どうして求人のある都会へ出ていかないのか~障害者の壁~
前書き
人によっては、そんなことで足踏みしているのかと思うかもしれませんが、同じことでも一般的な人より、何段階も不安やストレスが重い場合があることを含めて、少しでも知識として触れてもらえたらと思い記載します。(筆者の関係で身体系の方の例は少ないと思います。)
一般的に、障害者求人や自立支援系の施設は、都心の方が数の種類も多岐にわたり、田舎よりもできる仕事を見つけやすいだろうになぜ、田舎にとどまってくさっているのか。個人的に考えたものです。
障害者目線で筆者が、原因だと思う内容
そもそも障害者の関係で一般的な人よりも、働ける範囲が少ない人も多い
環境が変わることがストレスになるから。
未知のことへの不安が、非障害者よりもADHDや自閉症スペクトラム障害系のひとは、不安というより恐怖と言っていいと思う。
故郷が、好きだから。
補助してくれている人達がいない場所へ行くことへの抵抗感もあるかもしれない。(知り合いとか、)
補助してくれている肉親への迷惑にならないように、今の家から通いたい。(補助してくれる人も、移動しなくてはいけなくなる等の理由)
障害の性質の関係で、人の多い町や都市は音や光の刺激が強くて、生活が不安、もしくは無理だと想定されるため。
田舎過ぎて、自分にあう社会復帰的な施設などの利用が、難しかった、または利用したものの体を壊すなどで断念してしまった、などの理由で自信がない。
引っ越した後に、継続していけるのか自信がない
引き返せない状況になるのに、お金の問題が何とかなる、自信がない。
などです。
他にもあると思いますが、あとは、金銭的なものとか、非障がい者のひとでもあてはまる理由が増えると思います。
非障害者でも、当てはまりそうな内容
例えば
単純にお金がない
出稼ぎ費用のようなものが、親などからもらえそうにない(最初の引っ越しや、住宅費などの元手がない)
アルバイトができる環境ではなかったので、貯えがない。
校則が厳しい
アルバイトがだめ、
時間がかかる通学方法しかできない(バスで1時間近く、以上かかるが、原付なら半分以下になる。けど、禁止など。)
家が田舎すぎてアルバイト先がない
家から通えそうな範囲にバイト先がなかった、
バスや電車などの公共機関が数時間に1本だとか、通勤が無理そうだった。
始発や最終便が、バイトの時間に「間に合わない」or「終了後」(バス)(田舎方だと、最初や最後が、朝10時とか、午後の5時頃とかある)
バスなどの本数が少ないので、バイト可能な時間が少ない(始まる前と終わった後に待っている場所がない。)
家の人間に送迎を頼めそうな人がいなかった。
学校の課題が多すぎて時間がないことに加え、両立できるほど器用ではないため断念した。
(田舎だと特に)通勤、下校に時間が取られて、宿題もあって、休日しか休める日がない。(片道1時間半以上かかったりします。乗り換えがスムーズでないと、何もないところで待ち時間、数時間つぶすことになったりします)
↑のに、週1~2からのアルバイトが全然ない
アルバイトができたとしても少額であるか、何かしらの理由でほとんど残っていない
お年玉程度のお金しか稼げなかった
家庭によると思いますがバイトしていることで、家から何かしら出費を求められるとか。趣味に使い切った(一応書きます)
実家に、放置できない家族がいる
など
追記
HSPや発達障害の程度や内容によっては、学校に通うだけでもかなりの疲労なので、アルバイトとかをするのは難しい場合が多いです。(すごい田舎に住んでいて、授業や課題もまじめにやっているのに「お金ほしいならバイトしなさい」は、さすがに親が悪いと思います。)
一定基準以下であると思われる人だけでも、都心へ出るための補助金を出すか、田舎でも受けられる移行支援などの施設をもっと充実させるかしないと、この人材はくさるしかないです。
蛇足です
通学の途中にいい図書館があれば、そこで勉強することも可能ですが、筆者の当時の通学路の近辺の図書館はあまりよくなくて、光過敏的につらかったです。(他にも、やや薄暗いとか、西日が強いとか、冷暖房が節約しすぎて夏は暑いし、冬は寒かったです。集中できないし、飲食できるようなスペースも少ないし、休めない)
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労働関係の問題と改善案
日本人の幸せと経済関係で問題だと思ったことを認識してもらうために頑張って書きます。
生活費の足しにさせていただきます。