変わった経歴——コンビニ店長——
こんにちは。
最近ありがたいことに色々な方とお会いする機会があり、コンビニ店長の経験が異彩を放っていることに気づいたので、そのことについて少し書こうと思います。
昔、コンビニの店長を担当していたことがあります。
IT企業に入社し、色々な経緯でコンビニの業務をしておりました。
コンビニではデータ分析等の取り組みをするつもりでしたが、コロナ禍の影響により当初の計画が頓挫し、世間でイメージするコンビニ業務を担当しておりました。
このような小売に関われる経験は今後ないと思うので、いい経験だったと思っております。
コンビニの店長業務を担当することとなり、気づいた点がいくつかあります。
・フードロス対策は引き続き課題
・人手不足問題が慢性的
・配送網がすごい
——一つ目のフードロス問題はまだまだ対策には道半ばと感じました。
近年フードロス問題が注目され、各社取り組みをしているので、ひと昔前より改善されていると思いますが、まだまだだと思います。
当時、売上を作るためにはしょうがないことですが、「陳列を綺麗にするための発注」なども行なっていました。
品揃えが悪い店舗は客離れを促すため、最低限のラインナップは仕入れる、という考え方です。
商品ラインナップも充実させ売上を伸ばすことも重要ですが、ロスも少なく(私は0にしたい)しないといけないので、難しかったです。
売れ残りはそのまま廃棄となるため、従業員たちでなるべく消費するようにしていました。
——二つ目は人手不足問題です。
どこの業界もこの問題はあるかと思いますが、身をもってコンビニは人手が足りていなと感じました。
約1年ほど、コンビニの店長をしておりましたが、常に採用募集していたかと思います。入れ替わりが頻繁に起こる業界でした。また、欠勤があれば代わりの方を手配することもあるので、人手は多い方がいいのです……。
時給や職場なども条件として見られるので、人材の取り合いだったかと思います。
——三つ目は配送網がとても優れていたと感じました。
コンビニは朝と昼が書き入れ時です。朝に間に合わせるためには、夜中や早朝にドライバーの方が来て納品していただいておりました。
私がいた店舗は24時間営業でないので、早朝の営業はありませんでしたが、24時間営業は、夜勤や早朝に仕事をする方向けに商品の仕入れを備えたりするために、納品を夜中や早朝に仕入れたりするそうです。
私がいた店舗ですら、朝に備えて夜中や早朝に仕入れをしていたので、ドライバーの方は大変だったかと思います。
物流界における、物流事情のごく一部ですが……。
小売は、人手不足や物流、フードロス問題などとっっっても多くの問題を抱えていると感じました。
事業側も引き続き努力する必要はあると感じますが、消費者にとって便利すぎるので、持続的に世の中が続いていくためには、多少の不便さを受け入れることも必要なのかと思いました。
経済の後退がないようにすることも大事なので難しい……。