュッ』
隕石は地面に衝突していくと、今まで聞いたことのない音が周囲に鳴り響いていく。
さくら「みゃーーっ!!」
さくらは全身を何かに切り刻まれている様子を見せながら絶叫した。
そして、その光景を見た瞬間、全身から激痛が走ってくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■やり直して続ける 【62】
【49】
このままシルファと戦っていても勝てない。
負けを認めて、シルファに見逃してもらおう。
無防備な姿を相手に見せ、戦う意思がないことを伝える。
さくら「えっ!? せっかくここまでがんばってきたのに、どうして……」
さくらは驚いた顔でこちらを見つめてきた。
シフファ「……引き際を見極めるその観察眼、見事。しかし、もう止めることは不可能」
シルファは片腕を上空に向けて突き上げていく。
シルファ「エアメテオストーム」
シルファの上空から、もやがかかった物が出現する。
それも無数だ。
それらはこちらに向かって凄まじい速度で落下してきた。
その光景はまるで隕石のようだ。
『ズヴァシャシャ』
『ズヴァシャッシャ』
『ズヴァシャッシャ!』
『ズヴァシャッ』
『ズヴァシャッシュッ』
隕石は地面に衝突していくと、今まで聞いたことのない音が周囲に鳴り響いていく。
さくら「みゃーーっ!!」
さくらは全身を何かに切り刻まれている様子を見せながら絶叫した。
そして、その光景を見た瞬間、全身から激痛が走ってくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■やり直して続ける 【62】
【50】
シルファに攻撃する機会は今しかないと判断した。
さくらに一緒にシルファに突撃するように指示を出す。
さくら「……えっ!? うん、わかったよ」
さくらは一瞬、戸惑いの表情を見せた。
しかし、すぐに状況を理解し、首を縦に振る。
太刀を握りしめながら、シルファに突進していく。
近くからさくらの駆ける足音も聞こえる。
シルファの目の前に到着したら、刀身を下から振り上げていく。
『ズゥグァクィン』
シルファ「ぐぅん」
シルファは苦しそうな表情を見せながら、宙を後退した。
すかさず、さくらは宙に跳び上がり、落下しながらスチールクロ―を振り下ろす。
『ズキャァァッ』
シルファ「んぶふっ」
シルファがよろめきながら呻く。
一方、華麗に着地を決めるさくら。
隙を見せているシルファに、太刀を斜め上から反対の斜め下に向けて振るう。
『ズゥブシャッ』
シルファ「ひんにぃ」
すぐに振り下ろした刀身の位置を上げ、もう一度反対方向から斜めに斬りつける。
『ズゥブシャン』
シルファ「ぎゃにぃ」
最後に、自身の体を一回転させ、勢いを加えた太刀をシルファに叩きつける。
視界が勢いよく回った。
『ズァックィーン』
シルファ「ぷりひゅ」
太刀から何かを切断している感触が伝わってくる。
そして、さくらが攻撃を再び仕掛けようとしているところが視界の端に入ってきた。
彼女の空いている手には、薄青色の鋭利で長い爪が伸びている。
さくらの魔法で作った爪だ。
さくら「やぁぁぁっ!」
さくらはスチールクロ―でシルファを斜めに引っかく。
『ズジャアァ』
シルファ「にゅぃん」
続けて、さくらはもう片方の手に装着させたアイスクローでシルファを引っかいていった。
『チュリリィ』
シルファ「つつうぃ」
アイスクローの斬撃がシルファの体に青白い5本の平行線としてくっきり刻まれている。
そして数秒後、青白い引っかき傷が小さく爆発していく。
『チュリンチュリンチュリン』
シルファ「ペペリー!」
シルファは身体を宙で何回も回転させた。
シルファ「もうよい。お見事。汝らの実力、把握できたぞ」
さくら「つまり、わたしたちの願いを聞いてもらえるのですか!?」
嬉々とした表情を浮かべながらさくらが尋ねる。
シルファ「ここまでワスを傷つけることが出来たのだ。汝らは立派な実力者だ。力を証明したのだ」
さくら「わたしたちを認めてくださり、ありがとうございます!」
さくらは深々と頭を下げていく。
シルファ「汝らの願いを叶えようにも、ワスは何をすればよい?」
■オアシスが快適に過ごせるように対処してもらう 【52】
■オアシスの森林を破壊してもらう 【53】
【51】
