#2 忖度
こんにちは。
少し前から浸透してきたこの言葉ですが、最近やりすぎな忖度を感じる場面がありました。
テレビでどっきり番組を見ていた時のことです。くす玉が割れるとたくさんの「ゴキブリ(ゴムのおもちゃ)」が落ちてくる、というどっきりです。そのどっきりの仕掛けを説明する際のナレーションで「ゴキブリ」を「虫のG」と説明していたのです。加えて、くす玉から落ちてくるゴキブリの様子もその場所にCGで「G」の文字を重ねて表現していました。文字がくす玉からどっさり落ちてくるような表現です。
見ながら違和感を感じてしまいました。誰のための配慮なのでしょうか。
自分のゴキブリ嫌いの度合いを話すとき「触れない」というのは理解できます。「見るのも嫌」も、まぁそうかなと気持ちはわかります。ですが「文字を見るのも嫌」あたりからの「ゴキブリをGと書こう(もしくは呼ぼう)」っていう感じは背中がもにょもにょしてきます。ちょっと盛りすぎではないかなと思えてなりません。他人に話すとき少し大げさに言うことで盛り上がるというのはわかりますが、そう思ってなくてもそれが普通みたいになっていないかな、と思えます。「ゴキブリ」と書かれてるのも嫌、ってそんなに嫌かなぁと単純に思えるのです。
そこへ来て先のテレビ番組です。リアルおもちゃだとしても見るだけで気持ち悪くなったりするのでしょうか。くす玉から大量のおもちゃゴキブリはほぼ黒い塊になっていて、細かい部分はわからないように思えました。むしろ黒い塊になるほど大量のゴキブリがいる状況が突飛すぎて、偽物感が増していたと思います。放送が夕ご飯時という側面からの配慮と思いたいですが、ゴムのおもちゃですしね…。
何となく配慮行き過ぎな感じが、私の面白さを半減させたのは確かです。
テレビ番組が清らかなものばかりとならないといいなと思います。テレビっ子なので。