アオハルってなんぞや?
もう10月も終わり秋期のドラマ放映が始まっている。どんなドラマがあるのだろうとTVerで見ていると?なタイトルが目にとまった。
「マイ・セカンド・アオハル」である。
タイトルの「アオハル」に思考停止。アオハルとはなんぞや?アオ→青、ハル→春。と脳内変換して「あぁ青春のことか」と納得。
アオハルって言い方は初めて聞いた。ドラマのタイトルに使われるくらいであるから一般的な表現なのだろう。私は時代に取り残されているのだろうか…少々不安になる。
言葉は、その時代とともに変わっていくのは自然な流れだけど、「アオハル」という語感に私の耳が馴染んでいない。
でも「マイ・セカンド・セイシュン」とか「第二の青春」だと何か違うという感覚は私にもある。やはりドラマのタイトルには「マイ・セカンド・アオハル」が良いのだろう。
そもそも青春っていう言葉は…「そもそも…」なんて言い出すと若人からウザがられるだろうが…日本人の生活に浸透している陰陽五行説からきている。
当然他の季節も色が割り当てられており朱夏、白秋、玄冬となっている。玄冬の玄は黒。詩人の北原白秋の名前の由来はここから。人生を季節になぞらえる感覚って素敵だと思う。
五行説なのに春夏秋冬の4つしかないと疑問をお持ちの方もいらっしゃるだろう。そこはちゃんと考えられており季節の変わり目の土用がある。色は黄色。季節の変わり目なので細分すると春土用、夏土用、秋土用、冬土用と4つあり有名なのは夏土用の丑の日。
「アオハル」という言い方に倣えば「アカナツ」「シロアキ」「クロフユ」と言えるだろうが、これらの言い方の中では「アオハル」がしっくりくる。
朱夏(中年)白秋(熟年)玄冬(老年)は、どう過ごしたかというのは人それぞれで大きく違うだろうし懐かしむ感覚にはなれない。どうしても切実な現実を思ってしまう。
それに対して「青春」時代というのは誰もが通り過ぎた時代であり共通の感覚というものがある。青春時代真っ只中の世代もそれ以上の世代もほろ苦く甘酸っぱい感覚を味わっている。だから「青春」という言葉が他の言葉よりも一般的になったのだろう。
というわけで、どのような第二の青春が描かれるのか気になったので「マイ・セカンド・アオハル」を観てみようと思った次第。
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