シルファから怪しい雰囲気を感じとった。
そのことをさくらに伝え、バイクの後ろに隠れて身を守るように指示を出す。
さくら「……えっ!? うん、わかったよ」
さくらは一瞬、戸惑いの表情を見せた。
しかし、すぐに状況を理解し、戦闘の姿勢を解除する。
そして、さくらと一緒にここまで運んできてくれたバイクに向かって全速力で走った。
バイクを防壁にするかのようにバイク横で姿勢を低くして、さくらと共に備える。
シルファは片腕を上空に向けて突き上げていく。
シルファ「エアメテオストーム」
シルファの上空から、もやがかかった物が出現する。
それも無数だ。
それらはこちらに向かって凄まじい速度で落下してきた。
その光景はまるで隕石のようだ。
『ズヴァシャシャ』
『ズヴァシャッシャ』
『ズヴァシャッシャ!』
『ズヴァシャッ』
『ズヴァシャッシュッ』
隕石は地面に衝突していくと、今まで聞いたことのない音が周囲に鳴り響いていく。
バイクは辺りに部品をまき散らしながらどこかに吹き飛んでしまう。
さくら「みゃーーっ!!」
さくらは全身を何かに切り刻まれている様子を見せながら絶叫した。
そして、その光景を見た瞬間、全身から激痛が走ってくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■やり直して続ける 【62】
【52】
シルファにもう一度オアシスの現状を説明し、熱意を込めて助けを懇願した。
さくら「シルファ様、わたしたちを、オアシスをどうか助けていただけませんか?」
さくらは両手を顔の近くで合わせている。
シルファ「承知した。彼らを手助けしてやろう。それに、奴らの怒りを黙らせ、汝らの住処のグリーンヴェノムを取っ払ってやろう。ワスの力で汝らの居住地に安寧をもたらすところを見ているがいい」
シルファは返答をしたあと、ゆっくりと体が上空に向かって浮遊していく。
そして、ある程度上昇していったら、遠方に向かって凄い速さで飛行していった。
さくら「シルファ様、どこかにいっちゃった……。ちゃんとわたしたちの願い叶えてくれるかな?」
さくらは尻尾をだらんと下げて、不安そうな表情をこちらに向けてくる。
一瞬、シルファが去っていった方角の空を眺めた。
少し曇っていて、日差しがさえぎられている。
思いっきり深呼吸し、モネアーを多く吸い込んだ。
その後、オアシスに戻って変化があったか確かめようとさくらに伝えた。
さくら「お願い。わたしたちのオアシスに平和が訪れていますように」
さくらは胸の近くで手を組み、どこかに祈りを捧げている。
バイクの近くまで移動し、シートに体を乗せた。
背後にさくらが乗り終えた気配を感じ取ったら、右手のアクセルを回していく。
『グリュリュリュリュリュリュブルルルンッ、ヴヴヴヴヴ――』
不安と期待を抱きながら、ここまでの道のりを逆走していった。
数分後、バイクでアイロ丘陵を走行中。
遠方から大きな音が聞こえてきた。
その音は鈍くて、多方面から幾度も聞こえてくる。
さくら「ねぇ、これなんの音?」
周囲を見渡しても、何が起こっているのか把握はできない。
しかし、大地が叫んでいるような気がした。
さらに数分後。
前方にオアシスの町が小さく見えるところまで移動してきた。
そのオアシスの光景は、いつもと違う様子を見せている。
オアシスの上空に、見知っている者が居た。
さくら「え、あれっ、あっ! あそこ! シルファ様!」
視界の端に、さくらが指さしている腕が伸びている。
シルファは両側面に向けて思い切り腕を伸ばしていく。
すると、強い突風がこちらに襲い掛かってきた。
さくら「んくぅ」
顔が少し痛い。
しかし、なんだか清々しい気持ちになり、清らかな雰囲気を感じる。
その後、シルファはオアシスの森林をしばらく見つめた後、町から立ち去っていく。
さくら「シルファ様、ちゃんと願いを守ってくれたんだよ!」
シルファがオアシスの問題に対処したのか確認することはできない。
しかし、このままオアシスに戻れば、いつもの日常が待っていることを予測できた。
それを確かめるためにも、バイクのアクセルを強くひねり、速度を上げていく。
『ヴルルルルルルルッ――』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【53】
シルファに願いの変更を伝える。
