前向きな不登校!の背景にあるもの
週末は馬漬けの日々を送っている娘。付き添って、もう何百時間も過ごしているはずなのに、未だにクラブの馬たちが見分けられないアエラ母です。
皆同じに見えるのは、年のせいでしょうか。
不登校の定義って?
ところで、子どもが不登校になって改めて知る不登校の定義。
文部科学省の公表している「不登校の現状に関する認識」としては、以下のように明記されています。
長女はどうだったんだろう…とふと気になり、さっき成績表を確認。どの学年も大体60日から30日欠席だったのですが、3年生の欠席日数は7日!!
なんと、今頃知る新事実!
3年生は不登校じゃない!!(給食を食べに、登校してました。)
ちなみに、4、5年生は学校へはほぼ行っていないのですが、出席数が多いのは、学校外で実施している適応指導教室や、オンラインスクールなど、出席日数に代えられる場所に通っているからです。
※我が家の場合は、いずれも無償で通えるところを利用しています。
不登校を選ぶ、子どもの気持ち
「私は前向きな不登校!自分で学び方を選んだんだ!」と話す彼女の姿を見ている方からは、「好きなことがあると違うね。」と言っていただきます。
好きなことがあるということは、彼女の誇りでもあり、彼女を支えている源泉でもあります。
一方で、ここまでくる過程をそばで見ていた私としては、彼女なりに戦ってきたし、努力をしてきたと感じています。
多様な学び方を受け入れてもらえる時代に感謝しつつ、子どもたちが穏やかな気持ちで、自分の学び方や学ぶ環境を選べるように、これからも議論を深めたいところだなと感じています。
「学校へ行こう!」と私は言えなかった
行き渋り当初、腹痛が起きたり眠れなかったり、色々な体の不調が彼女を襲っていました。とにかくイライラしたり、ちょっとのことで悲しくなってしまったり、感情のコントロールができなくて、家中を歩き回っていたこともあります。小さな体で戦っている様子は、大人からみてもとても辛かった。
20代の頃、私自身もストレスが原因で倒れたことがあります。
心にたまったものが、体に出てしまうことの驚きや、辛さ。これから先どうしたらいいんだろうという不安。頑張り方もわからなくなってしまいました。
環境を変えるか、自分が変わるしか解決策がない。でも、自分が変わる努力をしてもうまくいかない、という体験でした。
人生ある程度経験した40代の今だったら、環境を変えなくてもうまくやれたこともあるだろうな…と当時を振り返りますが、20代の私には難しかった。
ましては、7歳の子ども。同じ環境にただ戻るだけでは、もっと辛くなってしまう…。
そんなことを想像して、私は「学校へ行こう!!」とは言い切れませんでした。
夫や心理士の先生とも相談して、「今、学校へ戻ることをゴールにしない」という決断をしました。
「学校に行かなくても、アエラの望む生き方ができるように一緒に探そう。」
道なき道を、親子で考えるということ
道なき道を進むことを、まだ判断のできない娘に対して選んでしまったことについて悩むこともありました。
学校に行っていたら、苦労せずに身に着けることができたスキルや経験もあったかなと感じる場面は多々。
明確な目標がある娘にとって、学校に行っていた方が近道なのかなと思うこともあるし、させなくていい努力や苦労をさせているのかな、と感じることも。
(うちのママは、優しいときもあるけれど、厳しいよ!!とよく娘が言ってます)
今日、乗馬学校の帰りに聞いてみました。
「学校に行こうって言わなかったこと、どう思ってる?」
娘は、「私は良かったよ。今、学校行ってるし。」(クラスの授業には出ていないのですが、校内の適応指導教室に通って、学習を進めています。)
と最高の笑顔で答えてくれました。
子どもの言葉に時々、とても驚かされます。
可能性に満ち溢れているなぁと羨ましく思えるほどに。
まだまだこれからたくさんのことを乗り越えていくと思うのですが、娘を支える力をつけたいですし、娘なりの生き方を精一杯応援したいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?