オアシスの森林を滅して欲しいと。
シルファ「承知した。ワスの力をやつらに見せつけてやろう」
さくら「ちょ、ちょっと! なに言ってるの、【your name】!? シルファ様、ちょっとお待ちください!」
彼女が両手を横に広げて、制止しようとしている。
シルファは腕を組みながらこちらを凝視している。
さくら「わたしたちの目的を忘れたの? 冗談言ってる場合じゃないよ。正気に戻って。ほら、モネアーをよく吸って……」
■シルファに本来の願いを再度伝える 【52】
■もう一度、オアシスの森林の破壊を願う 【54】
【54】
シルファにオアシスの森林を破壊して欲しいと伝えようとする。
しかし、近くにいたさくらに素早く口を塞がれた。
さくら「【your name】! なに言ってるの!」
彼女の制止を振り切ろうと、体をよじらせる。
そしてもう一度口を開こうとした。
さくら「なんでそんなこと言うの!」
さくらは刃の指を伸ばしたスチールクローをこちらに振り下ろしてきた。
さくら「一緒にオアシスを救うと思ってたのに!」
彼女は、悲しそうな目でこちらを見つめてきている。
シルファ「そう、それでいい。それが汝らの本性だ」
シルファは祠に腰を下ろし、こちらの様子を鑑賞していた。
■さくらに拳弓を放つ 【54】
■さくらに太刀を振るう 【55】
【55】
拳弓をさくらに向け、引き金に指をかけ、引っ張る。
『ポテュッ』
矢が彼女に向けて勢いよく飛び出していった。
しかし、彼女は俊敏に地面に両手をつきながら姿勢を低くし、避ける。
さくらの頭上を通り過ぎていった矢は、祠に突き刺さった。
シルファ「ふむ、汝の行い、今回は許そう」
さくらは跳びあがり、体を宙で前転させ、片足を思い切り伸ばしながらこちらに飛んでくる。
『ドゥグッ』
彼女に蹴とばされた。
地面を何度も転がり、彼女を見据える。
胸が痛い。
さくらとの距離が遠くなっていた。
■さくらの顔面を殴る 【56】
■さくらに飛び掛かり、太刀を振り下ろす 【57】
【56】
背中の鞘から太刀を引き抜き、構える暇もなくさくらの胴体を目掛けて突き刺していく。
『シュルイン』
しかし、さくらのスチールクローの爪刃で刀身を受け止められてしまう。
彼女は、片足を振り上げた。
腹部に激痛が走り、立ち続けることが難しい。
■さくらの顔面を殴る 【56】
■さくらに飛び掛かり、太刀を振り下ろす 【57】
【56】
その場で立ち上がると、さくらがスチールクローをこちらに振り下ろしていた。
咄嗟に太刀を横に構えて、彼女の爪を受け止める。
『カクァーン』
刃と刃がカキカキと音を鳴らしあっていた。
さくらが片方の指から自身の爪を伸ばし、こちらを引っかいてくる。
『ズザシャ』
頬にとてつもない痛みが襲い掛かってきた。
しかし、それに負けじと、太刀でさくらの体を押し出す。
彼女が少しうろたえた所で、さくらの顔面に握りこぶしをお見舞いした。
『グンヌッ』
さくら「みゃぁっ!」
さくらは悲鳴を上げながら、地面に転倒した。
地面に寝ている彼女に近づいていき、太刀を強く握りしめる。
■さくらをそのまま放置する 【58】
■刃をさくらの体に突き刺す 【59】
【57】
痛みを堪えながら、その場にすぐさま立ち上がった。
こちらに走ってくるさくらに向けて、太刀を振り上げながら飛び掛かる。
しかし、彼女の攻撃の方が一足早かった。
さくらのスチールクローが、自分の腹部を貫いているのに気づくのに時間はかからなった。
激痛が体に走る。
だけどその痛みは一瞬で、すぐに目の前が暗くなる。
さくら「【your name】、こんなことする人じゃなかったのに、どうして……」
最後に、さくらの戸惑いの声が聞こえてきた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■やり直して続ける 【54】
【58】
今まで仲良くしてきたさくらをここで仕留めることはできない。
武器を収め、彼女の横を通ってシルファに近づいていく。
シルファ「……戦いを放棄し、負けを認めるのか?」
シルファは首をかしげて訪ねてきた。
その時、背中に激痛が走る。
痛い。
振り向いて何が起きたのかを確認する暇もなく、その場に崩れていく。
さくら「【your name】、こんなことする人じゃなかったのに、どうして……」
最後に、さくらの戸惑いの声が聞こえてきた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■やり直して続ける 【54】
【59】
地面にうずくまっているさくらに近づいていく。
そして、さくらの言葉を無視して、握っている太刀で彼女を貫く。
さくら「うぐぁっ!」
シルファ「見事な戦いであった」
シルファは拍手をして重い空気の音を鳴らす。
シルファに再び自分の願いを伝える。
シルファ「力を示し、余興まで見せてくれた汝の願い、聞かないわけにはいかぬ」
シルファは大きく宙に飛び上がり、滞空しながらこちらに話しかけた。
シルファ「これからしばらくワスは力を行使し続ける。汝の命が大切ならば、かの者たちには近づかないように」
シルファが言葉を残し終えると、再び大空に舞い上がっていく。
乗ってきたバイクに近づいていき、エンジンをかける。
『グリュリュブルルンッ、ヴルルルルルッ――』
オアシスに戻るため、静かなアイロ丘陵を爆走した。
数分後。
オアシスを遠くから眺めていると、町の上空に見慣れた存在が現れた。
シルファは片腕を上げ、眼下の森林に腕を振り下ろす。
すると、シルファの付近からもやがかかった塊がオアシスに向かって急降下していく。
そして、オアシスの森林が鈍い音を発しながら倒壊していった。
緑色の木の葉が宙を舞い、オアシスを守るかのように包み込んでいる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【60】
希望を抱きながら、バイクで丘を駆け上がっていく。
祠の前にバイクを止め、大地に足を着ける。
さくら「ここにシルファ様がいるといいんだけど……」
祠は木材で出来ていて、さくらの身長より少し小さい高さだ。
そして、何があったのかは分からないけど、傷んでいる。
傷んでいるのは、自分の体かもしれない。
腕から痛みを感じる。
腕を確認してみると、衣服が切れていて肌から出血していた。
さくら「あ、腕ケガしてる……」
■治療薬を飲み干す 【27】
■治療薬を指に垂らし、傷口に塗る 【28】
■治療薬を直接傷口に垂らす 【29】
■さくらに治療薬を塗ってもらう 【30】
【61】
丘の上の祠が本当にシルファの所在地とは限らない。
『ヴルルルルルルルッ!!』
丘の上ではなく、遠い景色の中にシルファが待っている。
そう信じて、バイクでアイロ丘陵を突き進む。
さくら「いったいどこに向かってるの!?」
広い大地をバイクで駆け抜ける。
こんな素敵な時間を過ごせて幸せだ。
さくら「シルファ様を見つけるんでしょ!?」
肩を強く叩かれているけど、気にせずに直進する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■やり直して続ける 【60】
【62】
シルファに言われた通り、戦ってオアシスを助けてもらうことにした。
シルファ「その心意気だ」
さくら「【your name】、オアシスのために頑張ろう!」
さくらは気合を入れるためか、自分の両頬を叩く。
肌がかすかに風を感じ取っている。
■拳弓を構え、シルファを射抜く 【34】
■拳弓をしまい、太刀を鞘から抜き、シルファに斬りかかる 【35】
■さくらに魔法を使うよう指示する 【36】
■さくらにスチールクロ―で引っかくよう指示する 【37】
【63】
シルファと戦いに来たわけではない。
助けを求めに来たのだ。
シルファにオアシスを助けて欲しいと強く願う。
さくらも同じ気持ちなのか、横で頭を下げていた。
さくら「シルファ様、どうかわたしたちにお力をお貸しください!」
シルファ「……力を示せない者を助ける気はない。かの者たちの怒りにそのまま飲まれるがよい」
突如、大きな風が巻き起こり、守るように目に手をかざす。
腕を目からのけると、眼前に先ほどまでいたシルファが居なくなっていた。
さくら「そんなっ、シルファ様! 待ってください!」
さくらは頭を抱えながら、その場に崩れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■やり直して続ける 【62】
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